こんにちは、applemint 代表の佐藤です。
今日は台湾の大学を卒業して、まだ台湾に残りたいと考えている日本人の方向けに、とっておきの仕事先をお話しします?ただし人間とは面白いもので、僕が今回ご紹介するお仕事 はとても穴場なのですが、結果的に応募する人は少数だと思っています。
なぜだと思いますか?それは多くの人は「キャリア」とはオフィスに行ってパソコンの前で作業して、なんか知的な仕事をして、転職を繰り返して年収を上げるという固定概念に囚われているためです。
でも世の中実はパソコンを使わない作業の方が給与がいい事例は多々あります。
例えば僕が以前読んだ雑誌で紹介されていた千葉の某溶接会社は9-5時残業なしで年収500-600万円でした。僕の船乗りの友人は高卒で、当時26歳だった彼の給与は手取り40万円でした。しかも、海に出ている間は住宅と食費はタダで、保険は国が全額負担なので彼は金が貯まりすぎて困ってました?
では、みなさんが溶接や船乗りといった特殊な仕事に応募するかというと、しませんよね?それは大多数の人はこうした職業はキャリア形成が難しいと考えるからです。
ここで経営者である僕から一言言わせてください。これからの時代は所謂ザ・サラリーマンや OL のようなジェネラリストより、特殊な能力を持っている人の方が僕は転職しやすいと思っています。
オフィスワーカーは飽和状態で差別化が難しい一方で、特殊な能力が必要な仕事は需要の割にできる人が少ないからです。今日は台湾で大学を卒業した日本人の新卒でもそんな特殊な仕事があるというお話をします。
台湾に残ろうと思っているけれど、給与が低いから日本へ帰ろうと考えている人が再考するきっかけになれば幸いです。ただし冒頭でもお話ししたように、オフィスワーカー的なキャリアを考えている人には向いていないので、そういう方はここで読むのをおやめください。
マグロ漁船でない事は断言します!笑
Contents
台湾の大学を卒業した日本人の給与とその理由
まず、知らない方のために台湾の大学を卒業した日本人の新卒の給与について話します。台湾の大学を卒業した日本人新卒の給与は約 35,000 – 37,000NTD のレンジに収まるかと思います。
日本人が台湾で働くにはまず労働許可証を取得する必要があり、労働許可証を取得するためには台湾の労働局が定めた項目で70点以上を取る必要があります。
この項目には「仕事の経験がある」「中国語が出来る」「他の国に〇〇年住んでいた」などがあり、それぞれポイントが振り分けられています。
この項目の中でちょっと特殊なのが、給与です。なんと雇用する側は 47,961元以上の給与を採用する予定の人に払えば、 40点が付与されます?
台湾の現地採用者の給与が48,000NTD〜になるのは、労働許可証を確実に取得するためのポイント稼ぎです。では台湾の大学を卒業した新卒はどうかと言うと、48,000NTDの給与を上げなくても70点以上取れる仕組みになっています。
そのため新卒で超すごいプログラマーでもない限り、雇用する側は仕事経験がない新卒に対して48,000NTD以上上げるインセンティブはないので、台湾で大学を卒業した新卒の給与は大体35,000 – 37,000NTD ぐらいに落ち着きます。
その結果を受け多くの台湾の大学を卒業した日本人は、「Fuc*だなー。日本帰るわ」ってなります?
台湾に残りたい人が取るおすすめできない手段
しかしそうは言っても台湾に残りたいと思っている人は結構います。と言うか大半の人は日本に帰りたくないと思っているでしょう?
その気持ちはすごくわかります。朝から満員電車に揺られて、出る杭は打たれて、行きたくもない飲み会に行かされて…日本で働くのは中々ストレスが溜まります。
しかし現実は厳しく、台湾では実績もない新卒に提示される給与は35,000NTD 程度です。「どうすれば台湾に残りながら少しでもいい給与を得られるか?」と考えた結果、ある手段を取る新卒がいます。それは人材派遣会社への登録です。
人材派遣会社に登録すれば人材派遣会社がなんか頑張っていい所探してくれると思っちゃう人がいます。しかしこれは雇用する側からすると結構最悪です。
僕ら雇用者側が台湾の新卒を人材派遣会社を介して採用する時にかかる手数料ってどれくらいか知ってますか?10万元超えます?やばくないですか?
10万元払って3-4年いるならまだしも、最近の若い人は同じ会社で3-4年も勤める傾向はありません? 僕のサラリーマン時代の平均勤続年数は1.5年なので、辞める人の気持ちはわかります?
人材派遣会社を批判しているわけではなく、あくまで経営者の観点から短期的に辞められたら最悪という話をしています。
そして台湾にいる雇用者も馬鹿じゃないのでそれを理解しています。従って人材派遣会社を通すと、雇用する側は却ってシビアな目で新卒をジャッジします。その結果、一部の本当に人材が足りなくてやばいような会社だけ人材派遣会社が紹介した新卒にオファーを出します。
とりあえず僕が言えるのは台湾で就職をするなら絶対直接応募がいいです。
だからどこに応募すればいいんだよ!怒
お待たせしました。ここまでもったいぶってすみません。ズバリ僕がお勧めしたいのは KARADA factory さんです。僕は嘘は嫌いなので、正直に言うとこのブログは僕らが KARADA factory さんのために書いてます。つまり PR 記事って事です。「なーんだ最悪」と思った方!
僕は KARADA factory さんで仕事をすれば台湾の大学を出た日本人新卒でも “お金” の問題を解決できると思い、KARADA さんにこの PR文を逆提案しました?
ちなみに僕はYoutubeもブログも本当にいいと思ったものしか PR しません。今までPR案件は結構断ってます。
なぜ逆提案で PR 記事を書いたと思いますか? KARADA factory さんは手に職をつけられて、尚且つ給与が上がりやすいからです。
台湾の大学を卒業したみなさんが KARADA factory さんに入ったらミニマムの35,000 – 37,000NTD からスタートするでしょう。その後現場に配置されます。最初はペーペーでしょうが半年も経てばそれなりに仕事が出来るようになり始めます。
仮にある日、指名なしのお客さんを担当することになったとします。みなさんは台湾の大学を卒業しているので中国語で顧客とコミュニケーションが取れます。しかも日本人です。
お客さんは日本のサロンに来ているので、日本人や日本クオリティを求めます。そんな所へ日本人であるみなさんが接客しに行くわけです。それだけでちょっと凄そう、と思われる可能性があります。
日本食の居酒屋に行って、シェフが日本人だった時の安心感と同じです?
そこで結果を出せば指名につながります。指名が増え、実力をつければ数年で店長になる事も可能です。仮にみなさんが2年で店長になったとしましょう。その時にはみなさんの給与は45,000NTD とかにはなっているでしょう。
「なーんだ、そしたら日本で2年働いた後に台湾に戻って48,000NTD貰えばいいじゃん!」と思った方!中国語が喋れて少し就業経験があるというだけで雇用側が20代の人にすぐに48,000NTD を出すかと言えば答えはNoです。なぜなら48,000NTD は台湾では少なくともマネージャークラスだからです。
日本から実力がない人が急に来て、給与が既存の台湾人メンバーよりよかったら、台湾人スタッフはあまりいい気はしません。だから僕や僕の周りの経営者は日本人を取るのに結構慎重になります。
ちなみに、「サービス業だから」という理由で迷っている方もいると思います。確かに飲食店などは店長になっても、大抵のチェーン店はセントラルキッチン方式と言って工場で作ったものを各店舗に提供している場合が多いので、料理が上手くなる訳ではありません。
しかし KARADA factory さんの店長さんはマッサージの技術がついて、尚且つマネージメントを覚えます。なので KARADA factory さんでは過去に20代で店長になり、結構な給与をもらっていた強者がいたと聞きます。
だから僕はこうやってブログで「台湾に残りたい!でも給与が!」と思っている方向けに、実力次第で給与が上がる KARADA factory さんをお勧めしています。
お問合せ:https://karada39.com.tw/recruitment/#apply
それでも応募しないみんな。けどオフィスワーカーの給与は上がらない
KARADA factory さんで毎月コンスタントに指名を取り、コツコツ目標を達成していけばそれだけで現地採用の日本人並みの給与をもらえます。最初の1年は無理でも数年で達成できれば、台湾で20代中盤で4万元超えの給与もかなり現実的です。しかしそれでも応募する人は少ないでしょう。
理由は「きついから」、「サービス業だから」、「キャリアパスが見えないから」とかです。ではオフィスワークはキツくないかというと、僕は仕事のやり過ぎで肩と首をぶっ壊し毎月通院してます? 残業もバンバンしてます?
ではマッサージ師のキャリアパスはどうか?マッサージというサービス業はキャリアパスがないでしょうか?とんでもない。マッサージ師は極めれば引く手あまたです。スポーツトレーナーや歌手やダンサーの専属のマッサージ師になる人もいます。
オガトレという登録者100万人を超えるユーチューバーは元マッサージの施術師です。
今新卒のみなさんにはマッサージの需要は理解できないでしょうが、30代を超えるとマッサージは”必要”になります?
しかもマッサージ x 日中バイリンガルはあまりいません。つまり希少価値が高いんです。一方でオフィスワーカーの日中バイリンガルはどうですか?結構いますよね。人の給与は仕事量ではなく提供する価値によって決まります。
これについては西野亮廣氏がものすごくわかりやすく説明してます:労働量・クオリティは給料に響かない。キンコン西野が「ジュース」と「サンマ」で解説
KARADA factory さんを「サービス業だから」とか、「キャリアの融通が効かないから」という理由で蹴って台湾でオフィスワーカーになってもいいですが、オフィスワーカーとして台湾に残っても 35,000NTD ぐらいからスタートして、毎年給与は1,000 – 2,000元ぐらいしかアップしないでしょう。それは日本人の未経験者が台湾でオフィスワーカーとして提供できる価値が少ないからです。
僕が今いるデジタルマーケティングという職種も一見華やかに見えますが、利益率は大した事はなく、給与もそんなにバンバン上がる訳ではありません。強いて言うならデジタルのニーズは今後ますます増えるので、キャリアパスという側面からはいいかなーと思うぐらいです。
では例えばメーカーはどうでしょうか?僕の友人は某大手メーカーに就職し、そのメーカーでしか使えないスキルを身につけ転職でめちゃくちゃ苦労したと言ってました。給与がいい総合商社も残業や飲み会の連続で病む社員も多いと聞きます。
オフィスワーカーになる前に改めてどこにいけば自分の価値を高められるか考えてみてはどうでしょうか?僕は日本語と中国語が出来るバイリンガルの施術師は鍛えればものすごく強いと思っています。
もしもこのブログを読んで KARADA factory さんに興味を持った方がいればコチラからご応募ください!
applemintへのご相談やご連絡はこちらから!