こんにちは、applemint でインターンをしている山本です。
台湾に進出している企業の皆さんは LinkedInを活用できていますか?日本でLinkedInを利用している人は全人口のわずか2.3%であるものの、台湾では10.7%の人が LinkedInを利用しています。そのため、台湾でビジネスをする上でLinkedInを有効活用することはとても重要なのです。
参考:Linkedin users in Japan – January 2021 、Linkedin users in Taiwan – January 2021
LinkedInを利用することで、人材採用のコスト削減と効率化を図ることができ、さらに海外リード獲得に繋げることも可能になります。しかし、日本ではLinkedInを利用する機会が少ないため、急に台湾で使えと言われてもわからない方が多いと思います。
applemint もそんなみなさんと同じ Linkedin ど素人です。(現在も奮闘中ですのでご興味のある方はぜひこちらからapplemintのLinkedInページをご覧ください!)
applemint は2022年1月17日現在、本格的に活用を始めてから2ヶ月経ちます。フォロワー数は二桁でまだまだですが、使ってみていくつかわかった事があります。
そこでこのブログでは、LinkedInの概要や使い方、applemintが実際に3ヶ月間本格運用をした結果や台湾企業の事例をご紹介します!ぜひ最後までご一読ください!
Contents
LinkedInってなに?
ビジネス特化型SNS、LinkedInとは
LinkedInは、ビジネス特化型SNSです。Insider Intelligenceが毎年行うデジタル信頼度の調査では、LinkedInは例年1位にランクインしています。このように、LinkedInはセキュリティ、正統性、コミュニティの観点から見て他と比べても非常に信頼度の高いSNSだと言えます。
参考:Digital Trust Benchmark Report 2021 Preview – Insider Intelligence
台湾でLinkedInを利用することのメリット
① 人材採用のための利用も可能
② リード獲得に繋げることができる
③ 日本よりもLinkedInのユーザー数が多い
④ 台湾のユーザー数は年々増加している
一つ一つご説明いたします。
まず、台湾に進出されている企業の皆様なら共感してくださる方が多いと思いますが、台湾では離職率が非常に高いです。多くの企業が人材派遣会社に多額の手数料を払って人材を雇用し、数年で辞められ常に人材に困っている会社が後を絶ちません。
そこで Linkedin の活用です!台湾では高学歴で留学経験のある方がLinkedInを利用している割合が多いため、高学歴な人材を採用したい場合は特に有効でしょう。
また、LinkedInのユーザー属性は特徴的で、6500万人以上(ユーザーの5人に4人)が意思決定のポジションについていると言われます。そのため、LinkedInで効果的に自社ブランドや製品をアピールをすることができれば、質の高いリードに繋げることができるのです。
さらに、台湾の Linkedin ユーザー数は約255万人おり、全人口に対する割合は日本の約5倍で10.7%に匹敵します。
日本のリンクドイン ユーザーは全人口のわずか2.3%
また、台湾の2021年1月時点でのユーザー数は2020年11月に比べて13.6%も増加しており、今後さらに成長することが期待されています。
参考:Linkedin users in Japan – January 2021 、Linkedin users in Taiwan – January 2021
ちなみに、下のグラフは2021年1月時点での日本と台湾それぞれのリンクドイン ユーザーの年齢分布です。
参考:Linkedin users in Japan – November 2019 、Linkedin users in Japan – January 2021 、Linkedin users in Taiwan – November 2019 、 Linkedin users in Taiwan – January 2021
Let’s Linkedin! 台湾で活用する方法&機能紹介
前章でLinkedInを利用することのメリットをご紹介いたしましたが、次に Linkedin の具体的な機能についてご説明いたします!
人材採用に役立つ機能:LinkedInリクルーターアカウント
LinkedInでは、通常の無料のサービスとは別に、有料でLinkedIn Recruiterアカウントというものを作成することができます。こちらのLinkedIn公式サイトから採用担当者にアップグレードすると、全世界に何億人もいる就職・転職潜在層の中から欲しい人材の細かい検索や採用まですることが可能になります。
例えば、フィルターをかけて検索すると、ユーザーの登録情報をもとに検索条件と合致するユーザーがリストアップされます。LinkedInで設定可能なフィルターは、以下のものを中心に合計42種類もあります。
- LinkedInで設定できる検索条件
-
役職
居住地
スキル
会社
会社タイプ
会社規模
出身大学
卒業年
業種
言語
社会人経験年数
過去の応募者
この他にも、LinkedInリクルーターアカウントでは、ブーリアン検索や類似検索、候補者トラッキングなど、人材採用に役立つ様々な機能が備わっています。
ブーリアン検索とは and、not、or を組み合わせてする検索のこと
リード獲得に繋がる機能:グループ・「つながり」
LinkedInには、同じ業界の人同士がグループに参加できる機能があり、見込み顧客とコミュニケーションを測ることができる機会でもあります。また、LinkedInの「つながり」は他のSNSでいう「フォロー」のようなもので、つながり申請が許可された場合はそのユーザーが投稿した記事が自分のフィードに表示されるようになります。
「グループ」や「つながり」機能を積極的に利用することで、自然と見込み顧客の目に触れ会社の認知度向上につながります。さらに、日頃からグループ内でのディスカッションに参加したり、「つながり」を構築したユーザーの投稿にいいねやコメントをつけることによって、より見込み顧客との交流を深められるでしょう。
人材採用もリード獲得もお手のもと!万能機能:会社ページ
LinkedInでは、下の写真のように、ユーザーとしてではなく企業としてページを作成することができます。
このように会社ページを作成すると、公式としてユーザーに役立つ情報を投稿したり、自社の記事をシェアすることができます。また、採用情報を掲載したりや人材募集なども行うことができます。
つまり、個人ユーザーは興味のある企業の情報を収集したりつながりをもつことができ、企業は採用したい人材と関わることができるのです。
また、日頃からページを更新する事によって、顧客に知識が豊富で信頼できる専門家であるということをアピールできます。こうすることによって、クライアントに認知されるとともに、最終的にはリード獲得することもできます。
実例!台湾でLinkedInを活用している会社
TSMC
最近ニュースでもよく耳にする、台湾創業の有名な半導体製造企業、TSMCはLinkedInに力を入れており、約28万人ものフォロワーがいます。
TSMCは、会社が受賞した賞や取得した特許、新サービスや、SDGsへの取り組みなど、企業にまつわる様々なことを投稿しています。
さらに、LinkedInでの人材採用も積極的に行なっているようです。
Dcard
台湾で学生に人気のSNS、DcardもLinkedInを本格的に利用しており、オフィスの紹介や求人の投稿をしています。フォロワーは9千人ほどです。
Pinkoi
日本に住んでいる方もご存知の方が多いと思いますが、Pinkoiはアジア最大のグローバル通販サイトで、雑貨や文房具など、様々な商品を取り扱っています。Pinkoiも、オフィスでの様子やイベント、サービス紹介などを投稿していて、1万2千人を超えるフォロワーがいます。
TSMC、Dcard、Pinkoiの業種は様々ですがどれもフォロワーが多く成功しています。投稿頻度を見てもらうとわかりますが、両社とも結構な頻度で積極的に運用しているのがわかります。
applemintもLinkedInの本格運用開始!
applemintでも、海外リード獲得のために2021年11月からLinkedInアカウントの運用を本格化しました。具体的には、週に3〜4回のペースで台湾のデジタルマーケティング関連の情報を英語で配信しています。
2021年11月時点での会社ページのフォロワーは17人で、当初は3ヶ月でフォロワーを100人まで増やすことを目標に掲げていました。ですが、張り切って運用を開始したものの、2ヶ月経った2022年1月17日現在のフォロワー数はなんと31人です。
LinkedInのフォロワーを増やすのは思ったよりもずっと難しいです…..
というのも、Linkedin は Instagramなどとは違い、「可愛い雰囲気」や「美味しそうな写真」に頼れず「情報コンテンツ」一本勝負だからです。有名な大企業こそ知名度で自動的にフォロワーが増えるケースもありますが、そうでない会社はユーザーに役立つ情報を提供し続けて地道にフォロワーを獲得しなければなりません。
applemintは常にクライアント目線で厳選した情報をLinkedInで発信しているのですが、かなり苦戦しています。ただし努力の甲斐もあってか、投稿インプレッションは先月に比べて180%増加しました。
とは言っても、まだまだフォロワーやいいね、コメントの目標達成までは程遠いので悪戦苦闘中です? ですので、ぜひ、こちらからapplemintの会社ページをフォローしていただけるととても励みになります!
最後に、applemintではLinkedInに限らず、InstagramやFacebookなどを利用したSNSマーケティングに力を入れています。台湾のネットの普及率や人気のSNS、各SNSの利用用途などにご興味のある方はぜひこちらのブログも合わせてご一読ください!
また、applemintにSNSの運用をお任せしたい!と思った方はこちらからお問い合わせください!いつでもお待ちしております。
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