【「四国」という未知のジャンルを、台北の食卓に届ける】四國料理88屋様

【「四国」という未知のジャンルを、台北の食卓に届ける】四國料理88屋様

CASE SUMMARY

フォロワー220人・認知ゼロの状態からMeta広告をスタート。広告配信開始からわずか15日間で来店人数が約60%増加し、座席稼働率も大幅に向上。「完璧な準備より、まず配信してPDCAを回す」アプローチで、台北の飲食店が抱える集客の壁を突破した事例。

業種:飲食業(日本料理・台北) 
支援:Meta広告運用・動画制作・AIクリエイティブ 

クライアント概要

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クライアント四國料理88屋(台北)
業種:飲食業/四国郷土料理・藁燒日本料理
支援内容:Meta広告運用・ショート動画制作・AIクリエイティブ
支援開始:2026年4月〜

台湾では「日本料理=寿司・ラーメン・焼肉」というイメージが強く、「四国郷土料理」はほぼ知られていない。「認知ゼロのジャンル」から台北の外食市場へ参入した、挑戦的な飲食店です。

課題:SNS投稿だけでは、なぜ新規客が来ないのか?

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  • 自社で行っていたプロモーションはSNS投稿のみ。フォロワーは2026年3月上旬でFacebook 220人・Instagram 850人と少なく、投稿が既存ファン止まりになっていた

  • 「四国料理」というジャンル自体が台湾に馴染みがなく、どれだけ自社で投稿しても「何の店か」が伝わりにくく、再生回数も大きくバズることはなく、直接の予約に繋がりにくい状況

  • 広告配信前の座席稼働率は低く、特に平日・日曜日の集客が弱い状況が続いていた

施策:フォロワーが少ない飲食店が、新規客を増やすにはどうすればいいか?

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方針:完璧な準備より、まず配信してデータから学ぶ

フォロワーが少ない段階でオーガニック投稿に頼ると、情報は既存ファンどまりになります。Meta広告は設定したターゲット層に初日から届けられるため、認知拡大の最速手段として提案しました。

3つの施策の柱

  • AIクリエイティブ × 高速検証:AIで静止画を制作し、複数の訴求軸(ブランド認知・料理ビジュアル・割引・季節イベント)を並行テスト

  • リール動画 × 広告配信:藁燒の炎や盛り付けの美しさなど視覚的インパクトの強い素材を広告として配信。オーガニックでは届かない新規層にリーチ

  • 予約サイトへのトラッキング設定:広告クリックから予約完了までのフローをMeta広告アカウント・予約サイトの集計情報を共有いただきながら計測できる仕組みを構築。費用対効果を可視化

中長期ロードマップ

  • ステージ1(現在):Meta広告で新規リーチを拡大し、予約流入を最大化する

  • ステージ2:Google Business Profileを整備し、Google広告との併用を検討する(Googleマップへの表示を強化するP-MAXローカル広告や、Demand Genなどの活用)。

  • ステージ3:GoogleとMetaの効果を比較しながら予算配分を最適化。自社コンテンツの内製化・AIを活用した業務の自動化・既存顧客データの取得設計・CRMの強化・店舗運営のDX化など、集客の土台を広げていく

成果:Meta広告で飲食店の来客数はどのくらい増えた?

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指標変化
日平均 来店人数約60%増加
座席稼働率約21ポイント向上
Google自然検索流入大幅増加
繁忙曜日の幅平日・日曜にも拡大

特筆すべきは、Meta広告の効果がGoogle自然検索流入にも波及したこと。広告を見て気になった人が後からGoogle検索するという行動が、オーガニック流入の増加として表れました。「広告が認知と検索想起の両方を動かす」ことを示した事例です。

わかったこと・今後の課題

✓ 手応えがあったこと

  • 動画フォーマット×割引・季節イベント訴求の組み合わせは、静止画・ブランド訴求と比較してクリック効率が高い傾向

  • 飲食店の広告素材は静止画よりも動画を使うことで「料理の臨場感(シズル感)」や店舗の雰囲気を伝えやすく、ユーザーの興味関心を引きやすい

  • フォロワーが少ない段階でも、広告があれば初日から台北圏内の潜在層に大規模リーチできることを実証

△ 今後改善・検証したいこと

  • 広告クリックは男性・35歳以上に集中する傾向。女性層(25〜34歳)へのリーチ強化のため、空間の雰囲気・盛り付けの美しさを前面に出した素材が必要

  • 「動画フォーマットが効くのか」「割引訴求が刺さるのか」を切り分けるA/Bテストを次月以降に実施予定

まとめ

四國料理88屋の事例は、「認知ゼロ・フォロワー少数」という飲食店の典型的な出発点から、Meta広告が最速の打開策になることを示しています。重要なのは「完璧な準備」より「早く回すPDCA」。applemintは毎月のデータ分析と定例会を通じて、クライアントと一緒に次の打ち手を考える伴走支援を提供しています。

よくある質問(FAQ)

Q. フォロワーが少なくてもMeta広告は効果がありますか?

A. はい。Meta広告はフォロワー数に関係なく、設定したターゲット層に配信できます。本事例でも開始時点のFacebookフォロワーは220人、Instagram 850人でしたが、台北市内の日本グルメ興味層にターゲットを絞ることで、広告開始初日から数万人規模のリーチを実現しました。SNS投稿と広告の最大の違いは「既存ファン以外に届くかどうか」。フォロワーが少ないスタートアップ段階こそ、広告が最速の打開策になります。

Q. 料理の動画素材がないと、Meta広告は始められませんか?

A. 静止画のみでも配信可能です。本事例でも広告配信は静止画クリエイティブからスタートし、後から動画素材を追加する流れで進めました。applemintではAIを活用した低コストの静止画制作にも対応しており、素材がゼロの状態でも支援を開始できます。ただし動画は静止画より料理のシズル感・店舗の雰囲気が伝わりやすく、クリック効率が高まる傾向があるため、まず静止画で配信しながら並行して動画を準備する進め方をおすすめしています。

Q. 広告を出しても「見るだけ」で予約につながらないのでは?

A. 広告から予約につなげるには「クリック先の設計」が重要です。本事例では広告のリンク先を予約サイト(Inline)へ直接設定し、広告アカウントと予約サイトの集計データを確認し「広告クリック→予約完了」の流れを可視化しました。その結果、広告配信前と比べて日平均来店人数が約60%増加し、これまで集客が弱かった平日・日曜日にも満席を達成するケースが生まれました。「広告は出して終わり」ではなく、クリック後の導線設計と効果測定をセットで構築することが予約転換率向上のカギです。

Q. Meta広告の効果はどのくらいで出始めますか?

A. 本事例では、広告配信を開始した第1週から座席稼働率に変化が現れ始め、週を追うごとに右肩上がりで向上しました。配信前の第1週が約31%だった稼働率は、第4週には約60%まで上昇。15日間の累計で来店人数が約60%増加しました。ただし、Metaのアルゴリズムが最適な配信先を学習する「学習期間」として最初の1〜2週間はデータ収集フェーズとなるため、この段階で判断を急がないことが重要です。applemintでは配信開始後も週次でデータを確認し、反応の良いクリエイティブへの予算集中やターゲットの微調整を継続的に実施しています。

Q. Meta広告とGoogle広告、飲食店にはどちらが向いていますか?

A. 目的によって使い分けるのが理想です。Google広告は「今すぐ食べたい・予約したい」と検索しているユーザーに届く顕在層向けの広告。Meta広告は「まだお店を探していない」潜在層に視覚的に訴えかけ、興味を生み出す認知獲得向けの広告です。本事例では「四国料理」というジャンル自体が台湾でほぼ知られていない状態だったため、まずMeta広告で認知を広げることを優先しました。その結果、Meta広告の配信開始後にGoogle自然検索流入が大幅に増加するという波及効果が確認されました。Meta広告で「知ってもらう」→Googleで「改めて検索してもらう」という流れが自然に生まれた事例です。認知段階にある飲食店にはMeta広告からスタートし、段階的にGoogle広告を組み合わせていく戦略をapplemintでは推奨しています。

Q. 台湾の飲食店に、Meta広告以外で有効なデジタルマーケティング手法はありますか?

A. はい、あります。ただし「いきなり全部やる」より、段階的に積み上げることが重要です。
本事例でもMeta広告を起点に、次のような順序で施策を拡げていくことを提案しています。
まず取り組んでほしいのが Googleマップの整備です。「Google Business Profile」と呼ばれる無料ツールで、店舗の営業時間・写真・メニューを充実させることで、Googleで「台北 日本料理」と検索したユーザーに店舗情報を届けやすくなります。Meta広告で興味を持ったユーザーが「改めてGoogleで検索する」という行動は本事例でも確認されており、その受け皿として機能します。
次のステップとして、Google上での広告配信も検討できます。Googleマップに直接表示されるローカル広告など、「今すぐ食べたい」と検索しているユーザーに届く手法です。MetaとGoogleの両方を使うことで、「まだ知らない人に届けるMeta」と「すでに興味がある人を拾うGoogle」という役割分担ができます。
さらに中長期的には、お店のSNSやショート動画を自社で制作・発信できる体制づくり、リピーターへのLINE配信、予約・顧客データの一元管理なども視野に入ってきます。「Meta広告で火をつけ、Googleとコンテンツで育てる」。この順序が、台湾の飲食店集客において最も再現性の高いアプローチだとapplemintは考えています。

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木村 久絵

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