こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!
今日は台湾で思わず「そりゃーうまくいくわ」と思った企業についてお話をしたいと思います。会社名も出していいという許可をもらっているので言いますが、ズバリ「ベジテジや」さんです。
くれぐれも言っておきますがこれは PR の投稿ではありません😅僕らはベジテジやさんのデジタルマーケティングのお手伝いはしているものの、今回のブログに関しては一切お金を頂いてませんし、頂いて書くつもりもありません。
僕がベジテジやの代表者と毎月定例でお話をして彼の話を聞く度に、色々見習うことがあるので、今日のブログではそんな点をみなさんにご紹介できればと思っています。
きっと台湾で会社を経営している方や、飲食業をしている方の参考になると思います!
なお、先に動画で同じ内容のものを撮ったので、動画を見たいという方は以下をご覧ください:
社長のチェックが行き届いている
まずベジテジやの代表者とお話をしていていつも感心するのが、各店舗へのチェックです。彼は毎週のように台北、台中、高雄、のお店に寄って、冷蔵庫やトイレやお店の様子をチェックしています。
「いやいや、そんなの当たり前だよ」と思うかもしれませんが、彼がすごいのは、平日に人が足りないようなお店にヘルプで入って、ホールに立ちながら社長業もして、これをしている事です。なので彼を見ていると本当にいつも忙しそうにしています。
あと僕が個人的にすごいなーと思うのが、彼が台湾でお店をもうすでに10年以上していて、未だにこの店舗チェックを欠かさずに続けていることです。
例えば台湾法人の立ち上げや、会社経営の第一歩はみんなモチベーションが高くてしっかりしています。しかし時が経つにつれ、こうした”チェック”みたいな作業は他の人に任せるケースをよく見ます。僕も全てチェックをしようと思いつつ、中々出来ない時もあるというのが本音です。
また、台湾の場合、飲食店やサービス業では本当にびっくりするぐらいがスタッフが辞めますし、うまくいかないことの連続で投げ出したくなります。有名な実業家やアスリートは”モチベーション”に頼ってはいけないと言う人もいますが、多くの人は大小モチベーションがあると思います。
代表者はそうした色んな苦難を乗り越え、10年経っても未だに愚直に毎週店舗をチェックを行い、しかも毎月全店舗に覆面調査を依頼しているのはすごいなーと思います。
飲食経験者の方いわく、覆面調査は通常多くて3-4ヶ月に一回ぐらいらしいです。確かにベジテジやさんは店舗数が何十もあるわけではないとは言え、それだけ頻繁に覆面調査を依頼して自分達のお店の悪い所と毎月向き合う姿勢もすごいと思っています。
毎月各店舗に対する評価
飲食店の代表者は “代表” という身分であるが故に、複数の店舗を経営している場合は、残念ながら全ての店舗に毎日回れるわけではありません。なので代表者は通常各店舗にリーダー (店長) を配置します。
店長は代表者に対してお店の売上や状態をフィードバックし、代表者はそれに対してさらにフィードバックをするのが一般的です。この時によくあるのが、店長側が代表者の一部のフィードバックに対して、「お前 (社長) 全然お店に来てないのに、お店の何がわかるんだよ!」みたいに思う事は多々あります。
また、店長やお店のスタッフは代表者が来る時だけお店をいつもより綺麗にしておいたり、いつもより丁寧に接客をするような事はよく起きます。僕も飲食店でアルバイトをしていたのでわかります😅
ベジテジやの代表者もこれらの事は理解していて、自分よりも客観的なデータを提示された方が説得力があると考え、覆面調査を毎月依頼しています。
そこで代表者は基本的に覆面調査からもらったフィードバックを基に、お店の良し悪しを判断し、店長にフィードバックをするそうです。
そうすると、客観的なデータを示された店長はその評価を受け止めるしかなくなります。また、毎月ミステリーリサーチを行なっているので、毎月営業日が25日あったとしたら、どの日に来店するかわからないため、緊張感が生まれます。
もっといいやり方もあるかもしれませんが、僕は従業員に対する公平な評価と緊張感の生み出し方はすごいなーと思います。
ちなみに今後はAIが従業員の仕事っぷりをリアルタイムに見て評価を下すシステムができるでしょうね。
新メニュー開発のためにわざわざ韓国へ
最後にご紹介したいのが、新メニュー開発のために韓国に1週間ほど滞在して、食べ歩いたエピソードです。例えば、僕が台湾でよく通っている日本の居酒屋はメニューが変わることはほとんどありません。
一部季節限定のメニューはありますが、メニューを大幅に変えるような事はほとんどありません。ベジテジやの復興店のコースのメニューは僕が覚えている限りだと、毎年変わります。
メニューを毎年変えるだけでも大変な事なのに、新メニュー開発のために韓国に行くのはすごいなーと思っています。これが大手のお寿司チェーンや大手の焼肉チェーンならまだわかります。
大手の場合は、”メニュー開発部”みたいな部門がいて、その人たちはメニュー開発に専念できるので、海外へ行って食べ歩くことも可能でしょう。しかしベジテジやは代表者がフランチャイズオーナーとして台湾で運営しているお店です。
更にこの代表は2023年は毎月海外へ行き、海外の食事を食べ歩いてインスピレーションを得ていました。ロサンゼルスに行ったかと思えばニューヨークへ行き、ベトナムへ行き、香港へ行き….本当に体力と行動力があってすごいなーと思います。
以上applemint 代表佐藤より、最近台湾ですごいなーと思った経営者のお話でした!
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