こんにちは広告運用担当のHiroです。
私は台湾で Facebook 広告を運用し始めて約 3 年になりますが、時の経過と共に広告ポリシーの項目は増え、審査の難易度が上がってきていると感じます。
前職では主に、健康食品を複数担当しており、ダイエット訴求のバナーをよく作っていました。
その当時の Facebook はダイエット訴求のバナーに対して、少しばかり寛容的でしたが、今はとても厳しくなりました。理由は、ユーザーを守るためです。では健康食品は Facebook広告をできないかというとそういう訳ではありません。
今回のブログでは、Facebook の広告ポリシーについて改めて触れ、厳しくなった広告ポリシーに対する対応をご紹介します。最後に、Facebook の厳しい広告ポリシーをかいくぐって、健康食品のバナーを通過させる、裏技もご紹介します。台湾で健康食品の販売を考えている方は必見です。
Contents
Facebook で表現できない事
まずはFacebook の広告ポリシーによって表現できない事項を3つ簡単にご紹介します。
その1. 個人的特質
身体的特徴に触れる内容の広告は原則禁止です。一例を挙げます:
・肌の色
・毛の量(ムダ毛、頭髪)
・体型(背丈、恰幅)
・体重
・年齢
過去に男性向け脱毛の広告をした時、「すね毛の濃い男性」の素材を使用し、ポリシー違反と判定された事があります。
その2. 個人の健康
続いて二つめは、『個人の健康』に関する内容です。一例を挙げます:
・減量に関する表現
・身体の一部分に焦点をあてた広告
・使用前後の比較表現
などが違反となります。
以前化粧下地の商品を販売するクライアントの広告を作った時、商品のテクスチャーを表現するため、手の甲に下地を塗ったバナーを入稿しました。結果、手に焦点が集まっているので掲載 NG と判定されてしましました。
その3. 誤解を招くような主張
最後は、『誤解を招くような表現』について述べます。誇大表現や過度な訴求はNGとなります。一例を挙げます:
・1ヶ月で -3 キロ!
・3ヶ月で頭髪が復活する
・病気が良くなる
などが具体例です。
以前「90分の骨盤矯正で体の違いを実感!」と明記したバナーを入稿したところ、掲載NGが出ました。
以上、まずは確実に抑えておきたい、Facebook 広告の3つのポリシーについて説明しました。以下にまとめます:
- 掲載できない主な3つの表現
-
外見に関する表現
身長、体重、肌色、毛の量に関する表現
個人の健康に関する表現
ダイエット効果や商品使用前後の効果を比較した表現
誤解を招く表現
科学的根拠が証明できない表現
健康食品を販売している方々は、これらの項目を見ると、Facebook 広告ができないのではないか不安になると思います。ご安心ください!抜け道があります。次の章でその裏技をご紹介したいと思います!
【本題】Facebook 審査通過の裏技3技!
ここからが本題です!applemint が独自に研究した審査通過の裏技をここ限定で公開します!
裏技その1. 比喩
まずは造語を使う裏技を紹介します。どういうことか?
例えば、カラダファクトリーさんの小顔コースのバナーを基に少しお話しします。
「輪郭がたるむ」、「顔が浮腫む」、「大きな顔」「スリムな顔」などの表現を使うと、外見の表現にあたるため、掲載拒否になります。そこで、比喩を使います。
例えば弊社は以下の比喩 (表現) を用いて広告を書きました:
「大きな顔」 ⇒ 「大餅臉(大きな餅のような顔)」
「スリムな顔」⇒ 「鵝蛋小臉(ガチョウの卵型の顔)」
大根足とかも比喩の表現の一つです。しかし、Facebook の機械学習は進んでいて、最近は大根足やその他の比喩表現をきちんと認識して、広告審査で落とすケースも増えています。
裏技その2. 絵文字で代言してみる
そんな賢い Facebook の機械も、絵文字は認識しづらいようです。絵文字を使えば、際どい表現も審査に通すことができたりします。
例えば「ビール腹」。ビールの絵文字と「腹」を組み合わせました。象さん足は象の絵文字と「足」を組み合わせます。
「ビール腹」 ⇒「?腹」
「象さん足」 ⇒ 「?足」
このように、単語の一部を絵文字に変えると審査に通ることがあります。
字面のインパクトは減少しますが、文章中に絵文字があると目を引くのでそこそこ効果が良かったです。今のところこの方法は安全なようで、まだ掲載拒否が出た事はありません。
裏技その3. サムネイルの活用
最後は静止画のバナーが審査に落ちた場合の究極の解決法をご紹介します。
「もうバナー作っちゃったし、直すの手間だし、修正点もよくわからない…」なんて事はないでしょうか?そんな時は静止画を動画化します。動画化をすると、サムネイルを入稿しないといけないのですが、そのサムネイルを加工します。
Facebook の動画バナーの審査は基本的にサムネイルを見ます。サムネイルに問題がなければ通過する可能性があります。
(※人工審査の場合は内容にも審査が入ります。諦めてください。)
まずは動画アプリを使って、審査落ちしたバナーを短編動画にします。
次に、動画を入稿し、サムネイルを設定します。サムネイルは企業のロゴを使用すると便利です。
結果どうなったか?審査落ちしたコンテンツを救う事ができました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は Facebook の広告ポリシーと審査を切り抜ける裏技をご紹介しました。
簡単にまとめると、審査で引っかかりやすい項目は
– 個人的特質
– 個人の健康
– 誤解を招くような主張
これらの項目が広告審査に引っかかる最大の理由は、ユーザーへの配慮です。また、Facebook のポリシーはアメリカの Facebook が作っていますのでアメリカ人が敏感なジェンダーや人種に触れるような内容は基本的には NG です。
次に applemint が使う広告審査の3つの裏ワザは3つあります。
– 比喩
– 絵文字
– サムネイルの活用
広告ポリシーに従うのは大変ですが、実際ポリシーを守るということは、広告をみている消費者にとっても前向きで有益なコンテンツ作りになります。
例えば『ダイエット表現はダメ』というポリシーがある限り、愚直に「ダイエット」訴求を続けていても根本解決にはなりません。
こういう時こそ、丁寧な対応ができる広告運用者が必要とされると思います。applemint ではポリシー改正への対策として、常に新たな手法を模索しています。
Facebook 広告についてのご相談はこちらで承っています。
お気軽にご連絡ください!
applemintへのご相談やご連絡はこちらから!