【台湾起業7年目】幹部の離職と初めてのイベント

【台湾起業7年目】幹部の離職と初めてのイベント

こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!

今日は毎年恒例の『台湾起業〇〇年目ブログ』を書こうと思います。毎年このブログが書ける事に感謝を申し上げます。

知らない方のためにお伝えすると、僕は毎年1年の締めくくりに「起業〇〇年目はこんな感じでしたー」というブログを時系列で書いてます。去年 (6年目に) 何が起きたか知りたい方は是非以下のブログをご覧ください:

そのほかに6年目は少しマンネリを感じたり大変な事がありました。

7年目も本当に色んな事がありました😅

applemint は9月がスタートになるので、2023年の9月から1年間を振り返ろうと思います!台湾で起業を考えている方は、僕が7年目にどんな事を体験したのか参考までにご覧ください!

2023年9月-11月:京都工芸品展の成功

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2023年10月から12月にかけてのハイライトは、京都工芸品展の成功です。デジタルマーケティングや他の事業においても、初回から成功するのは非常に難しいです。多くの顧客は短期間で結果を求めますが、現実はそう甘くはなく、短期的に成果が出るケースは稀です…

そんな中、この京都工芸品展は初回にもかかわらず、非常に成功を収めることができました。

京都工芸品展を行うきっかけとなったのは、嘉義への出張中に、日本の不動産を台湾で長く販売している小川さんという方と知り合ったことです。僕と小川さんは嘉義への道中の新幹線(高鐵)の中で隣同士になり、その時に小川さんが日本統治時代の日本風の建物を台北で運営していることを知り、「京都工芸品展をやったら面白そうだな」と漠然と思いつきました。

実はその数ヶ月前に、世界に向けて京都の工芸品を販売している方と知り合う機会があり、ちょうど台湾も視野に入れていたので、様々なタイミングがうまく合いました。

そこで2023年11月に小川さんが運営するMIJという施設で京都工芸品展を開催した結果、これが大当たり🎊

2週間にわたって集客広告を行い、多くの来場者が訪れ、予想以上の陶磁器が売れました。その後、この京都工芸品展の成功を再現しようと、2024年2月には徳島展を開催しましたが、その際も多くの人々が訪れました!

久しぶりに達成感を感じることができたイベントでした。

2024年12月-2月:大黒柱離職と新人離職 (泣)

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12月になると、半年前に入社したばかりのスタッフが退職することになりました😭
どうやら仕事に慣れず、忙しさに耐えられなくなったようで、退職を決意したようです。広告代理店の仕事は忙しく、慣れるまでにそれなりの時間がかかるものです。

というより、広告代理店に限らず、どんな仕事でも一人前になるには少なくとも2〜3年は必要だと思いますが、台湾では多くの人が半年から1年で辞めてしまうことが多いです。気持ちは理解できますが、個人的にもったいないなーと、いつも思っています。

とはいえ、離職についてあーだこーだ思ってもしょうがないのですぐに切り替えましたが、その後、年明けに applemintで約3年間勤務していた日本人スタッフから退職の意向が伝えられました😲

彼女は会社のシステムをよく理解しているスタッフだったので、退職は非常に痛手でした。彼女が離職する事になった主な理由は、日本にいるお父様の体調が思わしくないということでした。

こればっかりはしょうがないです。そこから急いで後任探しが始まったわけですが、本当に幸いなことに、同時期にapplemintに入社を希望する信頼できる方が見つかりました。

しかし、その方はデジタルマーケティングにはあまり詳しくなく、引き継ぎを行うにも離職者は翌月には日本へ帰国するという状況でした…

ありがたいことに、退職したスタッフは帰国後もリモートで2ヶ月ほど新人にアドバイスを行い、なんとかこの困難を乗り切りました(厳密には乗り切ってませんが、現在進行形でどうにかしています😅)

このように、退職後も会社のために尽力してくれたスタッフがいることは本当に嬉しかったです。

「一難去ってまた一難」という言葉がありますが、ベテランスタッフの離職直後に今度はもう一人のベテランスタッフが離職する事になっていました。彼女は2年半applemintに在籍していたスタッフで、ワーキングホリデーで日本に行くことを決めました。

あ、さっきから在籍2-3年で”ベテラン”って言ってますが、台湾では(あるいは僕の会社では)、2年勤務すればベテラン扱いです😅

二人とも本当にいい社員で、離職する3ヶ月ぐらい前から僕に離職の事を言ってくれたので、色々と準備してすることができました。

また、彼女も退職後に引き継ぎのため、新しいスタッフをリモートでサポートしてくれました。幸運なことに、applemintは現在も退職したスタッフと連携をとり、リモートでサポートをお願いしています。

この期間は人の出入りが非常に激しく、精神的にとても疲れました。

2024年3月-5月:イベント、イベント、イベント(汗)

人の悩みと闘っていた最中に、台湾で初めてのイベントの準備もしていました。イベントは性教育がテーマで、セクシー女優の紗倉まなさんを台湾にご招待しました。

イベントを開こうと思ったきっかけは、台湾人の性に対するリテラシーが低いことを実感する出来事があり、僕はこのイベントを通じて台湾人の性に対する誤解を解消できればと考えていました。

2023年に偶然知り合ったアダルト業界関係者の方から紗倉まなさんを紹介され、性教育というテーマに紗倉まなさんのイメージがぴったりだと思い、依頼しました。紗倉まなさんのマネージャーとも話し合い、紗倉まなさんもイベントに賛同してくれたことで、このイベントが実現しました。

イベントの開催が決まったものの、実際にイベントを運営するのは全く別の話です。

このイベントでは、イベント企画会社さんに一部のエスコートやオンラインチケット販売、会場の機材運営やブース設置のサポート等をお願いしましたが、基本的には僕がほとんどの作業を行いました😓

このプロジェクトは完全に僕の個人的な願いから進めたもので、他のメンバーに迷惑をかけたくないという思いから、会場の手配、Facebookの投稿、ランディングページの制作、イベントポスターのデザイン、イベント保険の加入、集客など、ほとんどの仕事を僕が担当しました。

つまり、本業であるデジタルマーケティングを進めながら、このイベントに必要な9割の作業を僕が行ったということです。

このイベントを通じて、本当に多くの方にサポートをいただきました。サポートしてくださった方々には、今後機会があればいつでも恩返しをしたいと思っています。

また、このイベントを通じて、イベントを企画・運営することの難しさや苦労を理解しました。イベントは一見華やかでとても魅力的ですが、その裏には多くの努力が隠れています💦

初めての挑戦であり、新卒のような挫折も味わいましたが、良い経験になりました。

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出演して頂いた紗倉まなさんは、本当にテレビから出てきたまんまのとても綺麗で親切な方でした😆

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イベント後も会う機会があり、写真撮影に応じて頂いた際はマジで緊張しました😅(写真撮影時は距離が近くて焦ります💦)

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ご協力頂いた紗倉まなさんや紗倉まなさんの事務所Mine’s には感謝です🙏🙏🙏

2024年6月-8月:経営危機と体制の見直し

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イベント後にとても重大なことに気づきました。なんと、会社のキャッシュフローが悪化しており、現金が貯まりにくい構造になっていたのです。黒字でありながらも、キャッシュアウトが早いため、経営状態が思わしくない状況でした。

2024年4月にイベントがあったため、僕は2023年の12月頃からイベントの準備にばかり集中してしまい、経営の管理をおろそかにしていました😅

「経営危機」というのは少し大げさかもしれませんが、このまま放置していたら、1年後には本当に会社が危ない状態になるところでした。そこで、改めてコストを見直し、無駄な支出を徹底的に削減しました。

実は、この時期に知り合いを通じて、某有名企業の三代目の方とお会いする機会がありました。彼は僕の想像を遥かに超える資産を持ちながらも、コスト管理に非常に厳しく、その姿勢から多くの学びを得ました。

彼は10社以上の会社を経営しつつ、各社のコストに細かく目を配り、同じものが1円でも安ければ、迷わず安い方から購入するという徹底ぶりでした。興味があることには惜しみなくお金を使い、興味がないことには徹底して節約する。バッグはジャンスポーツ、服装は無地のTシャツにニューエラのキャップというシンプルなスタイルです😲

彼を見習い、僕もコストを見直し、削れるものはどんどん削減しました。無駄な外注も削り、この時に「会社というのは放っておくとどんどん腐っていくものだ」と改めて実感しました。

また、この時期に2人のベテラン社員が退職したため、3人の新しい社員を雇いました。さらに、インターン生も加わり、一時的にapplemintは8人体制になりました。

それから3ヶ月の月日が経ち、経営状況が改善しつつあった最中、ある新人社員が入社後3ヶ月で退職することになりました。彼女が持病を抱えていたことは知っていましたが、ストレスが原因で病状が悪化し、休養が必要とのことでした。

正直、こういうことにはもう慣れました😅 台北ではよくあることです。中国で会社を経営している知り合いからは、中国では景気が悪いせいか離職率が下がっているという話を聞きましたが、台湾ではそうはいきません。

特に台北に実家がある人は、会社を辞めても帰る場所があるので、すぐに辞めてしまいます。とは言え、いつものことなので切り替え、前進します。

ちなみにこの頃から経営の効率化を意識するようになり、少人数ながらも会社の質を保つためには、8-10人体制が適切と考え、そのために起業7年目で初めて”部”を作る事になりました。

最初は色々混乱が発生すると思いますが、一度見直した外注も必要に応じて積極的に活用し、会社のサービス品質向上に全力を尽くしていきたいと思っています

以上、applemint代表の佐藤から、台湾での起業7年目の話でした!

8年目もいろんな事にチャレンジしていきたいと思います!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Leo Sato 佐藤峻

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