【台湾で起業する】弱小企業の厳しい現実とは?

【台湾で起業する】弱小企業の厳しい現実とは?

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日は久々に台湾で起業をしたいと考えている方へ、サクッと台湾起業のリアルなお話をします。

普段は僕の有料会員制のブログでしかこういう事は書かないのですが、この手の話は多くの人に知ってもらいたい気持ちもあるので HP で書きます。

ちなみに以前から台湾のビジネス情報泥棒が本当に多いので、今後情報泥棒には、「applemint lab に答えがありますので、そちらをご覧ください」と案内しようと思ってます?

会費は月額たった1200円なのに払おうとしない情報泥棒

今後、applemint lab のメンバーと台湾で面白いことを仕掛けたいので、情報収集だけでなく、面白い事への参加や、サポートの意味も込めてよろしくお願いいたします?

スタートアップはマイナスからのスタート思った方がいい

abroad1312 in 【台湾で起業する】弱小企業の厳しい現実とは?

まずは起業歴たった5年の僕から少し偉そうに語らしてください?

台湾での起業は 0 からのスタートではなく、マイナスからのスタートぐらいの気持ちで始めるいいと僕は思っています。

例えば台湾で飲食店やお店を新しく始める人はリアルにマイナススタートが多いです。台湾では飲食店の内装はそもそも完成日に終わらない事が80-90% なので、納期が後ろ倒しになればその分家賃だけ消えてマイナススタートです。

仮に内装が時間通り終わっても、90%ぐらいの確率で内装に不具合が生じるので結局はマイナススタートみたいな事は多々あります。

BtoB の起業に関しては、BtoC に比べると費用面でマイナスからスタートという訳ではないと思いますが、BtoCに比べて断然顧客獲得のハードルは高いです。

重要なのは、台湾にしろ日本にしろ起業したらマイナススタートぐらいのメンタリティがちょうどいいというだけの話です。

情報を盗むだけ盗んで消える企業

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applemint は台湾で設立されて、かれこれ 5年経ちました。もうすぐ6年経ちます。

台湾で 5年も会社経営をしていれば、applemint や僕の名前を少なくとも一回は聞いた事があるという日本人がポツポツ出てきます。

僕への陰口や悪口も人づてに聞くようになりました?

2022年はメディアへの露出も強化し、KARADA factory さんの V字回復の実績もあり、お問合せも一定数来るようになりました。

そんな僕らですが、僕らにお問合せをする企業の中には、お問合せだけして、情報を盗んで消える企業は割といます。

所謂情報泥棒ってやつなんですが、恐らく相手は意識して情報泥棒をしていません。

彼らも元々1ミリぐらいは僕らと一緒にやるつもりがあったと思います。しかし、僕らと他社を比較したり、僕からの提案を考慮した結果、消えているのだと思います。

何が言いたいかと言うと、5年も経って認知度もちょっと出てきて、僕も割といい提案をしているはずなのに、未だに提案を断られているという事です?

起業を経験している方であれば、「そんなもんだよ」と思うでしょう。

起業を経験していない人は、「俺はそうはならない」と思います。僕はそう思ってました?

なんなら7-10年経ってから芽が出る人もいる訳で、台湾起業や起業は長距離走だと思ってます。

僕はよくTHE ROLAND SHOW という、新宿歌舞伎町のホスト ROLAND が手がけるYouTube チャンネルを見ています。

そこで ROLAND が経営するホストクラブの店長の黒崎さんという方が、「最初に売れてその後売れ続けたホストを見た事がない」と言ってました。

これはなんかめちゃくちゃ刺さるというか、すごい共感できます。

実は僕の政治大学時代の同級生に世界的な有名ビジネスコンペで優勝し、1億円以上の賞金をゲットしたグループ(会社)がいました。

優勝後、評判を聞きつけた台湾の様々なエンジェル投資家が彼らに投資をしました。潤沢な資金とメディアのまばゆいばかりの注目を集め、5年後彼らは呆気なく解散しました?

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その当時の優勝メンバー(参考:https://www.storm.mg/lifestyle/80481?page=1)

メンバーの数人優勝後台湾にとどまることなく自分たちで好き勝手やり始めたので、うまくいかないだろうなーとは思っていました。

起業家を集めた番組で、著名な経営者が起業に必要な要素に、「忍耐」、「体力」、「根性」など発言をしてました。

起業家の多くはこの発言に共感するでしょう。

起業の最初は否定される事の連続です。でもそれは黒崎店長が言うように、将来の事を考えるとむしろいいのかもしれません。重要なのは否定されても切り替える事です。

僕は期待しない。でも僕は誰よりも自信がある。

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僕は切り替える事を学ぶ過程で、相手に期待しない事を学びました。これは何も手を抜くという意味ではありません。

僕は、僕らにお問合せをしてくれた会社に対して、顧客の立場になって一番いい提案をしている自信はあります。それでも成約に結びつくのは一握りなので、期待しない事を学びました。

期待しない事と反省しない事は同義ではありません。成約に至らなかった場合は、一応自分なりに仮説を立てて改善を試みます。

僕の提案は、すぐに効果を発揮しないけど、失敗しない、後々効果を実感できる長期的な目線のものが多いです。短期的な改善が期待できる提案や、魔法のような提案を期待している人の期待はバンバン裏切ります?

去年はメディアへの露出や、ブログ、YouTube を見て、僕にものすごい提案を期待する方が結構いましたが、マイペースに地味な提案をしました。

その結果、結構な方が失望したと思います。

僕が KOL やインフルエンサーをあまり積極的に提案しないのも、2022年の台湾ではインフルエンサーはもはや成功よりも失敗確率が高くなってしまったからです。

それでも成功したらある程度の効果はありますし、依頼されたら一応手配はします。

仮に KOL が成功してバズっても、僕は長期的に見た時に、バズる事をあまり”良し”と思っていません。

その理由は話すと長くなるので、またいつか書きます。とりあえずここでは、「applemint 佐藤はそういう考えだ」とお考えください?

あと、こんな事言うと多くの人の反感を買いそうですが、僕は自分の提案にかなりの自信を持っています。その根拠は仕事量です。

仕事量をこなしたからこそ、KARADA factory さんの V字回復を実現できたと思っています。

それぐらい頑張りましたし、本気で取り組みました。また、KARADA factory さんに関しては、KARADA factory のスタッフの方々が僕らを信じて、僕らの提案を素直に、迅速に動いてくれました。

KARADA さんでなければ、あんな結果を出せなかったと思っています。

台湾で起業して顧客が来ない時、否定される時、無視される時、そんな時に自分のメンタルを支えてくれるのは自信です。その自信は仕事量と知識からしか得られないと思っています。

商品やサービスによほどの問題がある場合を除いては、僕は誠実に仕事をすれば、台湾で起業後は誰かが見てくれているし、なんとかなると思っています。

ただし、何年経っても否定や無視は続くでしょう。僕は起業前にちょうど、今僕がここに書いたような内容のブログを見て、「俺はそうはならない」と思ってました。でもなりました。

まーそんなもんです。これからも謙虚に成長や品質の向上に邁進し、誠実に仕事をしていきます。そうすれば必ず誰かは見ている事を僕は知っています。

このブログが今後台湾で起業を考えている方の参考になれば幸いです。

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Leo Sato 佐藤峻

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