こんにちは、applemintの津山です。今回は台湾EC市場における詐欺対策の重要性をご紹介したいと思います!
コロナ禍をきっかけに急拡大した台湾のオンライン市場ですが、詐欺サイトも横行しているのが現状です。実際、私も先日、明らかに詐欺の新光三越の広告がSNSで表示されました。
最近は日本から越境ECで台湾に進出したい、と言うお問合せも増えています。しかし台湾でビジネスを成功させたいなら、まず信頼を勝ち取らないと成功は難しいでしょう。
実際に弊社のクライアントのECサイトに対しても、詐欺じゃないかというコメントやお問い合わせが絶えません。
さらに政府公式の調査でも、台湾人のECサイトに対する心配事の第二位に「詐欺サイトへの懸念」が入っています💀
そこで今回は、予算に限りがある中でも、台湾での信頼性を築き、成功を収めたいとお考えの皆様に、絶対知っておきたい詐欺対策3つを台湾に精通した弊社からご紹介します。
Contents
台湾EC詐欺対策1. 詐欺判定サイトでの信頼性確保
台湾のECショップは詐欺サイトも多いため、台湾人はオンラインで購入する前に、詐欺判定サイトで販売者の信頼性を確認することがあります。
そのため最初に、、少なくとも以下の詐欺判定サイトで自社サイトに問題がないか確認することをお勧めします。
その1. SCAMADVISER
その2. 趨勢科技防詐達人
試しにSCAMADVISERでapplemintのウェブサイトを入れてみました。開設からの経過期間や、SSL証明書の有無など色々なチェックがあり、特に問題なさそうです😌
ShopifyでECショップを開設した弊社のクライアントnominoは、3ヶ月目にカゴ落ち(カート追加後に離脱してしまった人)の割合が高いのが気になり、このサイトを試しました。
すると、どうやらトレンドマイクロのチェックに引っかかったようで、スコアはなんと「0点」でした…怪しい詐欺サイトと思われても仕方ありません😭
その後nominoはすぐに問題を解消し、カゴ落ち率も改善がみられるようになりました。ですが「最初から対応していたら」と思うと悔やまれます…。
台湾EC詐欺対策2. 口コミ掲示板での評判管理
2つ目は、知らないと見逃しがちな掲示板対策です。
詐欺サイトが多い台湾では、ECショップを利用する際、PTTやDcardと呼ばれるYahoo知恵袋のような掲示板で、詐欺サイトかどうか意見を求めることがあります。
この時は、詐欺対策1で紹介した趨勢科技防詐達人の対策ができておらず、nominoに否定的な意見(詐欺の可能性があるからやめた方が良い)が並んでいるのがわかります。
友人の台湾人は皆がこのPTTを参考にしており、影響力はかなり大きいです。多くの日本人は見落としがちですが、ここの評判には気をつけてください。
幸いに、nominoはすぐ解決策をとったので、今では詐欺疑惑はかなり解消され、肯定的な意見が増えてきたので一安心です。
台湾EC詐欺対策3. 現地イベントで信頼を獲得
日本から越境ECをしている多くの企業は、お金と手間がかかるので、ポップアップストアや展示会といった台湾現地イベントの開催を嫌がります。
しかし、台湾で成功したいなら、小規模でも良いので現地イベントの開催はマストです。
商品やサービスの品質の良さを伝えられることはもちろんですが、イベントの様子をWebサイトやSNSで発信することで、一気にユーザー内での信頼が構築できます。
しかも2024年1月現在は、TikTokを中心に台湾でもショート動画の利用者が急増中です。難しい編集や撮影機材は不要で、スマホで撮った縦動画で十分に対応できます。
参加してくれたユーザーからのアンケートも取れるので、実際にユーザーの意見を聞く貴重なチャンスにもなるでしょう。
実際にnominoも現地で行った即売会の動画をSNSやFacebook広告で配信したり、ウェブサイトに掲載したりした結果、好意的な口コミや詐欺を心配する人へのフォロー口コミが増えました。
直接の影響力は定かではないものの、現地イベントの開催後は売上も大幅に改善しています。
あとは商品・サービスに対するレビュー集めや公開、SNSで繁体字アカウントを作成して発信(特にショート動画)といったことも、もちろん重要です。
ショート動画の需要性に関してはこちらの記事でも詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。
台湾EC進出 詐欺対策まとめ
いかがでしたか?今回は台湾向けの越境ECをしたい企業様に向けて、ぜひ進出前に確認していただきたい詐欺対策をまとめました!
- 対策1. 詐欺判定サイトでのスコアチェック
- 対策2. 口コミサイトでの評判チェック
- 対策3. 現地イベントの開催とウェブサイト・SNSでの拡散
対策1はともかく2、3に関しては、どうしても中国語の能力とコミュニケーションが必要となるので、日本にいると実施のハードルが高くなってしまうのは事実です。
しかし、だからといって後回しにしていると、いつまで経っても台湾での成功は近づいてきません。そこで活用したいのが台湾現地にいる弊社のようなマーケティング会社です。
例えば弊社の場合、デジタル広告運用をお手伝いしているお客様に対しては、対策1の詐欺判定サイトスコアチェックや、口コミサイト対策をお手伝いすることもできます。
また同時に、現地イベントの実施のノウハウもあるので、デジタルとリアル、どちらの支援も可能です。
ECで日系企業の台湾進出が容易になったとはいえ、それでも弊社は台湾で毎年のように撤退する企業を目にしてきました。
これらは全て、デジタルという部分に頼りすぎてコミュニケーションを疎かにした結果だと思います。
なので、もし今後、台湾進出を本気で成功させたいのであれば、お問い合わせだけでも良いので、ぜひ一度弊社までご相談ください。
台湾マーケティング支援7年のノウハウをもとに、絶対に成果につながる施策を提案させていただきます!
applemintへのご相談やご連絡はこちらから!