こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!
今日は台湾で「起業したいです!」と僕に相談してきた人が、全然本気じゃないみたいな話をしたいと思います😅
今から2年ぐらい前の話ですが、ある大学生の子たちが僕に台湾で起業したいと相談をしてきて、いろいろプレゼンをしました。
今となっては、なぜ1時間も時間を取ってあげたのか少し不思議ですが、僕は恐らく実現しないであろう彼らのビジネスアイデアを聞いていました。”実現しないであろう”と思ったのは、実現までのハードルがあまりに高く、既存の法律では実現不可能だったからです。
戦に例えるなら、彼らは自分たちが勝つために平原を湖にしてから戦おうとしていました。なので、2年経った今も何も動いていないと思いますが、同じような話は彼らだけではありません。
今まで何人もの人が僕に台湾起業の相談をしてきて、みな共通してその後消息は不明です。恐らく無難に就職しているかと思います。
こんな僕に台湾起業を相談する人はもうほとんどいないと思いますが、それでもいたら今後はしっかりフィルターをかけようと思います。
以前、僕の知り合いの経営者が「急なDMでの起業の相談には一切乗らない」と言っていましたが、その気持ちが今はわかります。時間の無駄と思うケースが多く、途中で聞くのを止めようとすると、「佐藤さんは態度が悪い」とか言われるのでしょう。だったら初めから会わない方がいいと思うわけです。
このブログでは、今まで僕の身に起きたことと、それがどういう行動に繋がったかを説明し、今後、僕でもどうしても起業の相談をしたいと考えている人に少なくとも何を準備しなければならないかをお話しします。なお、最後の部分に関しては僕だけでなく、誰に相談する場合でも必要な準備だと思っています。
経営者の時間をナメるな
学生の時は時間が無限にあるように思えるので、相手の時間なんてほとんど考えないと思いますが、社会人は皆時間に追われています。経営者ももちろん時間に追われています。
僕は善意のつもりで「台湾で起業したい!」という若手の人に会ってきましたが、あまりにも経営者の時間を軽視している人が多かったので、今後は基本的に会わないことにしました。
では、なぜ軽視していると感じるのか?まず、僕に対するベネフィットを提示せずにコミュニケーションが一方的なケースが多いです。僕が相談者に使う1時間に何のメリットも感じなければ、その1時間を使って稼ぐことができたお金は無駄になります。
弁護士でも会計士でもコンサルタントでも通常は1時間の相談にはお金がかかります。相談にお金がかからない場合は、リード客(将来の顧客)獲得のためにやっているのであって、決してボランティアではありません。
それなのに、今まで僕のところに相談しに来た若い人は、一方的に自分のアイデアを僕に話して、「どうですか?」と尋ねてくるケースが多々ありました。ちなみに、そうやって聞く人にベネフィットを設計できていない起業志望者ほど、成功確率が低いアイデアが多いです😅
幸いにも現在はChatGPTがあるので、今後はChatGPTに聞けばいいでしょう。
今までは若い人のためと思って対応してきましたが、あまりに自分勝手に僕の時間を奪う人ばかりなので、今後は相手をしません。あ、ちなみにちゃんと1時間のコンサル費用を払って僕に相談する人にはプロとして全力で相談に乗ります(そこまでお金を払うガッツのある若い人はいませんが…)。
僕が時間を取ってあげて事後報告がない人は二度と時間作らない
あと、僕が今後台湾で起業を希望する若い人に対して時間を作りたくないと思っている理由の一つが、こちらが相談に乗ったのに、会った後に事後報告をしないケースです。僕も忘れがちですが、人に相談したら必ず1〜2ヶ月後にどうなったか報告をするべきです。
例えば、ある若い台湾起業希望者は以前僕と会った後に、その後どうなったかを報告してくれました。事後報告があればまだ許せます。毎月報告しろというわけではなく、1〜2ヶ月後に一度報告する程度でいいのです。
それだけで相談に乗った人は、「あ、頑張ってるんだな」と認識できます。残念ながら、台湾で起業したいと思って僕に相談する人の9割は事後報告をしません。一番残念だったのは、ある時、起業を考えていた学生数名のグループに「絶対事後報告した方がいい」とアドバイスしたのに、しなかったことです。
彼らのアイデアは大したことありませんでしたが、グループとしての本気度は他よりも高かったので、正直に色々アドバイスしました。しかし、その結果事後報告がなかったのは本当に残念です。
ちなみに、僕は今まで僕に起業を相談してきて、その後報告をしていない人をちゃんと覚えています😅
中には恩を仇で返してきた人もいましたね😬
そもそも本気で起業する人は起業してから相談する
まず前提として、起業家にとって起業はゴールではありません。「そもそも起業しようかどうか迷っています」といった相談は、その時点で起業家には相手にされません。これは投資家も同様です。
なので、今後僕に限らず台湾で起業している人に会ってアドバイスが欲しい場合は、自分が既に起業していて、その上で相談者に何らかのベネフィットを提示する必要があります。それが協業であれば協業、コンサル代であればコンサル代でもいいと思います。
企業の営業担当者は自分の商品を売り込むために相手の時間を奪いますが、もし相手が必要な物を売れれば、それは相手の時間を奪ったことにはなりません。逆にそうでなければ冷たくあしらわれるわけで、若いからといって相手の時間を奪う言い訳にはなりません。
もちろん、僕のように時間に厳しい人がいる一方で、どんな人に対しても時間を確保してくれる天使のような人もいるでしょう。ただ、そんな人は稀で、起業家は皆それなりに忙しいはずです。せめて起業して会社を持った状態で、相手と対等な立場で話す必要があると思います。
以上、applemint代表佐藤から、今後台湾で起業を希望している若い人に対するメッセージでした!これを読んだ上で、僕と「ビジネス」ができるという方は、いつでもご連絡お待ちしております!
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