こんにちは、台湾でウェブマーケティングやウェブサイトの制作を行なっている applemint 代表の佐藤(@slamdunk772) です!
最近幸いな事に弊社ではウェブサイトの案件の事例が増えています。そこでふと思ったのが、「みんなどうやってウェブサイトの制作会社を選んでいるのだろう?」ということです。
恐らくどういう基準でウェブサイトの制作会社を選んでいいのかわからない人って結構いると思うんですね。そこでこのブログでは台湾でウェブサイトの制作会社を探している方向けに、失敗しない制作会社の選び方をお話ししたいと思います。
今回は特別に制作会社側の視点から裏表なしで制作会社を選ぶ際の注意点やポイントをお話ししたいと思います。それでは、早速注意点から話していきましょう!
Contents
注意点その1. 台湾では「安くて質がいい」はほぼない
まず、注意点の一つ目に上げたいのが価格です。結論を言うと、台湾では安い制作費用には必ずと言っていいほど落とし穴があります。日本ではドンキホーテに行けば安くてそこそこ質が高い商品が並んでいますが台湾ではほぼありえません。
日本人の多くは安くてもそこそこ質の高い商品やサービスに慣れてしまっています。同じ感覚で台湾でウェブサイトを発注すると大変な目に遭うことが多いです。
2つ事例をご紹介しましょう。
安すぎて見えない所を手抜きされたA社
applemint がお手伝いしている某お客さんのお話を共有します。このお客さんは台湾の現地の会社にウェブサイトの制作をお願いしたのですが、安い制作費で手抜きをされた上、なんの効果もない高額な SEO のサービスを毎月要求されていました。しかもその上全く面識のない会社の URL がサイト内にしれっと埋め込まれていました。
なぜ全く面識のない会社の URL がサイト内に埋め込まれていたと思いますか?
その理由は一昔前、自社サイトのURL が他社サイトにあればあるほどSEO の効果があるとされていたからです。
これはかなり昔の話ですし、今このやり方をすると逆に SEOに悪影響が出ます。
一昔前の悪徳SEO業者は適当にサイトを量産してそれらのサイトに顧客の URLを貼って「SEO 効果がある!」と言ってサービス費用をもらってました。
話を戻すと、このお客さんは安い費用でウェブサイトを制作してもらったのですが、その代わりに SEO のサービスに強制的に入れられ、挙げ句の果てに見たこともない会社の URL がずっとウェブサイト内にあったということです…
最初は安かったのに…メンテ代が異常だったB社
次の事例は制作費は安かったのに、納品後のメンテナンスの費用がとても高かった事例です。僕の知り合いのB社はなんとウェブサイトが納品された後に、毎月メンテナンス費用として17万円を1年間払っていました。
よほどすごいメンテナンスをしているのかと思いきや、調べてみるとやっていたのは画像の差し替えやテキストの修正だけでした。最初の制作費を安くしてメンテナンス代で儲けるという会社は結構います。
ウェブサイトの制作費用は20-30万円だったらしいの、この会社は結果的にメンテナンス代を含めるとウェブサイト制作に 200万円以上かけてます。
適正な価格やメンテナンス代はいくらか?
では、台湾ではそもそも適正なウェブサイト制作費とはいくらでしょうか?ケースバイケースですが、制作側の観点からお話をすると最低でも 1ページ1万元はあっていいと思います。例えば20ページのウェブサイトなら価格は最低でも 20万元はあるべきだと思います。
もちろんこれより安い会社は多数ありますが、極端に安い場合は警戒した方がいいです。
その理由ですが、ウェブサイトは納期が長いので制作側からすると1ページ1万元ぐらいはないと割りに合わないからです。逆を言えば例えば 20ページで 20万元以下の制作費では、割りに合わないのでどこかで手を抜くか、前章で話したようにメンテナンスでぼったくるという行為が起きやすくなります。
ランディングページ制作の費用は大体5-6万元です。1ページのコンテンツ量が多く、ワイヤーフレーム (見取り図) からプロトタイプ (試作品) を作りコーディングまでの期間は1-2ヶ月ほどかかります。
メンテナンス費用は、通常ウェブサイト制作費の20-30%ほどです。もしもセキュリティやデータの管理のメンテナンスが加わればもっとします。
注意点その2.現代のウェブサイト制作に必須の要素
次に、台湾でウェブサイト制作会社を選ぶ時に必要な技術やデザインとかについてお話をします。
現代のウェブサイトで大事な要素って何だと思いますか?デザインでしょうか?使いやすさでしょうか?
まず、ウェブサイト制作において最も大事なのはそのウェブサイトが目的を達成するか否かです。例えば販売を目的としたウェブサイトがいくらかっこよくても売れなければ意味がないですよね?
興味深いのはウェブサイトがどんな目的であっても必ず必要な要素がいくつかあることです。それが以下です:
- ウェブサイトに大事な要素
-
- スピード
- モバイルフレンドリー
- 改善/修正
ローディングスピードが早いサイトは確実に遅いサイトよりいいです。モバイルフレンドリーなサイトはそうでないサイトより確実にいいです。修正しやすくて、改善しやすいサイトはしにくいサイトよりいいです。
つまり制作会社はデザインはもちろん、まずは上記の「スピード」、「モバイルフレンドリー」、「改善/修正」に対応できる必要があります。
具体的なお話をすると、例えば LP を制作する会社の中には LPを制作する時にイメージ写真をペタペタ貼り付ける会社が多くいます。こうするとコーディングがものすごく楽です。
しかしイメージ写真を貼るだけのLP はローディング速度が遅くなり、レスポンシブに対応できません。また、一部テキストを変更したい時にフォントがデザインに埋め込まれていると修正に最低2-3日はかかります。つまり修正の自由度が低いです。
LP 制作は実は制作会社の実力がモロ出ます。ペタペタイメージを貼り付けているだけの会社はご注意を…
従って、現代のウェブサイト制作会社に求められているのはデザインはもちろんの事、スピードやモバイルへの細かな対応です。
注意点その3. 繁体字、台湾ローカルへの対応
最後に当たり前と思うかもしれませんが、ウェブサイトの繁体字・台湾ローカルへの対応についての必要性についてお話をします。日本の制作会社が台湾向けにウェブサイトを作る時によく見られるのが、中国大陸で使われる簡体字や表現が混じる事です。
恐らくクラウドワークスで中国人に翻訳をお願いしてそのテキストを中国語がわからない日本人がウェブサイト制作時に使うからこのような事が起きるのかと思います。台湾の人に馴染みのない文字や表現はウェブサイトのパフォーマンスを下げます。
残念ながら日本人はウェブサイトがの中国語の良し悪しが判断出来ないので、ウェブサイトが完成した後は必ず台湾人に見てもらいましょう。
台湾でのウェブサイト制作会社の選び方
まとめると、台湾でいいウェブサイトの制作会社を選ぶ時に大事なのは以下です:
- 価格が安すぎない
- スピード、モバイルフレンドリー、改善や修正にすぐ対応
- 繁体字、台湾ローカルへの対応
これにプラスアルファでデザイン力があると更にいいでしょう。applemint のウェブサイト制作は決して安くはありませんが、あまり予算がないお客様に対してはテンプレートを積極的に使用してコストダウンを実現しています。
また、スピードやモバイルフレンドリーは常に意識していて、以後の分析や改善がしやすいようにウェブ解析に必要なツールを全て正しく導入してます。
LP に関してはお客さんの要望に合わせてトラッキングポイントの設計からトラッキングポイントの実装まで行なっています。
もし applemint の台湾向け繁体字ウェブサイト制作に興味がありましたら、いつでもご連絡ください!以上 applemint 代表佐藤からでした!
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