こんにちは、台湾にある applemint というデジタル・マーケティングの会社の代表を務める佐藤 (@slamdunk772) です!
今年の3月から台北市内のおしゃれなスポットやおしゃれなギャラリーを探している人向けに、本格的に台北のギャラリーを紹介し始めました!現在までに以下のようなコンテンツをアップしています。
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今回も同様に台北のギャラリー、『Bluerider ART 藍騎士藝術空間』をご紹介したいと思います!Bluerider ART 藍騎士藝術空間に展示されている作品のテイストは比較的に若い人好みという印象を受けたので若い人が来ると楽しめるかもしれません。
Contents
初めに
初めに、ここで扱っているアート作品は主にヨーロッパやアメリカのアーティストの作品であることをお伝えしておきます。従って台湾のアーティストを見たいという方にはもしかしたらミスマッチかもしれません。今後台湾のアーティストを扱う可能性もなくはないと思いますが現時点では聞いていないので何かアップデートがあればここに載せたいと思います!
(2019年4月23日現在)
冒頭でも述べましたがギャラリーにある店内にジェームズ・タレルやJR、ジェフ・クーンズ、村上隆、バンクシーなど比較的素人でもわかりやすいアートの本やグッズがあったためおそらくオーナーの方向性は若い人をターゲットにしているのではないかと思います。実際、お話をしたスタッフの方も若い人をターゲットにしているというお話をしていました。無論、40代以上の方でバンクシーや村上隆のようなテイストのアートが好きな人も行って楽しめると思います!
また、Bluerider Art Gallery は2箇所存在します。一つは今回ご紹介する『Bluerider ART 藍騎士藝術空間』でもう一つは『Bluerider ART 敦仁館』です。『Bluerider ART 敦仁館』については別の機会にご紹介をしたいと思います。両方とも徒歩7-10分以内の距離に位置するため両方回ることをお勧めします!
『Bluerider ART 藍騎士藝術空間』基本情報
住所:106台北市大安區仁愛路四段25-1號 (MRT 忠孝復興 駅3番出口から徒歩5-10分ほど)
営業時間:09:00 – 18:00 (火曜日 – 土曜日)
月曜日及び日曜日はお休みです。一番近い駅は MRT 忠孝復興駅で徒歩7分ぐらいはかかります。夏場は外を歩くと非常に暑いので午前中の時間帯がいいかもしれません。
※ちなみに5月から7月まで『Bluerider ART 藍騎士藝術空間』は大規模なメンテナンスに入る予定らしいので 5月以降は写真右上の 『Bluerider 敦仁館』をご訪問ください。
『Bluerider ART 藍騎士藝術空間』エントランス
『Bluerider ART 藍騎士藝術空間』は仁愛路という高級住宅が並ぶ通りにあるビルの10階にあります。Wifi があって Google map を見ながら探せば迷うことはまずないと思いますが念のためビルの入り口部分を貼ります。
入り口を入るとすぐにエレベーターが見えます。そのエレベーターを使って9階まで行き、降りて少し奥に進めばもうギャラリーの入り口です。なお、9階ギャラリー入り口手前に階段があり、9階と10階のアートスペースの案内があります。どちらから見るかはみなさん次第です。
9階エントランス部分
まずは9階のスペースをご紹介したいと思います。『Hall 9』という表示に沿って進むと入り口にたどり着きます。
また、入り口のすぐ横にはソファーが置いてあり、疲れたらここで一休みも出来ます。まず第一印象は私が思っていたよりもかなり広い空間と感じました。
また、入り口に着くなり、ギャラリーのスタッフの方がすぐに声をかけてくれて、その後 Blue Rider の説明やアート作品の説明をとても丁寧にしてくれたので非常に助かりました。日本語や英語が出来るかはわかりませんがギャラリーの方とコミュニケーションを取りたい方はスタッフの声に気軽に返事をするといいと思います!
9階アートスペース
次に9階のアートスペースをご紹介したいと思います!まずは全体の広さを伝えるために入り口入って右側の奥からの写真をお見せします。
ご覧のようにかなり広く、ものすごく混まない限りかなりゆったりとしたスペースで作品を見ることが出来ます。今回はこの広い空間に4名のアーティストの作品が展示されていました。
次に上記写真手前にある袋に水が入ったオブジェの作品をクローズアップしてお見せしたいと思います。
水が入っているように見えますが全てガラスで出来ています。水の中の泡をよくガラスで再現したなと感心しました。Dylan Martinez というアーティストの作品で、彼はガラスのもつ自由度の高い形状に魅せられ、ガラスを用いて屈折した形状が作り出す様々な視覚的効果を表現しているようです。
実際に光の当て方や外からの日光によって影が変わるのが面白く私は個人的にすごい好きな作品でした。また、水の中の泡が本当にリアルで衝動的に購入を検討してしまいました。(笑)
次に上記写真奥に位置する絵画をご紹介したいと思います!
遠目からだと少しわかりにくいのですが近くで見るとそれぞれの線が少し浮き上がって見えます。近距離で見るとそれぞれの線が非常に緻密に設計されていて、ズレが全くありませんでした。
アーティストは John Aslanidis という方で、どうやら視覚と聴覚を融合させる表現方法を絶えず模索しているアーティストのようです。このアーティストの説明を聞いた時、単純にこの作品の曲線は音波を表現しているのかなと思いました。日本にもいくつか彼がデザインした空間があるようですので興味のある方はGoogleってみるといいと思います。
次にガラスの作品の真向かいのスペースにある作品についてお話をしたいと思います!
なんとも不気味な形をしていますがよく見ると茶色の部分は全て鉛筆だと気づきます。アップ画像も載せます。
この作品のアーティストは Jessica Drenk という方で、人間が作ったものは自然に属する、自然に回帰するという思いから如何に人工的なものを用いて自然を表現するかということに重点を置いているようです。非常に興味深い作品とは思いましたが個人的にガラス作品のディテールと曲線の方が好きでした。
次にもう一つ作品をご紹介して9F 部分締めくくりたいと思います。
こちらの作品は Wendy Wischer という方の作品で写真だと少しわかりにくいのですが草と思われるオブジェにびっしりきらきら光るものが貼られています。作品の説明を見る限りこの作品と音楽を使って人類の危機を表現しているようですが個人的にちょっと解釈が難しかったです。
私のこの作品に対する勝手な解釈ですが現実的にはあり得ないクリスタルな草が生えるということは人工物が地中に多くあり、それが生えるということが危機的状態を表しているのかなと思いました。
スタッフの方の丁寧な説明もあり、結果的に非常に満足しました!大体1ヶ月に1回違う企画があるようなので今後も定期的に行こうかなと思いました!
また、スペースが非常に広くて清潔感があったのが非常によかったです。あえて改善点を言うとしたら行った日は午前10時ですでに27度くらいあり、まだ冷房を回していなかったので室内が少し暑かったぐらいです(苦笑
10階 のスペース
それでは次に入り口まで戻って階段を上がって10階へ行きたいと思います!
上がって奥に進むとまず手前に『Street Art Forever』という字とガラスに囲まれた独立したスペースが見えます。中は主にアート関連の書籍やグッズが置いてあります。
スタッフの方に聞いたところ、台湾には東京の MOMA ストアのように世界の有名な美術館のグッズのライセンスを持って販売しているところが少なく、Bluerider では世界の有名な美術館やグッズの版権を持っているような業者と協業し、アート関連のグッズを売っているようです。
中は非常に私好みのグッズが多数売られていました。いくつか写真でご紹介したいと思います。
入って右側は主にアート関連の本が置いてあります。ジェフ・クーンズや村上隆、バンクシーなど大御所の本ばかりです。
机の上に置いてある書籍の中に私の大好きなジェームズ・タレルの本があってそれだけでここをすごく気に入ってしまいました!(笑)
続いて入り口入って左側のスペースを見ていきます。
こちらも同様に書籍や一部洋服やポスターが置いてありました。スケートボードも売られていました!そのほかにもキースへリングのグッズや可愛い雑貨が置いてありました。
10階のグッズ売り場ではジェームズ・タレルの本を見ながら直島の地中美術館に行った時のことなんて思い出してそれだけでこの日の気分がよくなりました。書籍は少々高めで恐らく東京やオンラインで探そうと思えば探せるのでわざわざ重たい本を台湾で買う必要はないかなと思います。
台湾に住んでいる日本人やポップアートが好きな人からすると、ポップアート関連のグッズや書籍が買える非常に貴重な場所なのかなと思いました。
次に10階のアート作品が展示されているスペースをご紹介します。
少しぼやけていて申し訳ないのですが10階も9階同様割とゆったりとしたスペースになっています。奥は会議室でスタッフ以外立ち入り禁止なようでした。ちなみにこちらの写真の左部分は休憩スペースになっていてソファーが置いてあります。こういう心遣いは嬉しいです。
次に、アートスペースの作品を一部ご紹介したいと思います。
こちらの作品は写真では伝わりにくいのですが実物は動いています。ちょうど静止画と動画の真ん中に位置するような作品で非常に面白い取り組みだなと思ったのが第一印象です。
こちらの作品ではピカソが左にいると思えばウォーホルやリキテンスタインみたいな絵があって、終いには村上隆が出てきてとても忙しい作品です。スタッフの方曰く、この作品を作ったアーティストは有名な絵画やアイコンを用いて現代の様々な問題を表現しているようです。
ちなみにこのアーティストの作品は4/23現在、『Bluerider 敦仁館』で展示されているようです。割と有名な方みたいなので興味のある方は是非足を運んでみてください!
まとめ
こう言うと少し失礼な言い方になりますがこのギャラリーのことは何も知らず、何も期待せずに行った結果、満足な体験が得られたので非常によかったです。特にスタッフの方の丁寧な説明が非常に好印象でした!しかし中にはスタッフの方の説明がいらない人もいるのでそこさじ加減や判断が難しそうですね。
今後の展示作品に期待です!
ちなみにこのギャラリーから徒歩5分ぐらいの場所に以前ブログでご紹介した『建國花市』という花市場が週末限定で開催されています。
関連記事:台北最大!?植物・花市場【建國花市】レポート!行き方や見所を紹介!
建國花市は私の中ではかなりの穴場スポットなので一緒に回るといいです!
今後『Bluerider ART 敦仁館』に行った時のレポートも書くので、出来次第こちらのブログにリンクを貼りますので是非ご覧ください!
Bluerider ART 藍騎士藝術空間 Facebook:https://www.facebook.com/BlueriderART/
Bluerider ART 藍騎士藝術空間 HP:https://www.blueriderart.com/
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