【台湾で店舗集客】低コスト派にぴったりの集客対策4選

【台湾で店舗集客】低コスト派にぴったりの集客対策4選

こんにちは、applemint 広告運用担当の Natsuki です。

店舗集客を始めてみたいけど、大きな広告費をかけられない…。そんな方にも実践しやすい方法があります!

従来のウェブ上で集めたお客さんに実店舗サービス利用を促進する取り組みのことを “O2O(Online to Offline)” と言いますが、近年では、オンラインとオフラインをシームレスに統合する “OMO(Online Merges with Offline)” という新しい考え方が注目されています。

例えば、アパレルの実店舗で試着した商品をスマートフォンで購入すると、その情報が顧客IDと紐づけられ、今後のマーケティングに生かされる――オンラインとオフラインの境界が溶け合った状態で一貫した購買体験を提供できるのです。

このOMOの促進により、今まで実店舗ビジネスにとって把握しきれなかったウェブ広告の集客数や費用対効果、どんな広告が響いたのかなどのデータも、こうした取り組みによってより可視化しやすくなります。

このブログでは、ウェブマーケティングの知識がなくても挑戦できる、低コストで始められる4つのO2O・OMO対策をご紹介したいと思います。

台湾での実店舗経営者や店舗集客に悩んでいる方は必見です!

広告費をかけずに効果絶大!Google検索を攻略する方法

まず実施コストがかからない無料の対策を2つご紹介します。
実店舗をお持ちの方は必ず行うことをお勧めします!

Googleマップ上位掲載で「今行きたい!」と選ばれるお店に

マップ検索上位掲載 MEO

マップ検索上位掲載(MEO)

まずご紹介するのは、Googleマップで一番上に表示される方法です。
Google map で上位に表示されることを業界用語で、MEO(Map Engine Optimization)と言います。

例えば、読者のあなたが台北駅の近くでステーキ屋を探しているとします。
スマホで「台北駅 ステーキ屋」などを検索すれば、多くの方がGoogleやGoogleマップで近場を探すでしょう。
このとき上位に表示されるステーキ屋がユーザーに選ばれる確率は格段に高くなります。

つまり地図検索で一番上に表示されると ”今行きたい” ユーザーに選ばれる確率をぐっと上げる事ができます。

では Google Map で自分のお店をどうやって上位表示させるのでしょうか?

地図検索で上位に掲載するコツ

Google ビジネスプロフィールに登録・更新できる情報はすべて記入する
Google ビジネスプロフィールのレビュー(★4以上)を増やす
最新情報や写真を適宜アップデートする

弊社顧客のカラダファクトリー 様はマイビジネスの改善をきっかけに、過去最高の集客数を更新しました!

※台湾ではGoogleレビューが★4以下のサービスは危険視される傾向があるそうなので、もし自社サービスのレビューが★4以下の場合、急ぎ改善に取り組んでください。

※もしGoogle ビジネスプロフィールを知らない、或いは未登録という方は今すぐ以下のリンクから登録することをオススメします。
Google ビジネスプロフィール申請はこちら:https://www.google.com/business/

検索結果に上位表示される人気のお店に!

Google検索上位掲載 SEO

Google検索上位掲載(SEO)

Googleマップ検索(MEO)と並行して活用したいのが、Google検索画面での上位表示対策(SEO)です。

検索結果で最上位に表示されるお店になるには、検索されそうなキーワードに狙いをつけてブログ投稿やSNS投稿などを行います。

日本だとサロン系ならホットペッパー、レストランならぐるなびなど、口コミプラットフォームがありますが、台湾ではそのような巨大口コミプラットフォームがあまり浸透しておらず、個人ブログが上位表示されやすい特徴があります。

例えば以下の画面のように、日本では「地名 + 料理の種類」を検索すると、上位に「食べログ」や「ぐるなび」など大手プラットフォームが表示されますが、台湾では個人ブログがよく上位表示されます。

これはつまり、台湾は日本のようにアクセス数が巨大な競合が少なく、検索画面での上位表示(SEO)を比較的狙いやすい環境とも言えます。

日本語で「居酒屋 中山」と検索した場合▼

日本の検索上位はアクセス数の多いメディアプラットフォームが独占しがち

中国語で「居酒屋 中山」と検索した場合▼

台湾では個人ブログでも上位掲載を十分に狙える

まずはいくつかのキーワードに狙いを絞って、SEOフレンドリーなブログを書くのがオススメです。自分で書くのが難しければ、専門ブロガーに執筆を依頼するという手もあります。

弊社でもあらゆる業界のお客様のSEOのお手伝いをさせていただいており、特定の狙ったキーワードで検索上位を獲得した経験が多数あります。

SEO フレンドリーなブログの書き方は以下の記事もご参考いただけます。

More to read

こんにちは!台湾でデジタルマーケティング会社の代表を務める、applemint の佐藤  (@slamdunk772) です。 突然ですが、ちょっとした宣言をしたいと思います。ap […]


広告費をかけて大量集客!中小ビジネス向け低コスト運用

ここからは宣伝費用をかけて集客強化する方法をご紹介します。

弊社の事例を含め、広告運用の施策の一部として取り組める施策をご紹介します。

すでにGoogle や Facebook などでウェブ広告に取り組んでいる方や、「広告費を投下して一気に集客したい」という方にオススメです!

Google P-maxローカルキャンペーン で選ばれるお店に!

実店舗の集客広告を考えるうえで、外せないのがGoogle広告です。

その中でも今最も注目を集めているのが、「P-maxローカルキャンペーン」

AIが自動で最適化を行い、GoogleマップやYouTube、ディスプレイ広告など、多様な媒体へまとめて広告を配信できるのが特徴で、幅広いユーザーにリーチしやすくなります。

P-maxローカルキャンペーンではGoogleビジネスプロフィールとの連携が必須です。配信地域を店舗周辺などに絞り込むことで、自社商圏内のユーザーに集中してアプローチできるのも大きな魅力。

さらに、従来のローカル検索広告の仕組みも取り込んでいるため、「中山 マッサージ」「付近のマッサージ店」といった“今すぐそのサービスを必要としている”ユーザーにも効率よくアプローチできます。結果的にオンラインで興味を持った人をオフラインの店舗へスムーズに誘導できるのが大きなメリットです。

過去の経験からレストランやマッサージ、サロンなど地名を含む検索は今すぐにそのサービスを必要としている傾向が強いため、この検索広告での配信は必須になります。

ローカルキャンペーンでは以下のような媒体への複数配信が可能です。

P-maxローカルキャンペーンの配信媒体
  • Google検索(従来のローカル検索広告)
  • Googleマップ(従来のローカル検索広告)
  • YouTube
  • ディスプレイ広告
  • Gmail / Discover広告 など

また多様なコンバージョン計測ができ、より効果的な広告分析が可能になります。

P-maxローカルキャンペーンで計測可能なコンバージョン例
  • 店舗への来店(広告を見たユーザーの位置情報などから判断)
  • ルート検索数
  • 電話や予約フォームからの問い合わせ
  • 広告クリックやサイト内の特定アクション など

以下は弊社が運用をしながら重要と考える運用のコツです!

ローカルキャンペーン運用のコツ

  1. ビジネスプロフィールとの連携:来店や電話などオフライン行動の計測が可能に
  2. 広告アセット(文言や画像、動画)を複数用意:AIが様々な媒体に合わせて自動最適化してくれる
  3. 店舗周辺など配信地域を絞る:商圏エリア内の「今すぐ客」を効率的に狙える
  4. まずはスモールスタートでテスト:成果を見ながら少しずつ広告費を拡大し、無駄を抑える

検索だけでなく複数の媒体に出せるため、P-maxローカルキャンペーンは店舗集客を初めて検討する方や既存のGoogle広告を強化したい方にとって、有力な選択肢になっています。

Facebookで半径 kmにいる人へ集中アプローチ

実は Facebook 広告(Meta広告)も Google 広告同様に GPS 情報を使って、特定の場所にいるユーザーへ広告を配信することができます。*ただしユーザーのスマホ設定によって追跡オフ設定も可能

事前にビジネス情報を登録しておけば、広告配信エリアを店舗周辺に限定して「今そこにいる人や、そこをよく訪れる人など」を狙って集客が可能です。

まるで路上でビラ配りをする感覚 で広告を活用できるため、中小規模のオフラインビジネスにも導入しやすいでしょう。
登録作業も数分で完了するのでぜひ試してみてください。

私もクライアントの代理で店舗登録をしましたが、ものの数分で完了しました!

Meta ビジネスヘルプセンター|店舗を手動で追加、編集、削除する

Facebookの実店舗広告
  • 店舗から半径〇〇km以内にいる人へ広告配信が可能!
  • ビラ配り感覚でウェブ広告を活用できる!

番外編:SK-IIの実店舗集客体験記

(同僚 Hiro さんの体験談)

SK-IIさんが実店舗集客施策として「肌年齢チェック」の体験申し込み広告を配信していたので、実際に予約をして集客一連の流れを体験してきました!

台湾のデパートコスメブランドがよく実施しているのが体験予約広告です。
セール期間になると

  • 「新商品体験予約で無料サンプルセット贈呈!」
  • 「肌年齢チェック無料受付中!」

このような Facebook 広告をよく見かけます。

要は「無料カウンセリングやサンプル提供するので店舗に来てください」という形で、多くの顧客データを集められるコスパの高いマーケティング手法です。

このプロモーションは店舗集客だけでなく、来店予約時に顧客データを収集でき、広告主にとってはコスパの高いマーケティング手法です。

実際に私が予約した当日の接客は、少々マニュアル的でしたが、顧客データを集める仕組み自体は非常にスムーズでした。

Facebook 広告をクリックするとこのような体験申し込みページに遷移しました。

SKII体験予約サイト

「立即預約(今すぐ予約)」をクリックし、氏名、メール、生年月日、電話番号を記入します。

予約フォーム

予約する店舗と日時を指定して送信したら予約完了です。中々スムーズな予約体験でした。

店舗・日時選択


そして予約日当日、予約していたカウンターへ。肌年齢チェック自体はスムーズでしたが、その後すぐに商品セールストークが始まり、あまりに急ぎ足の説明に圧倒され、同行の台湾人ですら聞き取れない早口で商品の説明をされ、やむなく断念せざるを得ませんでした。

来店するユーザーは興味や購買意欲が高いことが多いです。私自身も、セレブ御用達で知られるSK-IIに興味があったからこそ実際に店舗へ足を運びました。実際、「試しに一本買ってみようか」という気持ちがあったので、もう少し消費者への配慮があれば、そのまま購入していたかもしれません。

例えウェブ広告で集客を強化できたとしても店舗に足を運んでもらう施策が成功していても、その後の接客やサービスの質がともなわなければリピーター獲得には繋がりにくいと実感しました。

集客だけでなく店舗サービスの改善が両立してこそ、多くのファンを生み出せると実感した、学びのある体験でした!

台湾の実店舗マーケなら applemintにお任せ!

以上、実店舗ビジネスでも低コストで取り組む事のできる4つの対策をご紹介しました。

無料でできる!

  • Google マップ上位掲載(MEO)で今行きたい人気店になる
  • Google 検索上位掲載(SEO)で注目のお店になる

無料でできる!

  • Google P-maxローカルキャンペーン:Google検索やマップ、YouTube、ディスプレイなどへ自動最適配信。来店意欲の高いターゲットから潜在顧客まで広くアプローチ。
  • Facebook 地域広告:店舗から半径○km内の人に「ビラ配り」感覚でアプローチ

applemint ではオンラインだけでなく、実店舗ビジネスのご支援も行なっています。
実際にご支援中の実店舗ビジネス事例もご紹介可能です

事業規模に合わせたマーケティング計画や、オンラインツールを使った集客支援・分析など、各種ご相談を承っていますので、まずは気軽にお問い合わせフォームからご相談ください!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

辰濱 夏希

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