こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!
今日は「台湾で中小企業を経営している経営者の本音」という、ちょっと裏話的なテーマについてお話したいと思います。
中でも今回は、「人材派遣会社さんに対する本音」についてお話をしたいと思います。
決して人材派遣会社さんを敵視しているわけではなく、様々な理由があって、サービスを利用しにくいと思っています….
きっかけは、つい最近の出来事です。
台湾には「104人力銀行」という、いわゆる台湾版マイナビのような人材ポータルサイトがあります。
そこで僕たちも求人広告を再開したんですが、その直後、台湾にある某日系の人材派遣会社さんからメールが届きました。
内容はというと──
「104で御社の求人広告を拝見しました。人材ニーズはございますか?」という営業連絡。
正直、この営業担当者さんの行動力には驚きました。
普通、こういった情報は常にチェックしてないと気づけないですからね。本当にすごいなと思いました。
ただ、それと同時にふと思ったんです。
「うーん、でも僕たちみたいな中小企業にとって、やっぱり人材派遣ってキツいんだよな…」って。
というわけで、今日はその「キツイ」理由を3つに分けてお話ししていきます。
1つ目:手数料問題
まず一番大きな問題がこれです。
うちはオーナーが僕と共同創業者のエリック、たった2人です。
つまり、人材派遣会社さんに支払う手数料は、ほぼ僕たちのポケットマネーと同じ感覚なんです。
仮に、採用1件あたり何十万台湾ドルをみなさんが社長だとして、ポケットマネーから出すとすると──
「はいどうぞ!」と気軽に払える金額ではないことはわかってもらえると思います。
本当に「背に腹は代えられない」レベルで人手不足ならお願いするかもしれませんが、
そうじゃない限り、なかなかハードルが高いです。
では、仮に本当に人手不足で困って人材派遣会社さんのヘルプを借りたくても、今度は次の問題が発生します。
2つ目:費用対効果が悪い(定着しない問題)

次に、費用対効果の問題が出てきます。簡単に言うと、僕らみたいなスタートアップ且つ広告代理店ってびっくりするほど定着しません…😭
僕たちみたいなスタートアップ系・中小企業って、良くも悪くも「自分で動く力」が求められます。
もちろん、週1回のトレーニングや、外部講師を招いた勉強会など、サポートは結構充実しているほうだと思います。
でも、大企業と違って、手取り足取り常に誰かが教えてくれるわけじゃないです。
台湾では大手企業もあまりトレーニングを実施しないという話はよく聞きますが…
むしろ、自分で考えて動くことが求められる環境です。
ここにギャップを感じる人が少なくありません。
「教育制度があるって聞いていたけど、思ったより自分でやる部分が多い…」
そんな風にギャップを感じて、1年以内に退職してしまうケースが結構あります。
数十万円の手数料を払っても、1年以内に辞められてしまったら、正直、痛すぎますよね…。
3つ目:自社でデジタル広告を活用して採用できる

最後に、僕たち applemint はデジタルマーケティングの会社です。
つまり、自社でFacebook広告やInstagram広告を使った採用広告が打てちゃうんです…
なんならそのノウハウもあって、採用広告のお手伝いをサービス業のお客様中心に提供しているぐらいです。
実際、僕たちが自分たちで採用広告を出すと結構な数の応募が集まります。
特にFacebook経由での応募は費用対効果も高く、十分に運用が回っています。
そうなると、
「高い手数料を払って人材派遣会社に頼む必要ある?」
ってなっちゃうわけです。
なので、今回メールをくれた人材派遣会社さんには申し訳ないですが、
僕らにはこうした理由から人材派遣会社さんのニーズがないというのが本音です。
まとめ:人材派遣がダメなわけじゃない
ここまで読んで、「人材派遣会社を否定してるのか」と思われたら困るので最後にフォローしますが、
人材派遣会社さん自体が悪いわけではないです。
実際、大企業ならリスクヘッジとして必要だし、
急な人材補充を短期間で行うにはとても有効だと思います。
あと僕らのお客さんの中で、人材派遣会社さんに人材を紹介してもらって、もう6年勤めてりる社員がいるなんて会社もあるので、採用側の僕らにも問題があると思っています😅
それぞれの企業規模やステージに応じて、使い方を考えればいいだけのことだと思います。
以上、applemint代表佐藤から台湾で中小企業を経営する僕のリアルな本音でした!
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