こんにちは!applemintデザイナーのSeikoです。
今回は繁体字中国語のフリーフォントのご紹介です。ゴシック体・明朝体・手書き風に分けて合計7個ピックアップしてみました。
繁体字中国語のフォントはGoogle FontsやAdobe Fontsで探すと日本語に比べ圧倒的に数が少ないです。また、Googleで検索しても怪しげな無料フォント配布サイトが出てきたりして、なかなか探しにくいですよね。
これはそんなときに役立つ記事です!個人・商用利用可能なものを選んでいますが、ご使用の際には念の為、用途含めご自身でもご確認いただけますと幸いです!
Contents
ゴシック体
思源黑體 Source Han Sans/Noto Sans
思源黑體はAdobeとGoogleが共同で開発した繁体字中国語のフォントです。AdobeではSource Han Sans Traditional Chinese、GoogleではNoto Sans Traditional Chineseという名前が使われています。名称と一部のweightが違うくらいで、ほぼ同じものです。
中国語を使ってデザインする人必見!台湾現地から繁体字 フォントおすすめ5選の記事でもご紹介している思源黑體(Noto Sans)。
非常に汎用性が高いです。Adobeのソフトだけでなく、Figmaを初めとしたUI/UXデザインツールでもデフォルトで使えます。Webサイトでの使用もGoogle FontsのWebフォントを使用できます。
源石黑體
思源黑體より丸みが少ないオープンソースフォント。最近のフォントは、英語でも日本語でも丸みのある、柔らかい印象のフォントが多いです。しかし源石黑體は硬めなので、レトロであったり、しっかりした印象を与えます。製作者のGitHubからダウンロードできます。
源泉圓體
ゴシック思源黑體よりさらに丸みの強いフォントです。思源黑體にあるような角の部分がないため、柔らかくかわいい印象になるゴシック体フォントですね。製作者のGitHubからダウンロードできます。
明朝体
思源宋體
思源宋體は思源黑體のセリフ(明朝)体バージョンです。こちらもAdobeではSource Han Serif Traditional Chinese、GoogleではNoto Serif Traditional Chineseという名前が使われていますが、ほぼほぼ同じものです。思源黑體と同様、汎用性の高い明朝体フォントです。
しっぽり明朝
思源宋體と比べて華奢な、洗練された印象を受けるしっぽり明朝。フォント名は日本語で、日本語フォントも有名ですが、繁体字バージョンもあります。しっぽり明朝はGoogle Fontsなので、Webサイトでも簡単に利用できます。
手書き風フォント
小賴字體
Seto Fontという日本語のフォントの中国語版です。簡体字フォントなのですが、標準的な繁体字はほぼほぼカバーされています。今のところ、使っていて困った文字等はないです。崩れすぎていない、使いやすい手書き風フォントです。
清松手寫體
清松手寫體には4種類の手書き風フォントがありますが、いずれも毛色が全然違います。手書き風フォントはこれ1つ入れておけば十分…という方もいらっしゃるかもしれません。製作者のGitHubからダウンロードできます。
繁体字中国語は日本の漢字でカバーできることが多いため、文字が合致すれば日本語のフォントでも使えます。それでも你好の你を初めとする繁体字特有の字を使用するには、最初から繁体字中国語のフォントを入れておくと安心ですね。
他にもまだまだ繁体字中国語フォントはございますので、こちらの記事に追記したり、別の記事にまとめたりなどしてご紹介していければと思います!
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