こんにちは、applemintの津山です。今回は、台湾で注目が高まっているTikTok広告の現状と運用のコツを、現地からいち早くお届けします!
台湾といえばFacebookとインスタが主流、と考えられていましたが、実は今もう一つ利用者を急速に伸ばしているSNSがあります。それがTikTokです!
調査によると、2023年台湾のTikTokユーザは530万人以上に上り、昨年より100万ユーザー以上増えています。
台湾でTikTok広告を出している日系企業はほとんどないので、いま始めれば、一人勝ちできる可能性はかなり高いです?
しかし、日系企業が台湾でTikTok広告を始めようとすると、おそらく手こずります…。なぜなら、広告代理店によるアカウント運用が認められていないからです。
しかもTikTokでバズりやすい動画は他のSNSと傾向が異なります。動画のポイントを押さえていないと、全く成果が出ないリスクもあるのです。
そこでこの記事では、台湾でTikTok広告を出したい日系企業様に向け、台湾TikTokの現状、広告の注意点、バズる動画のポイントを、台湾のデジタルマーケ会社が0からご紹介します!
Contents
台湾TikTokの使用状況やユーザー層(2023年)
まずTikTok広告を検討する前に知っておきたい、台湾の最新TikTok使用状況をご紹介します!
台湾TikTok使用状況・ユーザー層
2023年の台湾のTikTok広告対象ユーザー(18歳以上)は1年前より100万人増えて533万人に達し、人気のSNSでも5位にランクインしました。
広告ユーザー数では、台湾で一番人気のFacebookに比べまだ4分の1程度ですが、年間のユーザー伸び率が28%になっており非常に勢いがあります。
Facebookやインスタがユーザーを減らしているのとは対照的です?
TikTokのユーザー層は10代・20代なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、台湾では25~45歳が利用者の45%以上を占めているとの結果が。
つまり今や、TikTokは学生だけのツールではなく、購買層が高い世代にも訴求できるSNSに進化しているのです!
台湾のTikTokで人気がある動画ジャンル
ではTikTokで人気がある動画はどんなジャンルでしょうか?結論は、アパレル、美容、家電、食料品です!
上記の業種はユーザーが知らない用途や新しい提案をしやすく、エンタメ性を重視するTikTokと非常に相性が良いからだと考えます。
2022年台湾TikTokで人気が高かった動画を見ると、美容や家電は相性がバッチリですね。イメージ訴求が重要な観光系も上位にランクインしました。
台湾2022年TikTok人気動画ランキング
- 「畢業旅行領隊前來查房(卒業旅行のリーダーの部屋チェック)」
- 「散發正能量的特殊妝容(特殊メイク)」
- 「令人驚嘆的台灣美景(驚くほどの台湾の光景)」
- 「聲控感應燈大作(旦那さんは眠らない)」
- 「美人魚驚現水族館(人魚が出てくる水族館)」
人気動画はいずれも15秒程度で、見てる人がハッと驚いたりクスッと笑えたりする内容になっています。
弊社も実際に投稿を続けてわかりましたが、TikTokでバズるためには15秒以内で、かつユーザーを楽しませる構成を意識するのが近道です。詳しいポイントは後ほどご紹介します!
台湾でTikTok広告を始める場合の手続きと注意点
最近はTikTokの可能性に注目し、弊社にTikTok広告運用を問い合わせる日系企業様が増えています。
ただ、日系企業が台湾でTikTok広告をやる場合、結構手間がかかります。なぜなら広告アカウントを自社で開設し支払いまでしないといけないからです。
以下では、日系企業が台湾でTikTok広告を出す際に知っておきたい、アカウントの作り方から運用の注意点まで、まとめてご紹介します!
TikTok広告を始めるための手続き3ステップ
ステップ1. TikTok広告アカウント作成
TikTok Ads Managerに登録して広告アカウントを作成します。その際に、企業情報、連絡先、支払い情報などを入力します。
ステップ2. 広告キャンペーンの設定
広告キャンペーンを作成し、目的(例: 認知向上、エンゲージメント、購買 等)を設定します。
ステップ3. 広告グループの設定
広告グループを作成し、ターゲットオーディエンス、露出先、予算などを設定します。
TikTok広告を始めるにはたったの3ステップで完了です。ただ、ステップ1の企業認証に最大24時間必要なため、最速でも2~3日は見ておいた方が安全です。
Facebookと意外と違う!TikTok広告のタイプ3種類
TikTok広告では、Facebook広告には存在しない様々な配信方法があります。以下では、企業がよく使用する配信方法をざっくり3種類にまとめました。
その1、インフィード広告
インフィード広告は、ユーザー投稿の間に表示される広告です。主に3つのタイプに分かれます:
① BrandPlemium
ユーザーのフィードの内に、最大60秒の動画広告を表示できます。Facebook広告に最も近いです。
② OneDayMax
指定の1日にかぎり、初めてのユーザーに配信される広告です、フィードの4投稿目に、最大60秒間の動画広告を表示できます。
③ SparkAds
オーガニック投稿したコンテンツを、そのまま広告として活用する方法です。Facebookの「投稿を宣伝」機能に近いです。
その2、TopView広告
ユーザーがTikTokを起動した際、最初にフルスクリーンで表示する広告で、認知向上が最大のメリットです。1日1社限定で、24時間広告枠を独占できます。
ただし最低出稿料金が500万円以上のため、かなり予算に余裕がないと難しいといえます。
その3、ハッシュタグチャレンジ(#Challenge)
企業が投稿テーマを設定し、ユーザーに広く投稿を求めるタイプの広告です。
ユーザーが自ら動画を作成するので、企業やサービスへの認知や愛着が自然に高まる点が大きなメリットです。
ただしこちらも最低出稿料金は1000万程度かかると言われているので、相当な予算は必要です。
注意点:TikTok広告はアカウントを代理店が作成できない
日系企業が台湾でTikTok広告を始めることはできますが、アカウントの管理と、広告費用の支払いは、自分たちで行わないといけません。
台湾には1社だけTikTok運用ができる代理店がありますが、おそらく日本語は通じません。その場合、急なトラブル等に対応できないリスクが出てきます。
台湾でTikTok広告を運用する2つの方法:
- 台湾唯一の代理店(小象出海)を通じて行う
- 自社でビジネスアカウントを作って、自社アカウントから広告配信(広告費用は自社クレジットカードで支払いが必要)
現時点では、自社でアカウントを開設し、広告代理店にアカウント権限を渡して運用してもらう方法がベターだと考えます。
TikTok広告をバズらせるための3つのポイント
最後に、TikTok広告をバズらせるための3つのポイントをお伝えします。それはズバリ「エンタメ性(面白さ)、新しい発見、ちょうどいい長さ」です。
- TikTok広告をバズらせるためのポイント
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1. ユーザーが面白いと感じるエンタメ性を入れる
2. 最初の2秒で心を掴む
3. ユーザーが飽きない長さ(15秒程度)に抑える
上記はTikTok公式が発表している、ユーザーがTikTokを評価する理由に上がっているポイントです。TikTokユーザーが好む動画を作ることで、広告の成果も上がりやすくなります。
毎週2〜3本の動画を出してる弊社の調べでは、最初の2秒が本当に大事です!最初が自己紹介とか、商品紹介とか、つまらない内容は確実に飛ばされます。
TikTokは自然投稿と相違ない没入感が大事と言われるメディアなので、成果を出したい方は、くれぐれも広告職を強めすぎないようご注意ください!
2023年の台湾はTikTokを始めとするショート動画が来る!
台湾は、モバイル使用時間が日本の2倍以上と長く、モバイルに特化したショート動画はかなり相性がいいです。
実際に弊社クライアントでも、静止画のInstagram投稿を、ショート動画(リール)に切り替えた結果、露出が2倍以上の2000回近くに増えました!
弊社applemintでは、2022年にショート動画の可能性をいち早く感じ、毎日の投稿を通じて、SNSごとにバズりやすい動画の傾向を探りました??
その結果、今では台湾のFacebook、インスタ、TikTokいずれも、オーガニックで1000~5000回以上の視聴回数を稼げる動画作成ノウハウをがっちり掴んでいます。(とはいえ、定期投稿は必須です?)
なのでもし今後、TikTok広告をお考えの方や、SNSや広告でショート動画を配信したい方は、ぜひ一度弊社までご相談ください。
台湾のユーザーに最適なショート動画の作成を全力でお手伝いします!
applemintへのご相談やご連絡はこちらから!