【台湾起業7年目に向けて】課題や今後の方向性

【台湾起業7年目に向けて】課題や今後の方向性

こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!

今日は applemint は今後どうしていきたいか、というお話ができればと思っています。台湾起業7年目の企業がどんな事を考えているのか、という参考になれば幸いです。

applemint は2017年に台湾で起業してあっという間に7年目を迎えました。1年目はビザ更新に必要と言われる年間300万元の売り上げノルマがとてつもなく高い壁に見えましたが、がむしゃらに頑張っていたら2年目にノルマをクリアをしました。

その後もがむしゃらに頑張り、いつの間にか従業員を5人抱えるまでになりました。たった5人と思うかもしれませんが、それはそれは長い道のりでした?

そんな僕らも気づけば7年目で、がむしゃらに頑張ってきたのはいいものの、気づけばどこへ向かって走っているのかわからなくもなり始めました?

この事に気づいたのは、僕が先日親しくさせてもらっているビジネスのアドバイザーの方から「今後どうしていきたいの?」と言われた時に返す言葉に困った時です。そこから今後どこへ向かっていきたいか考え、一応僕なりの方向性を考えました。

今回は皆さんに僕らが目指す方向性について共有が出来ればと思います。

長期的なゴール:台湾で一番信頼される広告代理店になりたい

trust1312 in 【台湾起業7年目に向けて】課題や今後の方向性

色々考えた結果、僕の中で絶対に譲れないと思ったのは、「台湾で一番信頼される広告代理店になる」事です。なんかすごい抽象的ですが、この言葉が今の所僕の中で一番しっくりきてます。

僕にとって嬉しいのはお客さんが喜ぶことや、うちのスタッフが喜ぶ事です。別に聖人君主みたいにカッコつけたくてこんな事を言っているわけではなく、結構本心です。

applemint を立ち上げた時から現在に至るまで、僕が一番許せないのは自分達の売上のために自分都合のサービスを売ったり、不都合な真実を隠して本質的な問題を解決しようとしない一部の企業です。

例えばですが、販売には結びつかないのに、デジタル広告のリテラシーがない顧客を相手に広告の露出数ばかりを強調する企業や、専門家が見たら明らかに効果がないのに、それを弱者に押し付けるような企業には個人的にかなりムカつきます?

そんな会社が台湾にはまだまだごろごろいて、そんな会社が多くいる間は僕らのやる事はなくならないと考えています。

むしろ利己的で不誠実な広告代理店がみんな誠実に仕事をしたら、正直僕らは消えてもいいんじゃないかとさえ思っています(僕らの存在意義がない…?)

では、台湾で一番信頼される広告代理店になるためにはどうすればいいか?そこはやっぱり品質と結果が大事だと僕は思っています。

例えば 10社のクライアントを持っていて 10社全員成功に導けるような体制や仕組みを整えたら本当に強いと思います。なので僕は結果を出すためにはどんな人的な投資が必要か?、どんな技術投資が必要か?、という事を考えそれをいち早く実現するには、2-3年後に必要なお金はいくらか逆算して、毎年必要なお金の金額を KPI としています。

台湾人は日本人より目標や KPI に対してロジックを欲する事を学び、目標は常にロジカルに考えています。

正直僕らはまだまだ結果を出せてませんし、課題だらけです。やれてないことがありすぎて途方に暮れる日々です…

僕は肩と首が慢性的にこっているのですが、お医者さん曰く筋肉がリラックス出来ていないからだそうです…要するに身体がリラックスせず、常に戦闘状態にある事が原因という事です。毎日無意識に課題の事ばかり考えているのかもしれません…?

何はともあれ、まずは台湾で一番信頼される広告代理店を目指します。

ちなみにその結果もしもお金を儲けたら、個人的にやりたい事もあって、ヨーロッパへビジネスクラスで飛ぶとか、メキシコのカンクーンで遊びまくるとか (できなくはないけど怖い?) 、Jリーグのチームを買うとか小さい目標から大きい目標まであります?

中長期的なゴール:面白い会社/クリエイティブな会社になりたい

creative1312 in 【台湾起業7年目に向けて】課題や今後の方向性

台湾で一番信頼される広告代理店になりたい!というゴールの一方で、中長期的には、面白い会社/クリエイティブな会社/デジタルに強い会社になりたいというゴールもあります。

「信頼される広告代理店になる事と関係がないじゃないか!」と思われるかもしれませんが、台湾で一番信頼されるのがミッションとするならば、僕は個人的に自分の会社を「面白い会社と見せたい」、「クリエイティブな会社と見せたい」、「デジタルに強い会社に見せたい」という思いがあります。

これは僕のわがまま + 戦略です。昔からクリエイティブな人やおしゃれな人に憧れを抱いていて、自分もいつかそうなりたいなーと思ってたりします。同時に、僕らが生き残るには面白いイメージとデジタルに強いイメージは不可欠と考えています。

“デジタル” と言っても多種多様なデジタルなお仕事があり、その中でも短期的にはコンテンツに強くなりたいと思っています。僕は起業当初から現在に至るまでせっせとブログを書いてますが、ブログもコンテンツの一つです。

このブログのコンテンツを動画にして YouTube に配信し始めたのが2019年で、その当時は正直結構ビビってました。「自分の顔を出してボロカス言われたらどうしよう…」とか思いましたが、会社の代表である僕が顔を出さないで、applemint が信頼を勝ち取る事はないと考え、動画の配信を始めました。

そうこうしているうちに2-3年で今はショート動画の時代です。この時代の流れについていけるよう、クリエイティブで面白いショート動画も作っていければと思っています?

長期的にはDXを含めたデジタルに関するトータルなサポートをしていきたいと思っており、同時にデジタルを絡めた面白い事もどんどん出来ればと思っています。

7年後は幽霊社員!?

exit1312 in 【台湾起業7年目に向けて】課題や今後の方向性

まだハッキリとは決まってませんが、あと7-10年後ぐらいを目処に自分は会社のシンボル的な立場になれればと思っています?

今の applemint はどうしても属人的になっているので、これを半属人的にして僕は象徴的な存在に出来ればと思っています。ただし、正直僕らみたいな10人未満の中小企業が、完全に僕に頼らない非属人的な組織になれるかというと難しいとは思っています。

この背景には僕の別の目標が関係していたりします。冒頭でもチラッと話しましたが、ずっと昔からサッカーチームのオーナーになりたいという目標があるので、それを早くて7年、遅くとも10年以内ぐらいに実現出来ればとは思っています。

何はともあれ、「ゴミは売らない」と宣言しているのにゴミを売るようなことだけはしたくないので、自分達のサービスの品質に対しては特にこだわっていければと思います。

デジタルマーケティングは始めるハードルが低い事もあり、競合はたくさんいます。中古品販売で有名な Geo は広告代理店を買収し、今まで広告代理店に払っていたマージンを節約し、デジタルマーケティングを内製化する動きもあります。

なんなら AI も出てきてますし、内製化の動きはもっと強まると僕は思っています。それでも僕らにお願いをしたくなるような価値を提供し、誠実に顧客の結果のみを考えゴミを売らないスタンスで続けられればと思います。

以上 applemint 代表佐藤からでした!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Leo Sato 佐藤峻

関連ブログ

にお問い合わせ