【2023年版】台湾進出時 FAQ~本当によく聞かれる質問~

【2023年版】台湾進出時 FAQ~本当によく聞かれる質問~

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です!

先日、日本の方からお問い合わせを頂き、 Zoom を使ってテレビ会議を行いました。

会議中はビジネスのお話以外に、台湾進出に関していくつか質問が出たのですが、質問の内容は以前にも他の人が僕に聞いたものと同じでした。

これはつまり皆さんが疑問に思う点はおそらく似ているものの、あまりネット上に転がっていないという事かと思います。

そこで今回は、台湾進出、および台湾ビジネスでよく聞かれる質問を列挙し、Q&A の形でまとめることにしました?

台湾で起業してから5-6年のビジネスノウハウを基に回答したので、台湾進出を考えているる皆様にとって、絶対に役に立つ内容だと思っています。それではどうぞ!

A. かなりオススメしません。台湾の人は繁体字を自分たちのアイデンティティの一部と見なしており、一般的には簡体字を見ることも、使用することも、あまり好まない傾向にあります。

A. 台湾人の可処分所得の内、約25%が家賃や水道・電気代で、大体 20% が貯蓄です。そのほか、レストラン・旅館は10%前後、趣味や文化・教育への支出も10%前後、食料品が15%前後です。ここ数年では、レストラン・旅館の支出が大きく上がっています。

以前のブログに台湾の消費傾向を紹介したので、詳細が気になる方は併せてご覧ください!

A. 台湾に限りませんが、お金周りは特に気をつけた方がいいです。
現在まで、日本のクライアントで支払いが滞ったり遅れたりしたケースはありませんが、台湾のクライアントは8割ぐらい振込が遅れます。

お客さんが振込を完全に忘れてて、僕らがリマインドしないと払わなかったケースも過去にありました。

注文書へのサインバック及び契約書を締結する際は、注意が必要です。

台湾の企業は基本的にサインする事を嫌いますが、一度サインを貰えば高確率で案件は受注できます。逆にサインのないメールでのOK は絶対に信用してはいけません。

僕らは過去に 何度かやるやる詐欺に遭っています?

A. 台湾で SNS と言えば Facebook と LINE です。近年は若者を中心に Instagram の利用も増えています。

DtoCの企業であれば、Facebook のファンページは必ず必要でしょう。Facecbook のファンページを更新していないと、台湾の消費者は営業をしていないと感じることがあります。

また、利用率が95%近いLINE を有効活用することは、結構重要だと思っています。

LINE はメールよりも開封率がよく、台湾の消費者は気軽に友達に追加して色んな質問をします。 LINE はお客様とのインタラクションにいいかもしれません。

台湾のSNS事情の詳しい内容についてはこちらの記事にまとめています。

A. 結論を言うと、少なくとも私の周りで定期通販が好調というクライアントはあまり聞いたことがありません。

私の周りのお客様は、色々な試行錯誤や努力を重ねて定期購入者を増やしていますがそれでも苦戦しています。

そもそも台湾には物を定期的に購入する習慣がありませんし、日本の比較的に高い商品となると尚更抵抗があるでしょう。

台湾で文化や購入習慣を一から構築する場合、それなりの年月をかける覚悟が必要かと思います。

越境ECは苦戦するケースが多いですが、あえて挙げるなら二つうまくいった商品があります。

  1. 脱毛商品
  2. アニメグッズ

脱毛商品は、商品の機能がわかりやすく、使った消費者が一瞬で効果を実感できたのがうまくいった理由かと思います。

そのほかにアニメグッズは円安や日本のサイトでしか買えないレア感が出たことにより、うまくいったと思います。

しかしながらそのほかの商品に目を向けると、台湾向け越境EC はほぼ苦戦しています。

その理由としては、消費者の越境に対する信頼感のなさや、2021年に導入されたEZ WAY易利委が足かせになっている可能性があります。。

越境ECで苦戦する理由が知りたい方はこちらのブログをご覧ください。

A. 基本的には Facebook広告 と Google広告 がおすすめです。余力があれば LINE 広告も試してみるのもいいと思います。

媒体別の詳しい施策については、以下のブログで詳しく説明しています!

A. 個人的には LP がいいと思っています。
EC サイトは LP でスモールスタートし、うまくいってからでも遅くない気がします。また、LPなら制作費用も抑えられるので失敗した時の損失が少ないです。

LPサイトを作るときはデザインも大事ですが、ユーザーが安心して買い物ができるようになっているかチェックすることが重要です。

なぜなら台湾ではネット詐欺も多くネットショッピングに対して信頼感が低いからです。ECサイトの抱える問題はこちらで詳しく説明しているので、LPを作る前にチェックしてみてください。

A. ケースバイケースです。
お客様は大体平均で3-6万元のレンジの KOL を探していることが多いです。KOL起用の場合はさらに代理店の手数料が大体15-20%ほどつきます。

しかし最近ではKOLの費用が爆上がりしており、数十万人のフォロワーがいるKOLでは少なくとも2次利用含めて10万〜15万元はかかります…。では、それだけお金を払って 成果が出るか?と言われると、残念ながら費用に見合わない場合がほとんどです。

なので今は、広告予算に余裕がある場合のみKOLは実施したらいいと思います。詳しい費用についてはこちらのブログをご覧ください。

A. Tiktokが台湾でも流行ってきています。
TikTokは2023年現在、台湾で急速に利用者を伸ばしています。

SNSの利用率を掲載しているDigital 2022:TAIWANによると、TikTokはついにTwitterやWe chatを抜き、台湾でLINE、Facebook、Instagramに次いで4番目に利用されているソーシャルメディアになりました。

TikTokの利用率上昇に伴い、ショートムービーを使った広告も増えてきています。applemint ではいち早く縦型のショート動画に目をつけ、すでに複数のお客様に対して縦型動画の制作及び、縦型動画を使った広告のお手伝いをしています。

いかがでしたか?今回は台湾進出に関係する色々なギモンについてまとめてお伝えしました!今回の回答が、皆様の台湾進出の参考になれば幸いです!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Leo Sato 佐藤峻

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