applemint 代表佐藤が最近読んだオススメしたい本 (6/6)

applemint 代表佐藤が最近読んだオススメしたい本 (6/6)

こんにちは、applemint 代表の佐藤(@slamdunk772) です。

突然ですが、今後自分のアウトプットを増やすために、定期的に自分が読んだ本や雑誌の中でオススメしたい本をどんどん紹介していきたいと思います。

また、applemint のブログの読者 (主にクライアントのパートナーの方) に、自分が普段どんな本を読んでいて、どんなことを考えているのか同時に知ってもらういい機会だと思っています。
そのため、まずは自分がなぜその本を読むことになったか経緯をお話しし、本の内容をわかりやすく要約します。
ひとまず今回は2冊だけご紹介したいと思います。

「寝たりない」がなくなる本

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最近どうしても目を閉じて6時間後に起きる自分がいて、睡眠に悩み始めたことで、読み始めました。
6時間でぐっすり寝れているのならいいのですが、どうもきちんと寝れていません。
この本の中で伝えたい要点は 2 つです。

1. ベッドは寝る専門の場所にする

人間の脳ってすごい効率的にできていて、普段寝るところにいると脳が寝るスイッチをオンにし始めるそうです。
つまり例えば普段ソファーで寝ていると、ソファーに腰を下ろしたと同時に脳は寝るスイッチを入れ始めるみたいのです。
なので、普段寝るべきではないところで寝ていると、脳が無意識に寝るスイッチをいれて集中しづらくなるのです。

これを読んでいる人の中で、会社の机の上で寝ている人がいれば要注意です。
これが習慣になると席に着くなり、自然と睡眠のスイッチがどこかで入る可能性があるので仕事の質が下がる可能性があります。

会社で寝る場合は、普段立ち寄らない休憩スペースなどで寝て、作業スペースと寝るスペースを区別してみてください。
逆に、普段ベッドでスマホゲームをしたり、本を読んだりしている人はなるべくベッドから離れてください。
そうでないと脳はベッドの上を作業スペースと見なし、寝るスイッチが入らず浅い睡眠に繋がります。

4 – 6 – 11の法則

朝起床後太陽の光を4時間以内に浴びないといけないことは知っていましたか?ものすごく簡単に書きますが、人の体は夜メラトニンという物質が分泌されていて、メラトニンが分泌されると眠たくなり始めます。
このメラトニンは外の光を浴びると放出が止まります。

これを読んでいる人の中には、週末に起床後もカーテンを開けずにベッドの上でダラダラしている人がいるかもしれませんが、カーテンを閉じて太陽の光を遮断し続けると、脳はまだ夜が続いていると勘違いし、メラトニンの放出が止まりません。
これにより睡眠のリズムが崩れます。
この本では起床後4時間以内に太陽の光を直接浴びることを勧めています。
これが『4』の法則です。

次に『6』の法則です。
人は起床後8時間後に溜まった睡眠物質がピークに達して、一旦脳を眠らせようとします。
6時起床であれば午後2時ぐらいに眠気がくるのはそのためです。
そこで、眠気がマックスに来る前の起床後6時間後にわざと計画的に仮眠を取るのです。

理由は眠気がマックスに来た時に寝てしまうと、睡眠物質が分解され、深い眠りに入り、深い眠りの時に無理やり起きるとその後頭がぼーとしてしまうためです。
そこで起床後6時間後に無理やり10-20分の仮眠を取るのです。
睡眠物質は分解されませんがスッキリするので、眠気がきにくくなります。

最後に『11』の法則について説明します。
この本では起床後11時間後にプチ運動することを勧めています。
人間は深部体温(内臓の温度)が低くなると眠くなります。
この深部体温は起床から11時間後に最高に達し、その後下がり続けます。

この深部体温を急激に下げれば下げる程深い眠りを得られます。そのため、深部体温が最高に達する起床後11時間後あたりに、運動をして体温の最高点を上げればあとはジェットコースターのように下がるだけということです。
これが質の高い眠りを与えます。

いかがでしたか?
僕はこの本を読んで今までベッドの上で本を読んでいた習慣を改めました。
計画仮眠も現在行っています!

関連リンク (Amazon):「寝たりない」がなくなる本―――「効率のいい睡眠」を手に入れる方法

Imagine How creativity works

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2012年の本です。
現在新しいオフィスへの引越しを考えていて、新しいオフィスのテーマを考えた時『創造性が発揮されるオフィス環境がいいな』と思い、じゃーそもそも創造性が発揮される環境って何だろうって疑問に思ったところから、この本を手に取りました。

alpha wave (α波)

人は脳がα波を出している時、自身の注意を内側に向けて右脳を活性化させ、一見関連性が低いインプットを結びつけて思いもよらないアイデアに結びつけるそうです。
逆に人は分析や数学の問題を解いている時は注意を外側に向け、目の前の課題に神経を注ぎます。
これを世間一般では『集中』と言います。
集中という行為は賞賛される一方、逆に右脳の活動を抑制して創造性を妨げると著者は書いています。

ではどういう時にα波が出るかというと、それはリラックスしている時だそうです。
例えばお風呂に入っている時や散歩している時、アルコールが入った時とかに出るようです。

つまりいいアイデアを出したいときはいいアイデアをだそうと集中するより、外に出て散歩したりリラックスすることが大事だそうです。

色の影響

赤色の壁に囲まれて数学の問題を解いた被験者と、青色の壁に囲まれて数学の問題を解いた被験者のパフォーマンスを比べると、赤色の壁で作業をした被験者のパフォーマンスが圧倒したようです。
逆に想像性を要するタスクを両者に課したとき、青色の壁のチームのパフォーマンスが良かったようです。
青色の壁は被験者に空を想像させ、結果的に創造性を促進させたようです。

また、この本には書いていませんが、研究によると白い壁に囲まれて作業をしたグループはミスが増えたという結果が出ています。
白い壁は一般的に圧迫感を与え、空間を狭く見せるとも言われています。

新しいオフィスを考える時なんかオシャレだから壁を白くしようと少し思っていましたが、大変なことになりそうだなと思いました。
ギャラリーや美術館の壁が一般的に白いのは展示されている作品を際立たせるためであり、決して人が作業をしやすいためにしているわけではありません。
壁の色はベージュや場所によって色を変えてアクセントをつけようと思っています。

Inspiration という幻想

Glaser というとても有名なグラフィックデザイナーがいます。
『I Love NY』やブルックリン・ブルワリーのロゴを手がけた人です。
I love NY のデザインはいつまで経ってもデザインが決まらず、ギリギリまで考えて、ある時ふとタクシーの中で思いついたそうです。

ここで重要なのは、 Glaser がとにかく妥協せずボロボロになりながらも考え続けたことです。
この本の中でストレスやうつ病のようなネガティブなムードが実は脳内の様々なインプットを繋げることを指摘しており、それがインスピレーションのような形で突然舞い降りると述べています。

チームワーク、そしてインタラクション

Nike の『 Just Do it』を発案した Weiden + Kennedy の Dan Wieden もGlaser と同じように、Nike のスローガンがずっと思い浮かばず、悩みに悩んでデッドラインのギリギリまで粘りました。その後疲労がマックスに来たのか、ついうたた寝をしたら夢の中でその当時アメリカで捕まった連続殺人犯の『Let’s do it』(さぁ殺ろう) という言葉を見て『Just Do it』を考えついたそうです。

ではなぜこの言葉を急に思いついたのでしょうか?
Dan Wieden も不思議がってずっと考えた結果、なんと『Just do it』の言葉を思いついた数日前に、彼の事務所にいたインターンがランチ中に他のスタッフにこの連続殺人犯の話をしていて、彼がそれを小耳に挟んだからだそうです。

Wieden はこれ以降、積極的にインターンを募集するようになり、同時にチームメンバーが自由に意見を交換したり話がしやすいような環境作ることに神経を注ぐことになったようです。
また、この事件以来、人こそがインスピレーションの源と考えるようになり、人材採用を真剣に考えすぎた結果、W+K12 という会社の学校を作ってしまいました。(笑)

Imagine の本ではないので少し脱線をしますが、僕は人材の採用に関しては 2002年の The Rise of The Creative Class っていう本もすごい参考にしています。
この本で強調されているのは多様性の重要性です。

この前 NHK の遺伝子の特番で子どもが実は親が持っていない DNA を持っているという話があり、それはパンデミックや緊急時にみんなが同じ DNA を持っていると絶滅するため、生存率を少しでも上げるためではないかという仮説がありました。
僕はこの意見にすごい同意しています。
もしこの仮説が正しければ多様性は生物学的に生存確率を上げるのであり、僕はこのことが会社の生存にも当てはまると思っています。

関連リンク:NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ「遺伝子」第2集 “DNAスイッチ”が運命を変える

関連リンク (Amazon):Imagine: How Creativity Works

関連リンク(wikipedia):Just Do It に関して

関連リンク:Wieden+Kennedy のオフィスの様子

終わり

いかがでしたか?
一応1週間に大体2冊ぐらいは本を読むので、今後もどんどん積極的にアウトプットしていきたいと思います。
もう少し読む本を増やしたいですが速度上げながらインプットの質を上げるまで自分のレベルが達していないので頑張ります!

今回のブログが睡眠の質を上げたいと思っている方や、創造性に興味がある方の助けになっていれば幸いです!

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