【超速報】李真的很強展@朋丁の展覧会の最新レポート!

【超速報】李真的很強展@朋丁の展覧会の最新レポート!

こんにちは applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

もうすでに2回も朋丁のことについて書いて結構しつこいのですが今回その朋丁で「李真的很強」という展示会が始まるということで急遽オープニングにかけつけました。

このブログでは超速報で「李真的很強」の展示会の様子及び感想をお伝えしようと思います!

基本情報

展示名:李真的很強

展示場所:朋丁(10491台北市中山區中山北路一段53巷6號)

アーティスト名:李漢強 Lee Kan Kyo

台北市出身。幼い頃から日本のテレビ番組を見て日本に興味を持ったことから2007年に日本へ。日常に溢れている大量消費されるような週刊誌やスーパーの広告を通して見える現代を表現している。日本に渡った後、どんな状況でも手軽に栄養を取れる手段として紙パックの野菜ジュースを飲み始め、飲み続けたら一体どうなるか疑問に思い今日まで欠かさず毎日1本飲んで自身のインスタグラムに投稿をしている。
http://www.leekankyo.com/

開催期間:2019/3/14 – 2019/4/7

オープニング当日の様子1階

それでは早速オープニング日の様子をお伝えします。

1st floor

1階部分ですが…..
通常と変わりませんでした。苦笑

いつも通り雑貨や写真集、本が売られていました。
次に通常はくつろぎスペース/ 展示スペース/ 多目的スペースの2階を見ていきたいと思います。

オープニング当日の様子2階

続いて階段を上がって作品が展示されている2階に行きます。

2nd floor

いつも通り真ん中はテーブルと椅子が置いてありますが壁にはアート作品が並びます。
まずはアングルを変えて左に展示されている作品を見ていきたいと思います。

2nd floor left

こちらバイクの作品です。クローズアップします。

bike2

bike1

これらのバイクの作品ですがモデルの大部分は韓国のバイクだそうです。アーティストの李漢強氏は近年韓国でも積極的に活動をしており、その時に見たバイクがインスピレーションになっているようです。

なぜバイクをモデルにした作品を作っているのでしょうか?

李漢強氏はバイクを通して韓国社会や時代を表現しようとしています。例えばバイクの荷台部分に席があるとそれは恐らくバイクが家族や恋人との移動手段であることを示唆します。

バイクにステッカーが貼ってあれば所有者のバイクに対する強い愛着が見えます。荷台部分がものを積めるようになっていればそれはデリバリーの手段になります。

このように様々なバイクを一度に並べることで今その社会でどんなものが消費されているか、どんな暮らしがされているか理解できます。少し人類学的なアプローチに似ていますね。

次に、カメラのアングルを変えます。

2ndfloor-2

上の写真でいう左側の作品をズームインして見ていきたいと思います。

magazine1

女性セブンです。2018年ぐらいのでしょうか。

magazine2

週刊誌や大衆雑誌をテーマにした作品を描いて一度に並べる理由もバイクと同様、その時の流行や人々の関心を探る目的があるようです。

このほか2階フロア両端には李漢強氏のグッズが置かれていました。

lees

こちらは李漢強氏が毎日飲んでいる野菜ジュースのセルフィー写真をトランプにしたものです。

lees

こちらはアーティストのグッズと思われます。さらに今回はオープニングパーティということで彼が愛用する野菜ジュースにアルコールを加えたカクテルも振舞われていました。

2nd floor4

写真左奥部分の特設カウンターでイケメンバーテンダーによるカクテルが楽しめました。

お酒は野菜ジュースのパッケージにいれて振舞われていました。

drink

最後に3階部分をご紹介したいと思います。

オープニング当日の様子3階

三階部分は完全に展示スペースになっていました。

3rd floor

3階部分の展示スペースには求人票やスーパーのチラシをモデルにしたと思われる作品が並んでいました。

supermarket

3rdfloor

上の写真に奥に位置する作品は台湾の求人票なのですがこの求人票を見るだけでその時代にどんな仕事のニーズがあって、どんな仕事の人が足りなかったかも想像ができます。

日本人の方であれば非常に馴染みのあるイメージが多数あり、この展示会を通して雑誌やチラシへの見方が変わるかもしれません。

振り返ってみて(感想)

この展示会を振り返って気に入ったところが2点ありました。

  1. 作品へのリスペクト:当たり前かもしれませんが作品への照明の当て具合や展示の仕方、空調など非常に見やすい内容になっていました。
  2. 体験:アーティストが毎日飲んでいる野菜ジュースをベースとしたカクテルやそれを飲んで座って一呼吸できるスペースが2階にあったのがよかったです。

逆に自分が主催者だったらこうしてたなーと思ったのは作品に対する説明文を2階と3階のそれぞれのフロアに置くことです。今回のブログを書くにあたってアーティストの考えや背景、作品の説明をもう一度読みたいと思った時に1階から3階に戻る必要がありました。

また、説明文を例えば2階のテーブルの上に置くことで休憩のついでに読み、その後2階と3階をまた行ったり来たりすることが考えられます。総合的には非常に落ち着いて見れるいい展示会だったと思います。

終わりに

当日は日本人の方もチラホラ来ているようでした。なんか旅行雑誌やフリーペーパーなどで朋丁が取り上げられているようですね。最後にもう一度基本情報を下に載せておきます。開催期間中に台北にいる予定の方は是非!

展示名:李真的很強

展示場所:朋丁(10491台北市中山區中山北路一段53巷6號)

アーティストの簡単な紹介:李漢強 Lee Kan Kyo

台北市出身。幼い頃から日本のテレビ番組を見て日本に興味を持ったことから2007年に日本へ。日常に溢れている大量消費されるような週刊誌やスーパーの広告を通して見える現代を表現している。日本に渡った後、どんな状況でも手軽に栄養を取れる手段として紙パックの野菜ジュースを飲み始め、飲み続けたら一体どうなるか疑問に思い今日まで欠かさず毎日1本飲んで自身のインスタグラムに投稿をしている。
http://www.leekankyo.com/

開催期間:2019/3/14 – 2019/4/7

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