こんにちは、applemint代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
applemintでは主に私が色々なガイドブックでおしゃれと言われているギャラリーやスポットに実際に行ってみてその時の様子をブログにしてお届けしています。基本的にいい所も悪い所も執筆者の感想をそのまま正直に書いていくつもりです。
ちなみに過去の特集は以下です。
【台北おしゃれギャラリー/スポット】「IT Park」少々がっかり編
【台北おしゃれギャラリー/スポット】「雑誌図書館Boven」
IT Park は色々話に聞いていた割には私は個人的にがっかりしました。朋丁および Bovenは評価通りのいい体験ができました。今回は日本人観光客も多く訪れる「田園城市風格書店」に行ったのでその時の様子をレポートしたいと思います。
基本情報
住所:10491台北市中山區中山北路二段72巷6號 (MRT 雙連駅1番出口から徒歩3分ほど)
営業時間:10:00 – 19:00 (台湾の休日や祝日は多少時間が上下するものの10-19時であればオープン。毎日空いてます。)
雙連駅からものすごく近いです。観光客の方は雙連駅から直接向かうのもいいですし、中山駅から色々見ながら歩いていくのもいいと思います。私は後者をおすすめします。
それでは早速外の様子からレポートしていきましょう!
外観
田園城市文化事業というサインが非常に目立つので気づかずに通り過ぎることはまずないと思います。ちなみに私が行った2019年3月31日現在は陶器の展示会及び中国のアーティストの水彩画の展示会がありました。4月中旬から日本人の方の展示会を行なうようです。
それでは中の様子をお伝えしたいと思います。
室内の様子、1階本売り場
IT Park のレポートの時同様、1階部分の簡単な間取り図を作ったのでまずはこちらをご覧ください。
まずは本が売られているスペースからご紹介したいと思います。
スペースの真ん中に恐らく新刊や一押しの本が置いてあり、段差を隔てた奥には少々専門的な本が置いてある印象でした。基本的に売られている本は中国語ですが日本語の本も多数ありました。
ただし中国語の本を見た所、多くの本がもともと日本語で出版されたのを中国語訳にしていたため、オーナーの方の日本好き或いは日本に傾倒した趣味が垣間見れます。
日本人の作者らしき本や、日本関連の本ばっかりです!
横尾忠則の事書いた篠山紀信の本って何でしょうね….
アングル変えて本が売られているスペースの奥からの写真がこちらです。
ぐるっと回って見た印象ですが本の数はそんなに多くないです。恐らく奥のどこか人目に触れない場所に在庫はあると思うのですがお店に出ているのはオーナーがきちんとセレクトしている印象を受けました。
次に一階、本のスペースのすぐ横のギャラリースペースを覗いてみましょう!
室内の様子、1階ギャラリースペース
全体写したような写真がなく大変申し訳ないのですが中のスペースは10畳ほどといった所だと思います。(全体が見える写真を取り次第差し替えます)
私が行った3/31 は花瓶の展示会でした。
私は個人的にこちらの黒い容器が好きでした。お値段は 2300NT とありますがこれが高いのか安いのかは正直わかりません。ちょっと私には手の出せる価格ではないことは確かですが…
展示スペースがあることは非常に羨ましい限りでした。それほど広いわけではないのですが10畳もあれば人5-6人は同時に歩けるほどのスペースは十分確保できます。ギャラリーらしく壁は白で統一され、展示物が強調されるような工夫は感じ取れました。本とギャラリーの相性っていいですね!
では次に一階の休憩スペース部分をご紹介したいと思います。
室内の様子、1階休憩スペース
休憩スペースは決してコーヒーや飲み物を頼まないといけないわけではありません。あくまでご自由に座ってくつろぐことが可能です。壁に飾ってある絵画は正直私の趣味ではないですが壁にアートを飾っている本屋兼オフィスって素敵だと思います。(オフィススペースは一階の奥に位置しています)
テーブルに着いてテーブルの上にあるメモ書きを読むと誰でも座っていいので長居はしないでくださいという注意書きがありました。少し座っているとスタッフの女性の方がコーヒーを飲みますか?と勧めてきますがこちらは恐らく有料です。頼むのも頼まないのも個人の自由かと思います。
休憩スペースのすぐ横にはポストカードが販売されています。ザ・台湾みたいなポストカードも置いてあります。どうやら各地の観光名所をアイコンにしているみたいです。
最後に地下部分をレポートして終わりたいと思います。
室内の様子、地下多目的スペース
私がここを訪れた3/31 はちょうど上海のアーティストの握手会だったようで、地下のスペースはアーティストの作品のほか、多くの椅子が並べられアーティストが来場者を相手に色々話をしていました。
そんなに人がいたわけではないですが奥にはざっと10名ほど立ってアーティストの話を聞いていました。アーティストの方は現在上海に住んでいるようです。プロフィールには水墨画アーティストと書いてあります。私はてっきり水彩画かと思っていました。
こちらがアーティストの方の作品です。
日常にあるような光景を水墨画で表現して何かを伝えたいというのは伝わりました。ちなみに私はこの写真の中で真ん中の段の一番左の作品が非常に好きでした。
ものすごく普通に見えるかもしれないのですがこれを見ると中国や台湾の日常に溢れた一場面をすぐに想起でき、台湾にいるにも関わらずなんか懐かしい気持ちになれました。非常に素朴で何の変哲もないかもしれませんが妙に気に入りました。ちなみにこの作品が思いの外安く、こんなんでアーティストの方は暮らしていけるのかと非常に心配してしまいました。
その他、そして感想
最後に、一階のグッズ売り場や私が一階部分で気になった場所の写真及び私の感想を述べて終わりたいと思います。まずは一階のグッズ売り場付近です。
ポストカードや本関連のグッズが多くあった印象です。
また、一階にあったこの時計がとても素敵だと思いました。どうやら台湾の列車のプラットフォームで使われていた両面時間表示の時計らしいです。
田園城市風格書店に行った私の感想ですが流石の一言でした。それというのもオーナーの方とお話をする機会があり、オーナーの方曰くこのスペースは場所を変えながらもう16年も続いているそうです。
通常の本屋さんのような形で16年も運営を続けるのは至難の技ですがオーナーの方が時代のニーズに合わせてマネタイズの仕方を考えてここまで続けることができたのでしょう。地下のスペースは常に何らかのイベントを行っているようです。
16年も続けていることに非常に感銘を受けたほか、空間を有効的に活用して人を集めそこから新たなマネタイズ方法を考えているようで自分の趣味とビジネスを両立されているオーナーには非常にインスピレーションを受けました。
これは私個人の意見になりますが私だったら雑貨が置かれている棚に修正を加え、売る雑貨の数をもう少し減らすと思います。
棚を置いてそこにグッズを置くのは一番簡単な売り方だと思いますが地面に一番近い一番下の段にあるグッズって見えないと思うのです。もう少し見せ方を何か工夫できないかなと思いました。ただ本当によくできた空間だと思いました。
最後に、以前別のブログで 朋丁の方にインタビュー企画を行ったように以後田園城市風格書店のオーナーにも色々質問をぶつけたいと思います!
インタビュー企画:「台北の超おしゃれギャラリー「朋丁」の支配人に台北のギャラリーやシーンに関する10の質問をぶつける!」
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