こんにちは!applemint というデジタルマーケティングの会社の代表を務める佐藤 (@slamdunk772) です。台湾で就職活動をしている日本人(新卒&中途含め)がチラホラいることをよく聞きます。
恐らく多くの方は、給与が比較的によくて日本語を活かせる日系を選ぶと思います。そんな時転職予定の会社の台湾における評判って気になったりしませんか?
折角日本の労働環境や、住む環境が嫌で台湾に来たのに、台湾でも同じような労働環境に身を置くことになったら嫌ですよね?
そこで、このブログでは台湾で日系の会社に転職を考えている人向けに、転職先の会社が台湾でどのようなレビューをされているのか、確認する方法を教えたいと思います!
労働局からの指摘
まずは、転職先が労働局に何らかの指摘をされたことがあるかを調べる方法をお教えします。労働局から指摘が入るということは、例えば残業代を払っていない、就労の安全基準を満たしていない、といった理由が考えられます。
では早速、企業が労働局から指摘があったかどうかを調べる方法をご紹介します。まずは労働局のサイトにいきます。労働局のサイトの URL がコチラです。
クリック後、以下の画面が表示されるはずです。以下、赤く囲ってある項目の中に調べたい会社の中国名を入れます。
もし何も出てこなければその会社は特に労働局から指摘されていないことを表します。
試しに「日商」(日系) と入力すると恐ろしいものすごく多くの日系の会社が労働局から指摘されていることがわかります….苦笑
上記の写真だと、一番右の項目:「労働基準法〜〜條」が、労働法の何に違反したかを示します。指摘をされているからといってそこの企業に行ってはいけないということはありません。そこで働くのは個人の自由です。
例えば電通なんてブラック企業大賞で賞を取ってますがそれでも毎年入社希望者が殺到します。この情報はあくまで参考程度かなと思っています。
但し、労働局の人間だって全ての会社を見て回るほど暇ではありません。つまり、このサイトに会社が載るということは、会社内部から労働局に対してチクりがあったためと思われます。
台湾はチクリ文化です。会社で嫌なことがあると、すぐにその会社の悪いことを労働局にチクリます。労働局のサイトに載るということは、会社の内部の人間がちくりたくなるほど
労働環境が悪いとも言えなくはないので、やはり気をつけるべきだとは思います。(applemint は載せられないよう頑張ります!)
台湾版 Vorkers(会社口コミサイト)
台湾にも一応 Vorkers のようなサイトがあります。Qollie と言って、Vorkers ほどコンテンツは充実していませんが、離職者や現職者が会社についてコメントをしています。
コチラの URL からクリックしてみてください。Qollieも先ほど同様、URL クリック後、調べたい会社の中国語名を下に赤く囲っている場所に記入します。
少々マイナーサイトであるため、 Vorkers や転職会議のようにほとんどの会社を網羅している訳ではありません。しかしそれなりにコメントは表示されます。
もしも検索後、以下のように「0個已評論職缺」と見えたらまだ会社に関するコメントはないことを表します。それはつまり、その会社がまだコメントされるほど悪いことをしていないとも言えます。
逆に、コメントが大量にあれば、それは会社の労働環境が従業員から見ると、割と良くない可能性を示唆します。コメントは全て中国語で表記されているため、中国語がわからない方は Google 翻訳を活用してみてください。
まとめ
労働法に違反して指摘されているからといってその会社に実力がなく信頼できないという訳ではありません。ブラック企業大賞を見ると大手の会社がずらりと並びます。
今回のブログで留意していただきたいのは、一般的に労働局が会社を調査するのは内部のタレ込みがあった場合がほとんどです。つまりタレ込みがあった時点で、企業内部のガバナンスに何らかの問題がある可能性が高いということです。
最近ですと、IHI が、資格を持っていない人に部品の検査をさせて問題になりましたが、あれも内部からの告発が原因だったようです。
そのため、どういう内容の評価がされていたとか、どういう労働基準法に違反していたかが問題というよりも、内部から悲鳴を上げられていることが、問題と私は思います。
弊社はそもそもスタッフとかいないため、現時点で内部の人間から何かチクられるような心配はないと思いますが、もし今後増えた時に可能性は無きにしも非ずなので今から戦々恐々としています。 苦笑
みなさん Good Luck!
applemintへのご相談やご連絡はこちらから!