こんにちは applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
弊社ではよく台湾のデジタル広告運用に関連した相談を受けます。
その内容は主に3点あります。
1. Facebook の広告運用が全然うまくいかないのだがどうすればいいか?
2. 現在取引中の広告代理店のGoogle 広告運用がきちんとされているか否か?
3. 台湾に置けるデジタル広告の効率を上げるにはどうすればいいか?
というものです。
中でも多いのは #1 です。
しかし今回は表題通り、とりあえず Google 広告運用とデジタル広告全般の効率がどうかという問いに答えたいと思います。
この問いに答えるため、台湾で協業関係にある広告代理店の良し悪しをすぐに確認できるチェックリストを作ってみました。
百聞は一見に如かず!まずはご覧ください
チェックリスト
まずは下のインフォグラフィックをご覧ください!
※複数選択可能
4つの項目があってそれぞれ4つのタスクがあります。
1つの項目はマックスで5点です。
もしも貴社の広告代理店が全ての項目の全てのタスクに対応しているようであれば、20点です。
例えば#1を見てみます。
左から 『Google Ads Script』、『AB テスト』、『除外キーワード』、『時間別入札調整』、とあります。
全てに対応している広告代理店は2+1+1+1 =5 点となります。
この合計点数が 14点あれば僕は個人的に問題ないと思っています。
逆に14点以下だとちょっと気をつけた方がいいと思います。
ではなぜこれらの4つの項目と計16個のタスクを選んだかご説明いたします。
#1. Google Ads
Google Ads Script
JavaScript を使った自動化を指します。
JavaScript を使うとコンバージョン率が低いキーワードを自動的に抽出して停止をしたり、24時間入札調整をしたり、CVR が低い深夜の時間帯の入札金額を意図的に下げることができます。
例えば深夜の時間帯の入札金額を手動で毎回下げることになったらとても大変ですよね。
効率化のためには Google Ads スクリプトは欠かせません。
そのほか入札戦略の AB テストや除外キーワードも効率アップには欠かせません。
特に除外キーワードは CTR や広告の品質スコアに関わってきます。
自動化に欠かせない Google Script に関しては以下のブログに書いていますので是非ご参考ください!
#2. Google ツール
Google 関連のツールだと Google analytics や Search Console は大部分の広告代理店が使っているかと思います。
これに追加で Google Optimize を使ったサイトの最適化や、 Google data studio を使った視覚的に見やすいレポーティングをしていたら尚更 Good です。
ただし、していなくてもあまり問題はないのでこの項目に関してはそんなに神経質に考えなくて大丈夫です。
#3. 統計的知識活用
広告代理店の運用担当者は統計的知識がかなり必要だと思います。
特にクリエイティブの AB テストや Google 広告の入札戦略における AB テストではカイの二乗を使って有意差を見ます。
そのほか回帰分析は仮説を立証するときに使ったりします。
例えば以前に台湾の KOL /インフルエンサーの失敗例について書いたブログでは、 Like 数と CV に相関がないと書きました。
この時は本当に簡単な単回帰分析を行いました。
次に標準偏差も非常によく使います。
よくクライアントから、来月の投下広告予算に対する CV 数のシミュレーションを求められます。
この時過去のデータを基に標準偏差と確率論を用いて、ロジカルにクライアントの KPI 達成確率や着地予測を行います。
いずれにせよ広告運用を行う広告代理店にとって、統計知識はマストかと思います。
#5. クリエイティブ
最後にクリエイティブに関してお話をしたいと思います。
現在主流となりつつあるのが動画広告です。
静止画も問題ないですが、動画とセットで使うと最大限効力を発揮すると考えています。
動画に関しての効率に関しては、以下のブログで書いていますので是非ご参考ください。
また、以前私が CV 数と「天気」「気温」「曜日」「性別」「時間」などあらゆる要素と CV 数の相関を重回帰分析で調べたところ、CV 数と唯一相関を示したのはクリエイティブでした。
つまりクリエイティブを真剣に扱わない広告代理店は、根本的にパフォーマンスを出しにくいと弊社は考えています。
品質の高い動画を作っていればかなり良く、静止画及び gif のアニメーションなんかも作っているとさらにいいと思います。
SNS のカバーページやプロフィール、SNS 投稿用にきちんとクリエイティブを作成していればばっちりかと思います!
まとめ
如何でしたでしょうか?
私の主観を基にしたリストなため、反対意見や突っ込みは色々あると思います。applemint はまだまだクライアントの数が少ないこともあって、クライアントに対して上記の全ての項目を行なっています。
心配なのは今後人が増えた時に今の質を保てるかどうかです。
最後に applemint は動画には非常に拘っており、もしも弊社に広告の運用をお任せいただけるのであれば、品質の高いクリエイティブをかなりリーズナブルな価格で提供しています。
ご興味のある方はコチラからご連絡ください!
※当記事は個人的な意見であり、その内容・効果について保証するものではございません。
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