こんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。気づいたら8月も終わり、9月ですが、台湾は相変わらず30度超えの毎日です。
さて、今回のインプットは当たり前に聞こえるかもしれませんが、行動する事の大事さなんかをお伝えしようと思います。その他にも最近 applemint であったクレームに対して僕がどんな行動を取ったかシェアしたいと思います!
それでは僕の1ヶ月のインプットをサクッと5分で自分のものにしましょう!
その科学が行動を変える
割と古い本なのですが、『その科学が行動を変える』という本についてご紹介したいと思います。結論を言うと、行動をすれば実は性格や習慣を変えられるって内容です。
例えばこれをご覧の方が誰かを好きだったとします。通常多くの人は好きだから心臓が早く動くとか、好きだから顔が赤くなると思うでしょう。これに疑問を持ったとある学者は、心臓が早くなるから好きになるのではないかと仮説を立てました。
要するに心臓が早くなるような環境があって、好きという感情が生まれるということです。
実際、暗い部屋に2人きりにさせたり、手を繋がせたりすると好きになりやすくなる研究結果が出ています。つまり、人に何らかの行動を取らせることでその人の考えや感情を変えられるということです。
直近だと、僕は毎日サラダを食べ始めた事により健康に意識が向き炭水化物を含む糖分の摂取が以前の1/3ぐらいになりました。結局まずは行動をした事によって習慣が変化しました。
これがなぜ大事かというと、 applemint では寛容性を重視しているからです。寛容性とは様々な意見を柔軟に聞き入れ、それらの意見を消化できる能力だと僕は定義しています。行動と寛容性がどう関係あるかというと、例えば毎日同じ行動ばかりしていると脳みそが退化し、寛容性を失い頑固になります。
これは分析的な思考や客観的な思考を行う前頭葉が30代をピークに衰えるためと言われています。デジタルマーケティングの世界において固執や頑固は致命的です。そこで applemint ではいつもと違う行動を取る、いつもと違うお店に行くなど、何かしら脳みそに刺激を与えるような事をするようスタッフに伝えています。
スタッフやお客さんの行動を変えたければ、まずは変えるための環境を整える事が大事です。例えばタバコを止めて欲しい人に対してはガムを上げるのではなく、サラダや健康的な食生活とランニングを促すという事です。
誰かに何か変えて欲しい習慣があれば、直接変えるのではなく異なる行動を介して変えさせるのはいかがでしょうか?
1人のお客さんの要望に応える必要はない
次に先日8月末に行われた applemint lab でのお話をみなさんにシェアしたいと思います。僕は applemint lab といって台湾で面白い実験をしたい人が集まるコミュニティを作ろうとしています。
この applemint lab の毎月の取り組みの一つに僕のウェブマーケやビジネスのセミナーがあります。今回お話をしたいのはこの毎月のセミナーの事についてです。
以前はセミナーをオフィスで開催し、メンバーに僕のオフィスに来てもらっていましたが、コロナ渦という事もあり現在はオフラインとオンラインの両方のオプションを提供しています。
現在 applemint lab の参加者は10人程度で今回オフラインの参加が3人で残りは皆オンラインからの参加者でした。セミナー終了後、オンラインで参加していたメンバーから「画面がもう少し大きいと見やすくてよかったです」という指摘が来ました。
結論を言うと、僕はこの指摘に対してあまり真剣に応えなくていいと思っています。今回オンラインのメンバーにはプロジェクターで投影されたスライドをライブで見せるという方法をとりました。
もちろん改善点はいっぱいあって、例えばスライドを投影する角度が悪かったので次はそれを改善しますし、次回は僕が持っているウェブカメラを導入すればある程度オンラインセミナーの質は改善するでしょう。
しかし改善はその程度でいいと思っています。わざわざこの方の要望に100%応えるような事をするつもりはありません。
「お客さんは大事じゃないのか!」って声が聞こえそうですが、ちゃんと考えがあります。
なぜこの要望にそこまで真剣に応える必要がないかと言うと、僕はみんなにオフラインで集まって欲しいからです。その理由は横のつながりを強化するためです。横の繋がりとはコミュニティのメンバー同士の交流です。
コミュニティ形成も会社も同じで、大事なのは新しいスタッフの確保とスタッフの離脱を防ぐ事です。台湾ではコロナウイルスが急拡大してリモートワークが日常化した6-7月に離職者が急増しました。
これがなぜ起きたかと言うと、恐らくリモートワークになった事で転職活動がしやすくなった事と、社内のメンバー間の結びつきが弱くなった事が挙げられます。つまりオンラインレッスンの精度を上げれば上げるほどオフラインで参加するメンバーが少なくなる可能性があると言う事です。
そうするとメンバー同士の横の繋がりが薄くなり、離脱者が増える事が予想されます。僕はオンラインを主戦場にして戦うつもりはないので、そのために今後もオンラインの授業の品質はそこそこにしたいと思っています。
ホームレス消滅
最後にホームレスについてのお話を少しご紹介します。
つい最近メンタリストの Daigo さんがホームレスはあーだこーだ言って批判を受けてましたね….そこで少し前の本になりますが、『ホームレス消滅』という本をご紹介します。結構長いので重要な点だけまとめます。
- ホームレスは実は仕事があって、厚生労働省の調べによると毎月3万円ぐらいは稼いでいる
- 大半のホームレスは汚くない
- 実はホームレスの多くは自分達で選んでホームレスになっている場合が多い
ホームレスって実はみなさん結構収入があって、月に3万円稼げれば、毎日1000円程度使えます。つまり、残飯など漁らなくてもいいんです。
ちなみにホームレスのお仕事は色々種類があって、一番多いのは空き缶の回収で、その他に並ぶのを手伝ったり、お花見の席の確保とかもあるそうです。空き缶の回収はみなさんが思っている以上に大変らしく作者が実際に試したところ缶の中に残っていたジュースが服についてベタベタになったそうです。
あと、興味深いなと思ったのは大半のホームレスは実は汚くないという事です。身なりが汚いと人に嫌がられて仕事を得られないためです。ホームレスの方々は公共のお手洗いできちんと服を洗い、綺麗な服を寄付する団体からは新品の洋服を手に入れているようです。
あと、ホームレスの人たちの多くは実は社会に縛られずに自由になりたくてなっている人が多い事もこの本を読んで初めて知りました。
ホームレスと聞くとみなさん汚いイメージを持つと思うのですが、それは一部のホームレスが汚い身なりをして目立つからです。汚い身なりをしている人は当然目立ちます。このように一部の意見や一部の偏見だけを基に決めつけるのは良くないなと改めて思った次第です。
以上 applemint 代表佐藤から9月前半のインプットでした!
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