こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日は SEO に強いウェブサイトとは?というお話をしたいと思います。どうやら台湾にいる一部の方は、ウェブサイトの内部を色々いじくれば勝手に流入数が上がると思っているらしく、今日はその誤解を解く意味で書きたいと思います。
結論から言うと、 最初から SEO に強いウェブサイトは存在しません。例えるなら、「集客に強いライブハウス」は存在しないのと同じです。
武道館や東京ドームでライブを行えば集客ができるのではなく、アーティストが集客努力をするから武道館や東京ドームがお客さんで埋まる訳です。
SEO も同じで、何か強力なウェブサイトを準備して、サイトの内部をごちゃごちゃいじくりまくれば勝手にユーザーが流入する訳ではありません。SEO 施策をきちんと行う事によって流入数を増やす事ができます。
このブログでは、「SEOって聞いた事あるけど何かわからない」、「SEO ってサイト内いじくりまくればいいんでしょ」と思っている方に対して、わかりやすく現代の SEO についてお話しをしたいと思います。
SEO って何?どうやってするの?
SEO とは Search Engine Optimization の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と言われています。検索エンジン最適化とは要するに、ある特定のキーワードを狙い、そのキーワードが Google で検索された際に、自分達のウェブサイトが上位に表示されるような施策を指します。
Google 検索からウェブサイトへの流入は自然流入と呼びます。一般に自然流入を増やす方法は二つしかありません。一つは自社ブランドの知名度を高め、自社ブランド名がGoogle で検索された際に、上位にランクして流入を増やす事です。
“アップル” と検索すると、アップルコンピューターのHPが1番上に表示されるように、ブランド名は通常、上に表示されやすくなってます。
もう一つは SEO 施策を行う事です。この SEO 施策は一般に以下の手順を踏みます。内容が少し長いので見るのが面倒な人はスキップしてください?:
- そもそも SEO をするか否か決める
- SEO をする目的を明確化する(販売UPか、お問合せ数UPか、採用強化か?など)
- 目的に沿った適切なキーワードを選定する
- 選定したキーワードはそもそも上位表示出来るか調べる
- 調査後、キーワードを確定する
- 狙ったキーワードを上位表示させるため、ブログを書く
- その他(被リンクを増やす、ウェブサイトの構造最適化、ウェブサイトのローディング速度強化、スマホデザイン最適化、スキーママークアップ、内部最適化(MFIなど)
途中から専門用語が色々出ましたが、要するにウェブサイトの内部をいじれば勝手に流入数が増えるほど SEO は簡単ではないという訳です。
ちなみに SEO をやらなくても十分 EC サイトや商売を軌道に乗せることはできます。
SEO のメリット・デメリット
ではなぜある会社は SEO を行い、なぜある会社は SEO をしないのでしょうか?それを知るには SEO のメリットとデメリットを知る必要があります。
SEO をするメリットは広告費をかけずともウェブサイトへの流入数を稼ぐ事ができる事です。自然流入とは検索結果による流入であり、そこに費用はかかりません。その一方でデメリットは短期的な費用対効果がとても悪い事です。
前章で挙げた施策はとても時間がかかるもので、費用もそれなりにかかります。
ちなみに SEO 業者の中には安さを売りにした SEO の会社がありますが、ほぼ必ずと言っていいほどどこかで手を抜いています。そうでないと低価格の SEO は割に合わないです。
しかし費用をかけたからといって、自然流入が増える保証はありません。その理由は Google が検索結果のアルゴリズムを公開しないためです。検索アルゴリズムとは簡単に言うと検索のルールです。
検索のルール は Google の秘伝のレシピで誰も知らないのですが、色々な企業が試行錯誤してそのレシピを解明しようとして今日に至ります。例えるならコカコーラのレシピは世界で一部の人しかわからないけれど、コカコーラに似た味の商品は結構出回っているのと同じです。
このアルゴリズムは定期的に更新され、その度に一部のコンテンツの順位が変動する事はよくあります。applemint では様々な研究結果を基に、検索アルゴリズムの大体のルールを把握した上で SEO 施策をしますが、当然予想が外れることはあります。
従ってSEO とは保証はないけど、長期的に広告に依存せずに流入を確保したいと考えている企業にしか向いてないということです。今すぐにでもウェブサイトへ流入が欲しい企業はウェブ広告をするといいでしょう。
しかし、ウェブ広告を払ってウェブサイトへの流入を獲得する会社は、ウェブ広告を止めると流入が一瞬でストップします。そこで applemint ではウェブ広告と SEO の両方をバランスよくする事をお勧めしています。
ここまで聞いてそれでも SEO をしたい方へ
SEO のメリット・デメリットを聞いた上で、やっぱり SEO をしたいと思った方へ最後に私から簡単なアドバイスをご紹介します。
SEO で大事なのはコンテンツ(ブログ)を書く事です。他にも色々やる事はありますが、一番大事なのはブログです。つまり将来的に SEO をしたいと考えている方は、ブログを更新しやすいウェブサイトを作る必要があるという事です。
SEO に強いウェブサイトは簡単に言えば、ブログを更新しやすいサイトと言ってもいいでしょう。現在ブログを更新しやすいウェブサイトは色々ありますが、中でも一番のお勧めはワードプレス (wordpress) です。ワードプレスは素人の方でもウェブサイトのコンテンツを更新できる優れたシステムです。
ワードプレスでなくてもコンテンツは更新できますが、コンテンツを作るならワードプレスを一番おすすめしています。なぜならブログコンテンツをアップできるシステムの中でワードプレスのシェアが世界で一番高く、情報が多いからです。
情報が多いと、困った時に必ずと言っていいほど解決策がネット上にあります。しかしシェアが多い事はハッカーの標的になることも意味します。Mac より Windows を標的にしたウイルスやマルウェアが多いのは Windows のシェアが圧倒的に高いためです。そのためワードプレスの脆弱性をついたウイルスや攻撃は度々あります。
従って、ワードプレスのウェブサイトを作ったらシステムの更新は欠かせません。このシステムの更新やワードプレスのメンテナンスは素人の方が下手にやると、ウェブサイトのデザインが崩れるケースもあるので、専門家にお願いするといいでしょう。
しかし、ワードプレスを使えば誰もがログインをして簡単にブログを更新できます。applemint のウェブサイトもワードプレスを使用していて、うちの新人でさえブログを更新できています。
ちなみに applemint はワードプレスのウェブサイト制作が得意で、僕の共同創業者のエリックはワードプレス台湾の委員会の幹部です?(そんなのがあるんかい!)
もしも SEO に強いウェブサイトを構築したいとお考えの場合はぜひ一度 applemint までご連絡ください!
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