みなさんこんにちは、台湾で applemint というデジタルマーケティングの会社の代表を務める佐藤 (@slamdunk772) です🙃
「台湾で事業を始めて1年ほど経つけれど、なかなか売上が伸びない…」
「もっと効果的にプロモーションをしたいけれど、どうしたらいいのか分からない…」
そんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか? 台湾では、日本と比べてSNSやオンライン広告の利用度が非常に高く、デジタルマーケティングが販売や集客、さらには採用面にも大きく影響すると言われています。一方、台湾ならではの消費行動や文化背景を理解せずに日本のやり方をそのまま持ち込んでも、思うような成果を得られないケースが少なくありません。
当社 applemint は、台湾で7年にわたりデジタルマーケティングの支援を行い、BtoCの販売促進や人材採用の課題解決に貢献してきました。本ブログでは、実際の成功事例を交えながら、台湾市場で成果を出すためのポイントを解説します。
台湾でビジネスを拡大したい方、採用難に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください!
Contents
台湾デジタルマーケティングの重要性
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僕がまず伝えたいのは、台湾ではとりあえずメタ広告(Facebook、インスタグラム広告)から始めればいいですってことです。
台湾では、Facebook・Instagram・Threads(メタ社が提供するプラットフォーム)などのSNS利用率が人口の80%を超えるとも言われ、テレビや新聞といった従来メディアに代わる主要な情報源となっています。
特に若年層から中堅層にかけては「ニュースもSNSでチェックする」という習慣が定着し、紙媒体の購読率が大きく落ち込んでいるのが現状です。
2025年には日本と米国でThreadsへの広告出稿が始まる見込みで、2025~2026年には台湾でも導入が期待されています。早い段階でMeta広告(Facebook/Instagram/Threadsなど)を使いこなせるようになれば、大多数のユーザーに一気にアプローチできる環境が整うでしょう。
こうした市場背景があるため、台湾に拠点を置く日系企業であれば、デジタルマーケティングを本格的に導入するか否かが、売上や採用成果を左右する大きな要因となります。
成功事例1:女性目線への切り替えでV字回復した日系マッサージ店
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テスト広告でユーザー属性を分析
2013年に台湾に進出したKARADA factory。2013年当時は良い業績でしたが、その後集客が鈍化。当社は 2018年に依頼を受けデジタルマーケティングを始めました。
初動では思うように集客が伸びず、当社がまず提案したのはテスト広告でした。デジタル広告を小規模に出稿し、どんなユーザーが反応するかを細かく分析したところ、アクセスの8割がスマホ経由で、7割が女性ユーザーだったことがわかりました。
美容訴求で一気に予約増
これまでサイトや広告の内容は「肩こり・腰痛改善」といった一般的なコピーが中心。しかし実際は美容やリラクゼーションを求める女性が多いとわかり、女性目線の訴求へ切り替えました。
さらに2年目にはウェブサイトをリニューアルし、ブランドカラーのオレンジを基調に女性が共感しやすいデザインや言葉を追加。すると予約数が急増し、売上が倍増しました。
動画コンテンツの活用
3年目にはYouTubeやショート動画にも本格的に着手。店内の雰囲気や丁寧な施術を動画で伝えた結果、「動画を見て良さそうだったから」「スタッフの雰囲気が良さそうだから」と動画経由での予約も増加。
段階的に施策を強化し、V字回復を実現する好例となりました。
成功事例2:有名イメージモデル起用で小売店売上を底上げ
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狙いは「圧倒的露出量」
世界的に有名なイメージモデルを起用し、小売店(コンビニやスーパー)の売上アップを狙った事例です。ブランドや商品を「まずは知ってもらう」ため、露出量を最大化することを最優先に考えました。
露出単価を抑えるメディア選定
露出単価を抑えつつ大量のインプレッションを獲得するため、当時はGoogleのデマンドジェネレーション広告が最適でした。YouTube用の動画も制作し、SNSやディスプレイ広告にもバナーを展開することで、月間100万〜300万回以上の広告露出を実現。結果、キャンペーン期間中の小売店売上が未実施時と比べて約10%伸び、周辺店舗との比較でも顕著な差を生み出しました。
有名モデルの効果
台湾でもタレントやインフルエンサーの起用は過去10年間、一貫して高い効果が見込まれる施策です。短期間で認知度を高めたい場合は、有名モデル+適切な広告チャネルを組み合わせることが非常に効果的であることが、あらためて証明されました。
成功事例3:採用マーケティングで応募数100名超!
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台湾進出時の採用難
日本で有名なQBハウス様は、台湾でも店舗を展開。台湾での人材採用に苦戦していました。
そこで applemint のデジタル広告を活用した採用活動を通じてお手伝いをする事になりました!
SNS広告 + LP制作で魅力を明確化
当社が着目したのは、QBハウス様の良い労働環境。一般的に台湾の利発店では歩合制や下積み作業が長いのに対し、QBハウスさんは固定給+技術研修など安定・成長できる制度を完備していたのです。
そこで、SNS広告とLP(ランディングページ)を活用し、「1年目からカットができる」「充実した研修制度あり」などの具体的メリットを強調しました。
初月に100名以上の応募
結果、「広告を見て興味を持った」「給与や研修が魅力的」といった応募者が続々増え、1ヶ月で100名以上が応募!!
採用担当者も驚くほどの反響で、短期間に必要人材を確保できました。台湾ではSNSを通じて企業の雰囲気や労働環境をリサーチする求職者が多く、デジタルマーケティングが採用面でも大きな武器になり得ることが示されました。
マーケティングの3Cを徹底せよ
いずれの事例にも共通するのは、3C分析(Company・Customer・Competitor)の重要性です。
- Company(自社)
- 強みは何か?
- 台湾での実績・ブランドイメージをどのように打ち出すか?
- Customer(顧客)
- 顧客はなぜそのサービスを欲しているのか?
- なぜうちに来るのか?
- 品質や、価格、利便性など、何を重視しているか?
- Competitor(競合)
- ローカル企業や他の日系企業はどんな手法を使っているか?
- 差別化ポイントは何か?
この分析を踏まえて、適切なメッセージを選定し(Facebook・Instagram・Threads、YouTubeなど)、ターゲットに響くクリエイティブやコンテンツを作り込むことで、売上・採用ともに大きな飛躍を遂げられると思っています。
台湾で成功するには「ローカル視点」を忘れずに
テレビや新聞に替わり、SNSが圧倒的に浸透している台湾では、デジタルマーケティングが最重要チャネルになっています。
- ユーザー属性を見極めることで、訴求ポイントを最適化
- 動画やSNS広告を使い、効果的に認知度を高める
- 日系企業ならではの強み(品質・待遇など)を具体的に伝える
これらをバランス良く組み合わせることで、売上アップや採用課題の解消に直結する事例が多く生まれています。
当社 applemint がサポートします
僕たちは、台湾で7年間にわたりデジタルマーケティング支援を実施し、さまざまな業種・規模の日系企業の「売上拡大」「人材確保」に貢献してきました。3C分析から広告運用、LP制作、SNS連動までワンストップでサポートいたします。
- 台湾独自の検索キーワード選定
- SNSクリエイティブの企画・制作
- 継続的なデータ分析・効果測定
もし、
- 「台湾で売上が伸び悩んでいる…」
- 「いい人材がなかなか集まらない…」
といった課題をお持ちであれば、今こそデジタルマーケティングの力を試してみませんか?
以上、applemint 代表佐藤からでした!
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