【上級者向け】台湾 SEO /コンテンツマーケティング効果測定法

【上級者向け】台湾 SEO /コンテンツマーケティング効果測定法

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

私の提案の仕方や態度に問題があるかもしれないことはさておき、SEO の商談成功率が低い可能性の一つに SEO/コンテンツマーケティングが売上にどう繋がるか検証しにくいことが挙げられます。

また、SEO やコンテンツマーケティングは費用の割に結果をもたらす保証がありません。例えば Google の検索広告は2万元払ったら必ず2万元分のクリックが得られますが、SEO は 2万元払っても2万元のクリックが来る保証はありません。

その代わり、SEO はうまくいけば、以後 Google 広告に費用をかけずともタダでクリック及びコンバージョンを得られる可能性があります。これを聞くと台湾の日系の広告主の方々は Google 検索広告を選びます。

なぜならみなさん日本の本社から短期利益化を求められているため、リスクが高く長期的視点が必要な SEO を避けるからです。では、どうすれば広告主にもっと SEO やコンテンツマーケティングをオプションの一つとして考慮してもらえるか?

SEO を真剣に考えてもらうためには

1. SEO がどれだけ CV に貢献するか伝える
2. どれだけ説明しても考慮してもらえないので諦める

applemint はまず #1 をしますが、結局うまくいかず #2 を選ぶケースが非常に多いです。
顧客が #2 を選んだ場合、applemint では顧客が自分たちで SEO/コンテンツマーケティングを行うのに必要なコンサルを提案します。
具体的には SEO フレンドリーなコンテンツ執筆方法や狙うべきキーワードの選定方法などをお教えします。

なぜここまで SEO/コンテンツマーケティングをプッシュするかというと、私が長期的なスパンで費用をかけずに applemint でうまくいったことを皆さんにも実践してもらいたいためです。

(applemint の SEO のコンサル内容を知りたいという方は以下のブログをご参照ください!)

More to read
SEO

applemint が台湾でコンテンツを3年間執筆してきて蓄積した、台湾SEO のためのコンテンツノウハウを特別に公開します。

このコンサルのいい所はクライアントにとって費用がかかるのは最初だけでその後の費用をかなり節約できることです。

ただし、問題が一つあります。多くのクライアントは自分達が書いたブログコンテンツをどうやって効果検証するかわかりません。

そこでこのブログでは台湾で SEO 及びコンテンツマーケティングを安くしたいと考えている方へ、自分達でコンテンツを書いた場合の効果測定方法を特別お教えしたいと思います!

Google Analytics を用いたコンテンツ別 CV 測定方法 その1

それでは早速やり方をお話します。当然のように Google Analytics を使いますので、手元に Google analytics のご用意をお願いします。

また、このブログはすでにコンテンツを書いて、尚且つ Google Analytics を多少使える人を対象にしているため、まだコンテンツがない方はこのページをブックマークして、ここで読むのを止めることをお勧めします。

Google Analytics にログインをしたら、【行動】→【サイトコンテンツ】→【ランディングページ】と進んでください。

Google Analytics サイトコンテンツ

次に、上部に表示されてある【セグメントを追加】をクリックします。
この時にそのすぐ右に表示されている日付が希望の期間になっていることを確認します。

カスタムセグメント

【セグメントを追加】をクリックしたら、【+新しいセグメント】をクリックします。

カスタムセグメント

次に、名前を【CVユーザー】と書き、【条件】をクリックしたら、フィルター部分を【目標の完了数】にします。【目標の完了数】をセッションごと>0 にすれば完成です。

カスタムセグメント

これで何ができるかと言うと、ウェブサイトに訪れた CV ユーザーのみを抽出できます。【保存】をクリックしたら、改めて【ランディングページ】を確認します。

ランディングページ検証

一番左の【ランディングページ】と書かれた項目の下を見ると CV に至ったページを確認できます。この中にブログコンテンツがあれば、そのブログから CV に至ったことになります。

Google Analytics を用いたコンテンツ別 CV 測定方法 その 2

一応上のやり方で十分なのですが、もう一つやり方があるのでご紹介します。今回も同じく【行動】ページをクリックし、【行動】→【サイトコンテンツ】→【すべてのページ】とクリックします。

サイトコンテンツ

その後、先ほどと同様【+セグメントを追加】をクリックします。次に右横にある検索バーで「コンバージョン」と入力してみてください。

コンバージョンが達成されたセッション

すると、【コンバージョンが達成されたセッション】というのが出ます。
これは実は Google がデフォルトで準備しているセグメントです。また、そのすぐ下に【コンバージョンに至ったユーザー】というセグメントがあります。

実はこの【コンバージョンに至ったユーザー】は前章で紹介した 【CV ユーザー】と同義です。【コンバージョンが達成されたセッション】を選択して、先ほどの【すべてのページ】に戻ります。

サイトコンテンツ

そうするとコンバージョンが達成されたセッションで、コンバージョンをしたユーザーがどんなページを見ていたかわかります。

前の章でご紹介したやり方はコンバージョンに至ったユーザーがどのページにランディングしたかを示してくれますが、このやり方はコンバージョンに至ったセッションでユーザーはどのページを見ていたかを示してくれます。

僕は通常、前章のやり方を選んでコンテンツの効果測定を行います。コンテンツを執筆する目的は通常 CV 獲得で、やはり狙ったキーワードが上位表示されてそこから流入して CV になったことを確認したいので、ランディングページが分かれば自ずとどのキーワードで CV に至ったかわかります。

仮説を立てる

CV に至ったブログページがわかったら、次はなぜそれらのページが CV に至ったかを考えます。例えば『台湾 Facebook 広告効率爆上げ』、『台湾 LINE 広告検証結果大公開』、『台湾 Google 広告の極み』というタイトルのブログ記事が CV に至っていたとし、いくつか共通点があったとします。

その場合いくつか仮説を立てられると思います。

仮説

1. 台湾のデジタル広告の媒体について書いたブログが CV になりやすいのではないか?
2. これらのブログは全て2,000字だから、2,000字が CV になりやすいのではないか?
などなど

その後、仮説が正しいかどうか判断するために仮説を基に Next Action を計画します。#1 の仮説が正しいかどうか調べたい場合はひたすらデジタル広告の媒体について書くことになります。#2 の仮説を検証したい場合はブログ記事を 2,000字にすることになります。

SEO/コンテンツマーケティングに限らず、デジタルマーケティングで一番重要なのはデータを集めることではなく、データを集めてそれをどう仮説にしてさばくかです。

残念ながらこれだけは一朝一夕で出来るようになるものではないので、広告主の方が自分達でデジタルマーケを行うためには日々デジタルマーケに触れる必要があります。

最後に

最後に、実際に自社でコンテンツマーケティングを行ってそれなりにうまくいった会社をご紹介します。それは毎度のことながら KA・RA・DA factory さんなのですが、弊社は3ヶ月ほど固定で SEO のコンサルを行い、ブログページを開設した上で、以降のブログ執筆は KA・RA・DA factory さんにお願いをしました。

この時のお話は以下に書いていますので良かったらご参考ください!

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台湾で SEO 施策に興味がある企業は多いものの、実際に行う企業はほとんどいません。なぜでしょうか?このブログでは台湾の SEO の現状とボトルネックをお話しし、実際にどんな流れで進めていくか書いています。

現在 KA・RA・DA factory さんは SEO に関しては弊社に一切弊社にお金を払っていませんが、弊社がコンサルをやめた後もブログを書き続けたおかげで毎月コンスタントに4桁以上の流入があります。1クリック20元とすると、毎月 2-3万元を節約していることになります。

また、自然流入の多くは「腰痛」や「むくみ」など身体に関連したキーワードからなのでサービスとの関連性が高く、コンスタントに自然検索から CV が発生しています。

簡単に聞こえますが、一点注意点があるとすると、applemint がコンサルから抜けた後もブログを書き続けることが大事です。ブログは面倒でプライオリティが低いので多くの人/企業は2ヶ月で書かなくなります。

こうなるとせっかく高いお金を払ってコンサルをしてもらったのにすべて無駄になります。質の高いユーザーが求めるブログを書けば、結果はついてきます!信じて続けてみましょう!

それでは! Good luck!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Leo Sato 佐藤峻

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