こんにちは!applemintの辰濱です。
駐在などで家族と一緒に台北に来られている方は、平日にお子様を連れて公園に行ったり、土日には遠出をしたりすることがあると思います。
しかし住み慣れていない地で、安心して遊べる場所を探すのは少しハードルが高く、やむなく家で過ごしがちな方も多いのではないでしょうか。
台湾国内でも子供の外遊びの時間は少なくなっており、2022年の台湾衛生福利部による中華民國111年度児童及び少年の生活状況調査報告(児童編)によれば、低学年児童の娯楽は、テレビ視聴(58.4%)、オンラインゲームまたはスマホゲーム(33.7%)が上位を占めています。
しかし同時に、近年は再び「外遊び」の大切さにも目が向けられてきており、外で体を動かし遊ぶことで、集中力や学業パフォーマンス向上、基礎代謝向上、視力改善など多くのメリットがあるとも言われています。
日本のスポーツ庁「平成30年度体力・運動能力調査結果」の調査結果の分析によると、運動頻度が高い人ほど、メンタルヘルスが良好な傾向にあるとも分析されています。
今回は、そんな台北の遊び場を探している親御さんに向けて、「遊具で遊ぶ」「テーマパークで遊ぶ」「親子で学ぶ」「動物と触れ合う」「手作り体験」の5つのテーマで、おすすめの遊びスポットをご紹介したいと思います!
Contents
遊具で遊ぶ
台北には、「共融式遊戯場(総合型遊び場)」と呼ばれる、すべての子供たちが、共に遊び能力を発展させることができる遊び場が、市内に87か所ほど設置されています。
日本の公園とは少し違って、遊び場ごとにデザインも遊具も全く異なり、子供の遊びや能力向上などに特化した遊具もたくさんあります。
「共融式遊戯場」の検索サイトを使うと、これらの台北市内の遊び場を見つけることができます。
サイトは中国語と英語のみですが、公園名を選ぶと、住所や地図、遊具の写真も閲覧できます。ぜひ事前にチェックしてみてください。
以下では、台北の「共融式遊戯場(総合型遊び場)」の中でも特徴的な場所を、エリアごとにピックアップしてみました。
すべてのエリアはカバーできていませんが、ぜひ参考になさってみてください。
中心部エリア
大安森林公園
MRTの大安森林公園駅から徒歩3分の場所にある、市内で最大規模の公園です。人気観光地の永康街も近く、家族連れから観光客まで、多くの人に親しまれています。
砂場や遊具など子供の遊び場も充実しており、その他にも、散歩コース、イベント広場、散歩コース、野外ステージなど、それぞれの用途に合わせて楽しめます。
建成公園
MRT中山駅から徒歩5分の位置にあり、特徴的なブランコ、写真のようなタワー型の滑り台が特に見どころです。鍛冶屋モチーフのユニークな遊具が特徴です。
中山(北部)エリア
花博公園美術園区
圓山の花博公園にある、台北市で初の総合型遊び場で、可愛らしい蝶や毛虫がモチーフになっています。砂場エリア、クライミングネットエリア、音楽遊びエリアなど、7つの特徴的なエリアに分かれています。
また、車椅子ユーザー用のブランコや、身体障害の子供も使いやすいスライダーなど、バリアフリーの遊具も充実しています。
天母夢想楽園
北市士林区の「天母球場(天母棒球場)」に隣接する公園で、滑り台や砂場など遊具も充実しています。
なんと言っても特徴的なのが、こちらの写真の滑り台付き大型遊具!高さは9mを超えるそうです。球場に隣接していることもあり、野球をイメージしたデザインになっています。
文山エリア
文山森林公園
都市から少し離れた、MRT萬隆駅から徒歩10分の場所にある大規模な公園。テーマごとに5つのエリアに分かれており、自由で安全な遊具が揃っています。
全長50mのS字スライダーや、景色を楽しめる3階以上の高さに設置された遊歩道など、大人も子供も楽しめる施設が充実しています。
敷地が広いので、YouTubeの紹介動画などを事前にチェックするのもおすすめです!
士林エリア
前港公園
MRT劍潭駅から徒歩6分ほどの場所にある、緑に囲まれた大きな公園です。敷地内には、砂場、ブランコ、落書き壁、そして4.5メートルのスリル満点な遊具(「スカイツリー」)などがあります。
夏には併設のプールも使用することができ、幼児向け、一般向けが開放されています。暑い夏に、家族で水遊びするのにもぴったりですね!
テーマパークで遊ぶ
次に、子供が大喜びすること間違いなしのテーマパークをご紹介します。
児童新楽園
士林区にある家族連れに人気の遊園地です。先に紹介した科学教育館に隣接しています。
約5ヘクタールの敷地内に、ジェットコースターやフリーフォールなど、計13種類のメインアトラクションがあります。週末には児童劇場もあり、無料でショーを楽しめます。
料金は、基本的に入園料+アトラクション料金で、6才未満は入園料が無料です。
また「一日楽FUN券」というフリーパスもあり、なんと200元で、入園料と13つのアトラクション乗り放題込みと、とってもお得に楽しめます。
詳しくは公式HPよりご確認ください。
奧斯丁夢想樂園
雨の日には、板橋麗寶百貨の5階にある、室内遊園地「奧斯丁夢想樂園」がおすすめです。
0歳から12歳の子供向けで、レーシングエリア、貝殻の砂遊びエリア、ドレス体験、読書コーナーなど、様々なエリアに分かれています。特に園内を走る汽車「夢想号(ドリーム号)」は大人気です!
料金は、1〜12歳の3時間利用で650元です。最新の料金はこちらより確認いただけます。
可愛いカフェやインスタ映えスポットも多くあり、ママさん同士でも楽しめるスポットです。
親子で学ぶ
台北には、親子で楽しく学べる、学びと遊びを兼ね備えた施設がいくつかあります。その中でも士林区に隣接する代表的な2つをご紹介します。
国立台湾科学教育館
士林地区にある国立台湾科学教育館は、10階建の大きな施設です。
常設展示エリアでは生命科学、物理学、化学、数学、地球科学などに関する展示が行われ、ロビーや7・8 階では、様々なテーマの特別展を不定期で開催しています。
1日中楽しむことができ、台北の学生の遠足スポットとしても人気の場所です。
チケットは「常設展」「3D映画館」「4D劇場」「空中自転車」があり、6歳以下は無料で入場できます。学生証持参の場合や、20名以上の団体の場合は割引もあります。
詳しくは公式HPよりご確認ください。
台北市立天文科学教育館
こちらは先ほど紹介した台湾科学教育館の隣にある、天文科学に関する教育館です。
チケットは「展示場」「宇宙劇場」「立体劇場」「宇宙探検」の4種類があります。6歳未満は無料で入場でき、その他にも、台北市民や学生割、団体割などもあります。
詳しくは公式HPよりご確認ください。
動物と触れ合う
動物とのふれあいは、子どもにとって忘れがたい体験となりますが、台北にもぴったりな場所があります。
台北市立動物園
MRT文湖線の動物園駅から徒歩約2分にある、アジアで最大規模の都市型動物園です。
敷地面積は182ヘクタール(東京ドームの約40倍ほど)で、400種類以上の動物が飼育されています。
日本でも大人気のパンダやコアラなどを、間近で見ることができます。
入園チケットは、台北市民は一人60元で、 6歳以下の未就学児童は無料です。敷地が広くお得に遊べて、週末は家族連れで賑わいます。
園内にはマクドナルド、モスバーガー、日本食コーナーなどもあり、ゆっくりと楽しむことができます。
詳しくは公式HPよりご確認ください。
手作り体験
親子で一緒に何かを作る体験も、良い思い出になるでしょう。ここでは日本語も対応OKで、台湾ならではの体験をご紹介します。
郭元益糕餅博物館(パイナップルケーキ作り体験)
「郭元益」は、台湾で創業150年の歴史を誇る中華菓子の老舗です。士林にある「郭元益糕餅博物館」で、皮からパイナップルケーキ作りを体験できるワークショップが開催されています。
小さなお子様と一緒に参加できるコースもあり、日本語や英語も対応可能なので、中国語がわからない方も、安心して参加できます。
この他にも台北市内には、様々な体験教室があります。ぜひお子様の年齢や興味に合ったイベントなどに参加してみてください。
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した場所以外にも、台北には家族連れで楽しめるスポットがたくさんあります。
これらの情報が、皆さんの週末のご家族との計画に役立てれば幸いです。
applemintへのご相談やご連絡はこちらから!