酒弱い、林森行かない applemint 代表の台湾人脈構築

酒弱い、林森行かない applemint 代表の台湾人脈構築

みなさんこんにちは、台湾で applemint というデジタルマーケティングの会社の代表を務める佐藤  (@slamdunk772) です🙃

今日は僕の台湾における人脈構築術についてお話をします。とはいえ、僕は付き合いが悪く、会食もほどほどですし、お酒ほとんど飲めないので、お姉さんのお店も行きません🤨

ただそんな僕も、誰かから何かを相談されれば、知り合いがいるぐらいには人脈は広がりました。例えば、誰かからメディア関係者を紹介して欲しいと言われれば、テレビ局やニュースや、キャスターなどの知り合いがいます。

台湾のスタートアップ企業を紹介して欲しいと言われたら、それも知り合いがいます。

流石にガス会社や台湾電力などインフラ系の会社の知り合いはいませんが、僕の知り合いが知り合いなはずなので、これも頑張れば繋げられます。

と、まーこんな感じで台湾でビジネスを7年もしていたら、気づいたらある程度人脈が広がったわけですが、でも繰り返しになりますが、僕は飲み会とかほとんど行きませんし、会食もあまり行きません。

では、どうやって台湾で人脈を構築したか?今日はそんなお話をしたいと思います。

あ、ちなみに一昔前に、僕の人脈にタダで乗っかろうとして、「〇〇紹介してください」と言われ、バカだった僕は素直に紹介したら、紹介先のやつがろくでもないやつだったことがあり、それ以来一切紹介してません👋

自分の土俵で戦う:内向的な僕が選んだ道

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多くの台湾に来たばかりの人(主に駐在員)は、まず人脈を構築しようと積極的に林森に繰り出し、飲み会に参加します。しかし、2~3年後も経つと、ある程度知り合いも出来てみなさん徐々に飲み会に参加しなくなるものです😎

僕も起業1年目は、できる限り飲み会や県人会などのイベントに顔を出して人脈を広げようと思いました。でもその結果…

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特に何も得られませんでした😅

というのも、僕は大勢が集まる飲み会で爪痕を残せるほど社交的ではありません。実は内向的な性格で、人に話しかけるのもかなり苦手なんです。自分から名刺を渡しに行くのも苦手なぐらいです。

ここ数年で、人の話に相槌を打つリアクション力は少しずつ上達したと思いますが、それでも大勢の前に出るのは苦手なままです。

そのため、今ではいつもお世話になっている方からのお誘いや、本当に行かないとまずいという大勢の飲み会以外は、大勢の飲み会はあまり行かないようにしています。

「言い訳っぽい」と思われるかもしれませんが、好き嫌いというよりも、単純に大勢が集まる場が得意ではないので避けているだけです…

その代わり、これまでの経験から、少人数の飲み会や集まりの方が何らかの爪痕を残して何か出来ると思っているので、3~4人くらいの集まりであれば、ちょくちょく顔を出しています。

ただこんなわがままを通して人脈構築や営業がうまく行くほど現実は甘くありません😅

そこで内向的でアルコールが弱くて大勢の飲み会が苦手な僕が主戦場に考えたのはオンラインです。

SNS やネットで顔を出すのは好きじゃないけど…

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僕は2019年にYouTubeを始めました。気づけば登録者数は約6,800人になり、人によっては僕のことを「インフルエンサー」と見ているかもしれません(自分では全くそう思っていませんが…😅)。

YouTubeを始めた理由は、あくまで仕事のためです。自分が目立ちたいとか、インフルエンサーになって広告費で副収入を稼ぎたいという動機ではありません。

最近、博報堂かどこかの研究で「中高年の方は動画で色々調べる傾向がある」という記事を見ましたが、僕はまさにそうした方々に接触するために YouTube を始めました。

僕は個人的にマーケティングで大事なのは、ターゲティングだと思っていて、ターゲティングで勝負の8割は決まるとさえ思っています。僕が台湾でうまくやれているのもターゲティングのおかげだと思っています。

残念ながら多くの企業はこのターゲティングを軽視し、ChatGPT にターゲティングを聞いたり、ターゲティングを「40代女性美容好き」とか抽象的に定義したりしています…😬

ターゲティングについてはまた違うブログで書くとして、僕のターゲットは台湾の日系企業に勤める中高年の総経理などです。

僕は飲み会以外で彼らに接触を図るために、オンラインでの配信を始めたということです。まずは2017年にブログの執筆を始め、SEO対策をしっかりし、台湾でデジタルマーケティングに悩んでいる総経理が検索した際にブログが引っ掛かるようにしました。ブログの内容もヒアリングを通じて総経理が求めている情報を精査し、戦略的に書いてます。

今では、狙った主要なキーワードのほとんどが検索結果の1ページ目に表示され、ブログの流入数も毎月5万セッションほどに達しています。

そして2年後にYouTube の配信を始めたというわけです。当然、当時はネット上で顔を出すことに抵抗はありました。それでも仕事のため、台湾にいる日系企業の総経理と接触する手段としてYouTubeを始める必要があると感じました。

一見すごそうに見えるかもしれませんが、僕が考えていたのは「自分の得意な土俵で戦う」ということでした。

まずは自分の強みや弱みを理解

工商会1312 in 酒弱い、林森行かない applemint 代表の台湾人脈構築

僕は内向的で、人に話しかけるのが苦手な性格なのに、不思議と人前で話すことは得意なんです😅
たぶん、会社の生死をかけた営業の場数を踏んだことと、毎週アップしているYouTube動画のおかげで鍛えられたのだと思います。

僕のYouTube動画は毎回だいたい100回ほど再生されますが、「毎回100人ぐらいに見られている」と考えると、自然とどんな場でも堂々と話せるようになりました。

一例として、2022年の冬に商工会で約1時間のプレゼンをした時の事をお話しします。
過去に参加した人の話では、多くの人は端っこに立って話すそうですが、僕はプレゼンに自信がありましたし、このプレゼンのために20時間以上リハーサルをしたので、迷わず舞台の上に立って真ん中で話をしました。

僕の知り合いは過去5年で、舞台の上に立ったのは僕以外いなかったと言ってました(笑)

目立ちたいからではなく、「自分の得意な領域で結果を出さなければ、どこで結果を出すんだ?」という危機感から、そうした行動を選びました。

プレゼン後には、名刺交換を申し出てくださった方が15名ほどいらっしゃいました。その中には、その後一緒にビジネスをすることになった企業も含まれています。

僕が偉そうに言うのも恐縮ですが、人脈構築というのは、自分の得意な領域を見つけて、そこで全力を尽くすことで自然と形成されるものだと思います。

前ZOZOTOWN社長の前澤さんも、YouTubeのある動画で「大勢の場に行くことは苦手」と語っていましたが、彼はアートや自分の興味を軸に全力を尽くし、人脈を構築しました。

だからこそ、まずは自分が何を得意としていて、何が不得意なのかを理解することが大切だと思います。ちなみに、マーケティングの分野ではこの自己理解は「3C」の中の”Company”(自社)に該当します(他の2つはCompetitor:競合、Consumer:消費者)。

僕はマーケティングのおかげで今も生き残れています。また、日系企業が台湾市場で成功するためにはマーケティングが必須だと感じていますが、まだまだその意識が弱い部分が多いとも思っていて、来年には、台湾でマーケティングのコースを始めようかな、と考えています。

以上、applemint代表・佐藤から、台湾における僕の人脈構築術でした!

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Leo Sato 佐藤峻

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