みなさんこんにちは
こんにちは、applemintの津山です!2023年ついに台湾⇆日本の行き来に制限がなくなり台湾の街で日本人観光客を目にする機会が増えてきました!
台湾観光のお目当てといえば『足裏マッサージ』!という人も多いと思います。
台湾では駅ナカや夜市、路上(!?)まで、ありとあらゆる場所でマッサージが受けられることでも有名です。実際津山も会社帰りに近くの足裏マッサージに立ち寄ってます?
しかし台湾の足裏マッサージが、なぜ有名になったのかご存知ですか?中国からの伝承?いえいえ、実は、想像を超える超・意外なルーツから来ていたんです?!
また台湾のマッサージ屋さんでは、だるそうに携帯をいじっている店員を見かけることがあります。でもあれは、ただ遊んでるわけではないのです!実は重要な理由があります。
今回は、日本人の多くが知らない台湾足裏マッサージの「超意外なルーツの秘密」、そして「足裏マッサージ師の実態」について、台湾現地からお届けします!
Contents
台湾足裏マッサージの概要と驚愕のルーツ!
台湾足裏マッサージとは?
台湾の足裏マッサージは「腳底按摩」と呼ばれます。足の裏にある「ツボ」を的確に刺激して、体のさまざまな不調を改善する効果があるため、台湾人からも大人気です!
調査によると、台湾には1,000店以上の足裏マッサージ店があり、6万人以上の人が足裏マッサージのお仕事に従事しています。台湾の産業分類では「民間療法業」に分類されます。
足裏マッサージ驚愕のルーツ!
台湾で民間療法として愛される「腳底按摩」ですが、台湾で広めたのは意外にも…「スイス人の神父さん」なんです!
以下の写真が、まさしく台湾に足裏マッサージを広めたジョセフ(吳若石)神父です。
スイス人のジョセフ神父は、1970年ごろキリスト教の布教活動で台湾『台東』に来ました。
その時、布教活動をかねて、付近の住民に無料で施していた治療が「腳底按摩」の始まりだったそうです。
中国でも日本でもなく『スイス人』とは意外すぎます…?
ジョセフ神父はヨーロッパのフットリフレをベースに、「腳底按摩」を独学で生み出したそうで、台湾の足裏マッサージは東洋と西洋の技術がミックスして生まれた技術と言えます!
ジョセフ神父は、23年4月現在もご健在のようで、現在でもそのメソッドは多くのマッサージ師に引き継がれています。
現在、ジョセフ神父ご本人は、台東の「長浜天主堂」におられるそうなので、台湾に来るチャンスがあれば、台東旅行を兼ねて訪問してみてはどうでしょうか?
台湾で足裏マッサージ店が増えた3つの理由
ジョセフ神父が台東で始めた足裏マッサージ、なぜここまで台湾で人気が出たのか?その理由は3つあります。
- 足裏マッサージが流行った3つの理由
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1. お金の問題で病院に行かれない人がいたから
2. 台湾特有のマッサージ事情
3. 観光客の増加
その1. お金の問題で病院に行かれない人がいたから
台湾は1995年から全民健康保険制度になりましたが、それ以前は保険の加入率が50%程度で、当時は病院にいくお金がない人もいました。
そんな中、1980年にジョセフ神父の足裏マッサージがテレビで取り上げられました!
病院に行かずとも不調が改善するというという謳い文句で、足裏マッサージは一躍有名になったのです。
その2. 台湾特有のマッサージ事情
台湾は医療行為の条件が厳しく、日本のように保険適用と自費診療を組み合わせて安くマッサージを受けることができません。(日本でも実はグレーゾーンです…?)
台湾では体が痛い場合、病院のリハビリ科か、民間のマッサージに行くしかありません。
しかしリハビリ科は電気治療や超音波が中心で「骨や筋に異常はないんだけど体をほぐしたい」という人には不向きです。
そこで日本の整骨院の代わりにお手頃な健康対策として人気になったのが足裏マッサージです。台湾人は1週間に1回のペースで健康管理のためにいく人も多いようです。
その3. 観光客の増加
台湾の観光客はこの20年間右肩上がりで成長を続け、2019年に1,100万人を突破しました。
この間、台湾の足裏マッサージは世界の旅行客から、「安い値段でいいマッサージが受けられる」と人気が高まり、台湾で1,200億円超の産業に成長しています。
台湾足裏マッサージ師の知られざる実態!
調査によると、台湾の足裏マッサージ師は、男性が7割で、30~50代が多く、給与平均は大体12万円前後というデータがあります。(参考:腳底按摩相關研究)
筆者がマッサージ師の友人から聞いた話では、マッサージ代のうち約3~4割がマッサージ師の手元に行くらしく、60分で3500円の足裏マッサージで得られる給与は、大体1400円前後と想定されます。
そしてもう1つ、台湾のマッサージ店では、個人LINEを通じた予約も認められています。指名をつけたければ、個人LINEで積極的に営業をすることが欠かせません!
つまりだるそうにスマホをいじっているように見える人も、実は営業のためにLINEやSNS発信をしている可能性があるのです!(ただ遊んでる人もいると思いますが…)
私の友人はかなり指名をとってましたが、そのために自分のグループを作り、定期的にお役立ち情報を発信してました。
個人LINEの追加を許すと、客ごと持ってかれて独立されるリスクは避けられませんが、LINEの利用率が圧倒的に高い台湾では、お客さんとのやりとりにLINEは欠かせません。
店舗用のLINEを作ることはマストですが、会社のLINEより、マッサージ師が個人で連絡する方がリピート率が高いそうです。
これでお客さんをキープできるのであれば、ある意味ではwin-winと言えますね。
台湾でマッサージを受ける際の注意点2つ
その1. 痛いなら痛いと言おう
マッサージ師の実態のところで紹介した通り、台湾マッサージ師で一番多いのは男性かつ30~50代という一番力強い世代です。
日本人はマッサージに慣れておらず明らかに痛いのを我慢してしまう人も多いですが、痛いときは正直に「ハオトン(好痛)!」と言いましょう。別に台湾の人は全く気にしないので遠慮は不要です。
その2. 下調べはしっかりしよう
フラッと入るのが旅の醍醐味…などと思っているなら、台湾足裏マッサージではそんな思い込みは捨てましょう(笑)
台湾ではSNSの利用率が非常に高く、信頼できるお店ではfacebookやインスタの投稿もしっかりやっています。
SNSを確認しないと、結局キャッチや広告が派手なお店に捕まってしまい、よくわからないうちにいろんなコースを勧められていた…なんてリスクも増えます?
なのでもしガイドブックに載ってないお店にチャレンジしたい!という人は、インスタで「#腳底按摩(足裏マッサージ)」と検索してください。
台湾の人が現地で利用するマッサージ店が、すぐに見つかるはずです!
いかがでしたか?今回は、台湾の足裏マッサージの秘密についてご紹介しました!この記事をきっかけに、さらに足裏マッサージに興味を持っていただければ幸いです?
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