こんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今後1ヶ月に1回、僕が前の月にどんなインプットをしたのかブログにしていきたいと思います。台湾で起業4年目の applemint 代表の佐藤が、どんなインプットをしているか気になる方は是非ご覧ください。
このブログでは主に、台湾でビジネスをしながら学んだことと、僕が本などを読んでインプットしたことを1ヵ月分まとめます。僕はインプットした内容をアウトプットすることでインプットを整理し、皆さんは僕が何時間もかけてインプットした内容を数分で読めちゃうというwin-win なブログです。
ちなみにこの手のブログは、今後 applemint lab の方で有料になる可能性大なので、今の内に試し見しちゃいましょう!今月は外部からのインプットを中心にお届けします。
それではどうぞ!
あなたは伝統派?革新派?新政酒造と加茂錦酒造
秋田県に新政酒造って日本酒の会社があります。僕はたまたま日本酒に詳しい友人に5-6年前台湾に旅立つ際にプレゼントでもらって飲んだことがあるのですが、僕が非常に好きな味でした。確か微炭酸があってすごく特徴的だったので覚えてます。
この新政なんですけど、伝統手法で日本酒を作ることにこだわってるんですね。例えば日本酒で使われる桶って戦前は木桶が主流だったのですが、戦後は琺瑯桶 (ホーロータンク) が主流になりました。なぜか?
木桶だとまず大きな木桶を作ることが難しいことが挙げられます。現在は日本酒の需要が高く、大量の日本酒を生産する必要があります。残念ながら現代の需要に合わせて日本酒を生産しようとすると木桶では限界があります。
新政はそんな中木桶にこだわります。また、現代の酒造りの工程で用いられる機械やプラスチックなど伝統手法でないものは順次伝統的な手法に切り替えました。
その他新政では地元秋田の材料を使うことにこだわっていて、材料は無農薬、無添加にこだわっています。合理的に非効率な事をしている点では僕と少し考えが似ているなーというのが新政酒造です。
参考:新政酒造・佐藤祐輔さんが手掛けた、自然を守り、伝統をつなぐ酒造り。
一方で新潟にある加茂錦酒造は新政とはかなり真逆の日本酒の製造方法です。麹室は麹にセンサーをつけ、パソコンとスマホで温度管理します。また、重労働で尚且つ人件費が多くかかっていた作業の多くを機械化し、効率を推し進めました。結構獺祭と似てますね。
その結果一定の品質が保たれます。また一般に重労働&長時間労働で知られる酒造ですが、加茂錦では一日8時間労働です。社員の平均年齢も30代半ばと若く、若い社員が頑張ってます。
この二つの会社のやり方のどちらが正しいかなんて答えはありません。どちらとも美味しい日本酒を造りたいという目的の下違う手段を取っているだけです。
「そんなに極端にならなくてもお互いのいい所を取ればいいじゃないか」と思う方もいるかもしれません。それもいいでしょう。みなさんだったらどうしますか?
キャラクタービジネスとファッション
ジョジョの奇妙な冒険と Gucci がコラボしている雑誌を見かけました。近年ゲームや漫画とファッションのコラボが本当に増えています。
様々なファッションブランドが『あつまれ どうぶつの森』の中で自社ブランドの服をキャラクターに着せるように、ファッションブランドがアニメキャラや漫画キャラに自分たちの服を着せるケースが増えています。
参照:『あつ森』はファッションの未来を導く! 自由と寛容、そして多様性と包摂。
Gucci はイタリアを舞台とした「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」に登場するキャラクターやメインキャラクターに Gucci を着せてました。
ジョジョの奇抜なファッションと Gucci のファッションセンスがぴったりマッチしていて、とても似合ってました。今後ファッションに限らず色んなブランドがアニメキャラクターやゲームキャラクターとコラボするのではないかと思っています。
企業間のコラボ:アシックスと隈研吾
キャラクタービジネスと関係して、もう一つ企業間のコラボの例をご紹介します。企業間コラボは今に始まった事ではありませんが、アシックスと隈研吾氏のコラボは面白いなと思いました(個人的にデザインは全然趣味ではありませんが….苦笑)
また、最近アメリカでは美容ブランドと飲食店がコラボし、好評だったようです。
参考:盛り上がりつつある、美容ブランドと飲食チェーンのコラボ:アイシャドウと一緒にワカモレを
実は applemint では上記のような企業間のコラボをお客さんによく提案しています。例えばうちのお客さんに印花樂という会社がいて、この会社は企業向けによくカスタマイズのバッグを提供しています。
マクドナルドと印花樂がコラボした際はものすごく盛況だったみたいで、セットメニューにプラスう数百元で印花樂とのコラボバッグをつけたメニューが飛ぶように売れたそうです。
参考:麥當勞2018
日本のメーカーが例えば台湾の印花樂とコラボをして、そのコラボバッグを日本に持って行って「【300個限定】台湾の人気メーカーとのコラボバッグ」を売れば少なくとも台湾好きな層は食いつくと思っています。
また、それらの台湾好きな層がみなさんのブランドを認知していなければ新規の顧客を獲得できます。
- 佐藤の Next action
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競争より共創、奪い合うのではなく、ファンをシェアしあうコラボレーションが求められているのではないか
コミュニケーションの力:週休3日と週勤4日
最近日本では「週休3日」制度の導入について議論が行われています。僕は「好きな時に働いて、好きな時に休めばいいじゃん」って思っているので正直週休3日についてはどうでもいいです。
そんな中元マイクロソフトのエバンジェリストである澤 円氏が Voicy で、マイクロソフトが以前この週休3日を試したお話をされてました。
その時、マイクロソフトでは「週休3日」と呼ばず「週勤4日」と呼んでいたそうです。同じ意味なのに、全然受け止め方が違う気がしませんか?週休3日と聞くと、なんだかだらけて規律がなくなりそうですが、週勤4日と聞くと4日で頑張らないと!という気持ちになります。
実際、澤氏はマイクロソフトでこの週勤4日を試したら思いの外きつかったと言ってました。なぜなら休みが一日増えても仕事は1日分減らないからです。僕はほぼ毎週のように週末も何らかのお仕事をしているのですが、週末に絶対に仕事をしてはならないって縛りをつけたら相当きつい気がします。
コミュニケーション一つで向き合い方や捉え方が全然変わると思った事例をご紹介しました。コミュニケーションを専門とする自分としてはとてもいい刺激になりました。
以上、applemint 代表佐藤の4月のインプットでした。5月は僕が楽しみにしている展覧会もあって今からどんなインプットをしようか考えてます!
それではまた!
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