こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
最近 Google マップを開くと一番上に広告が表示されるのですが、みなさんこの広告が何かご存知ですか?正式名称は『ローカル検索広告』といって、Google 広告の1種です。主にお店を営む人向けの広告になります。
突然ですがこのデジタル広告ってやったことがありますか?やったことがある人はここで読むのを止めても結構です。やったことなければ、このまま読み進めてください。
このローカル検索広告なんですが、うちでは2020年の12月に一部の店舗ビジネスを営むお客さんに対して始めました。その結果…..
とんでもない集客効果がありました。
かなりのインパクトがあったので、このブログでは僕らがこのローカル検索広告を実際に行ってどんな結果を得られたか実例をご紹介します。
台湾で店舗ビジネスをされている方にはかなりためになるブログになると思います!
ローカル検索広告を行う前提
まずはこのローカル検索広告を行うために必要ないくつかの条件をお話したいと思います。
- ローカル検索広告を行う条件
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1. Google 広告のアカウントを開設
2. ウェブサイト
3. Youtube 動画
4. 店舗の画像
5. Google マイビジネスの設立と Google 広告との連携
まず、Google 広告のアカウントを開設する必要があります。次に、広告のクリック先を指定するため何らかのウェブサイトが要ります。ウェブサイトを持っていないという方は Facebook でもいいでしょう(理論上はOK です)
また Google マイビジネスとそのマイビジネスを Google 広告のアカウントと繋げることが必要になります。
最後に、Youtube にアップした動画が必要になります。つまり、Youtube 動画が必要ということです。なぜYoutube の動画が必要かというと、Youtube にも広告が掲載されるからです。
以下主な掲載先をご覧ください。
とにかく色んな場所に広告が掲載されます。これがローカル検索広告です。これを見た時に、「えっ、そんなに多くの場所に掲載される広告だったら相当高いんじゃないの?」って思った方!
大丈夫です。自分で好きな予算を決められます。やろうと思えば、1ヶ月1000元ですることも可能です。
ちなみに多くの方は大抵お金がなくて始められないのではなく、Youtube の動画をアップ出来ずに諦めます(苦笑)Youtube の動画って面倒ですからね…
ローカル検索広告をした結果
それでは、本題に入りましょう。この広告をすると何がすごいかというと、露出量です。とにかくウェブ上の色んな所に広告が露出されます。ちなみに Google 広告はクリック課金です。クリックされるまでは課金されないので、大量に広告が露出するからといってすごい費用がかかるわけではないです。
では、一体どれだけ露出するかというと、以下の数字をご覧ください。
かかった費用 | 広告の露出量 |
10,192台湾ドル | 7,376,628回 |
730万回の広告露出ってどう思いますか?とんでもない数字だと思いませんか?もうとにかく出まくっているということです。
「露出回数がすごいのはわかったから結果はどうなんだよ!?」って思った方。
このローカル検索広告をした結果、あるお客さんは店舗への電話予約が2.4倍増えました。ただしこの2.4 倍は広告の管理画面から見た数字なので、実際は1.5倍ほどだと思います。ちなみに使った予算は同じです。
マップ広告をするときの注意点
ここまで読んで店舗ビジネスを営む方はやらない理由が見つからないローカル検索広告ですが、当然デメリット/注意点はあります。きちんと注意点もお伝えしたいと思います。
- ローカル検索広告の注意点
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・コントロールは効かない
・一度セットアップしたら最適化する方法はそんなにない
・適当なYoutube動画は逆効果
・広告するサービスは良いことであること
まず、この広告は完全に自動化なので、コントロールが効かないことをお伝えします。よくお客さんから、「Google マップでXXX って検索したら出るんですよね?」って聞かれることがあります。
答えはいつも「わかりません」です。「佐藤さん、Youtube でうちの広告見たんですけど、止めてもらえますか?」と言われたらローカル検索広告全てを止める必要があります。
また、この広告は Google に完全にお任せの広告なので、何かこちらがいじくって最適化をすることはできません。
最後に、アップする動画は必ずお店やサービスが魅力的に見える動画を作ってください。僕は先日ある方にローカル検索広告を勧めた際、Youtubeの動画を撮影することを指示しましたが、後日その方が上げた動画が最悪でした(苦笑)
カメラはブレにブレてフォーカスが全く定まらずよくわからない動画でした。超逆効果です。ちなみにこの方はその後動画をアップしていません。
とにかく動画は消費者の視点に立って、お店の紹介をしてください。みなさんが消費者ならどんな情報があればそのお店に行きたくなるか考えてみましょう。
applemint では過去の経験からこんな動画が良いというノウハウやコミュニケーションのプロとしての専門性があるので興味のある方はお問い合わせください。
結局皆やらない(苦笑)
ここまで色々ローカル検索広告はどうやらすごいらしいというお話をしましたが、これだけ話してみんなするかと言うとしません(苦笑)
例えば僕が店舗ビジネスを営む人10名にこの話をしたら、1-2名は真剣に捉えて行動を開始し、6名は全く何もせず、残り1-2名は考えて研究ばかりして半年後ぐらいにうちに再度同じことを相談してきます(笑)
そんなもんです。結局みなさん今何もしなくてもそれなりにうまく行っているので、集客に興味はあるものの追加費用を払ってデジタル広告をしようとは思いません。
あと、みなさんYoutube の動画をアップするハードルが結構高いです。技術云々の問題ではなく、企業によってはコンプライアンスとやらの関係で難しい所が数社あります。コンプラの壁を突破しても、動画の撮影と編集って外注すると結構な費用がかかるので、そこで結局諦めます。
そのほか Google 広告と Google マイビジスの連携や実際のセットアップなど広告代理店にお願いしたらそこで手数料がかかります。これらの費用をかけてまでやろうと考える会社は少なく結局みなさんあまりしていない印象です。
(自分達でやれば一番良いのですが、みななぜかやろうとしない…)
このように結局多くの企業さんはやらないので、それが効果ができる一因なのかもしれません。もしこのブログを読んで、幾らかの費用を払う覚悟でやってみたいという方は applemint までご連絡ください。全力でサポートします!
以上、applemint 代表の佐藤でした!
佐藤
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