日商詩國秋田股份有限公司は地域とともに新たな価値を共創するブランディングに取り組み、地域経済の成長および地域の持続可能性の向上をはかるために台湾で設立されました。
秋田県産品の販路開拓事業のほかマーケティング事業の他、ブランディング事業、プロモーション事業を行っています。
【お話を伺った方】
台北分公司 總經理 高嶋年彌様
依頼背景
・台湾における秋田県商品の販売
・台湾における秋田県商品のEC販売
効果
・台湾における秋田県産りんごのオンライン販売実証
applemint へ依頼しようと思った背景
高嶋様 佐藤さん及び applemint は、YouTube の動画を見て知りました。YouTube の動画までは詳しく覚えていませんが、佐藤さんがどなたかと対談をしている動画でした。
その後 “applemint” と検索をして、HP にたどり着きました。HP を見た後に、対談動画の他に佐藤さんが公開されている動画を見て誠実な印象を受けました。
一番の決め手は、「この人なら嘘をつかなさそう」と思った事です。HP で書かれている内容と動画で話している本人の間にギャップがなく、いい意味で裏表がない人だな、と思いました。
台湾で秋田県産のりんごをオンラインで販売するという取り組みのきっかけ
高嶋様 従来、日本のりんごを台湾で販売する場合は、問屋さんを通じてデパ地下やその他の小売店で販売されるのが主でした。
しかし従来の販路でりんごを販売しようとした場合、りんごのサイズによっては問屋さんから NG が出る事が多々ありました。
例えばサイズが大きすぎるりんごや、小さすぎるりんごは小売店で販売させてもらえない事がよくありました。
しかしどれも美味しいりんごである事には変わりはありません。どうすれば秋田のリンゴをもっと売れるかと考えた際に、「だったら自分達でオンラインで売ってみよう!」という話になりました。
そのほかに、りんごを EC サイトで販売したらどういう効果があるのか検証をしてみたいという、考えもありました。
applemint とお仕事をする上で感じた台湾におけるデジタルマーケティングの重要性
高嶋様 applemint さんとお仕事をしてまず驚いたのがデジタルマーケティングのスピードです。デジタルの世界はとてもスピーディーに動くものだと思いました。
例えば問屋さんと打ち合わせをして小売店へ販売する場合、どこで販売するのか、あるいはいつぐらいに販売するのか決めるのには結構な時間がかかります。
恐らく、小売店でりんごを販売する場合は、販売に至るまでに関わる人が多いから時間がかかるのだと思います。
一方のデジタルマーケティングは、ウェブサイトのデザインや決済システムを導入すれば、後はデジタル広告の準備をしてすぐに始められます。
デジタル広告の準備も applemint さんは本当に数営業日で対応してくれました。このスピードには最初驚きました。
また、問屋さんを介して小売店さんで販売を行う場合、どの販売先でどれだけの量のリンゴが売れたかを把握する事は難しいです。どんなお客さんが購入をしたか知るのもなかなか難しいです。
その点デジタルマーケティングは、どんな人がどれだけ購入したか可視化されるため、「顧客が見える」という点で非常に面白いと感じました!
販売する前とした後の感想
デジタルマーケティングを行ったことによる効果
高嶋様 最初は内心注文が来るかどうか不安だったのですが、デジタル広告が始まったら本当に注文が来て、ものすごい達成感を感じました!
その後もちょくちょくメールで受注の知らせが入り、その度に「うわー本当に来るんだ」と思いました。
デジタル広告を行った効果は絶大で、今まで売れなかったリンゴが売れることがわかりました!
小売店では販売が難しいとされていた大玉と小玉がオンラインであれば売れる事がわかり、今後の販路拡大に向けて大きな第一歩となりました。
また、今まで小売店で販売していたら、台北や台中など限られた都市でせいぜい数百人の方としか接触できませんでしたが、デジタル広告をした事によって台湾全土の方とコミュニケーションができました。
applemint とのお仕事を通じて感じた事
高嶋様 これはデジタルマーケティングに限らずですが、今回のデジタル広告を通じて双方の努力が必要だと言うことを改めて理解しました。
例えば私はデジタルマーケティングに関しては全くの素人で、最初は何をしたらいいかわかりませんでした。しかし、だからと言って applemint さんに丸投げをしていたらいい効果は出てなかったと思います。
最初は applemint さんがなんでもするイメージがありましたが、applemint さんと協業を始めて思いの外、こちらもやる事がある事がわかりました。
applemint さんのお願いに対してこちらもその都度対応はいたしましたが、振り返るともっとやれた事はあったなーと思います。
例えば、デジタル広告時に、リンゴを収穫している様子やリンゴを出荷している様子を書いたブログを執筆していたら、より商品の信憑性が高まったでしょう。
或いは出荷過程や、包装されたリンゴの素材をタイムリーに applemintさんにお送りしていたら、もっと違う結果になっていたかもしれません。
「デジタルな事はわからない」と食わず嫌いをするのではなく、やはり双方の協力があって、デジタル広告も効果がより良くなると思いました。
また、applemint さんは私の提案に対して上から目線や高圧的な態度を取る事がなく、とてもスムーズにコミュニケーションが取れました。
業者さんによっては我々が何か提案をすると、否定から入り、我々がその後萎縮して意見を言えない雰囲気になるのですが、applemint さんはそんな事がなく、とても快適にコミュニケーションが取れました。
今後について
高嶋様 今後は EC サイトの商品数を増やして、もっと積極的に EC サイトを通じて秋田の商品を販売していきたいと思っています。
台湾の方々が、ECサイトを通じて秋田の商品に触れ、秋田の魅力を感じてくれれば何よりです。
また、秋田といえば秋田犬という世界的にも有名なアイコンがあります。この秋田犬をもっと活用して動画の発信も考えています。
台湾の方が秋田を知り、秋田の商品を購入する事で、当社のビジネスの発展に繋げていければいいなと思っています。
applemintへのご相談やご連絡はこちらから!