こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!
この記事では、2023年に台北でクライアントと一緒にオフラインの特売会を開催したときの「費用・会場・集客・結果」を、実際の数字とともに公開します。台湾でオンライン販売に苦戦していて、オフライン施策を検討している企業の方は参考にしてください。
Contents
この記事の要点(30秒まとめ)
- 台湾ではオンライン通販の定期購入が日本ほど根付いておらず、認知度の低いブランドは安定して売るのが難しい。
- そこで applemint のクライアントと一緒に、台北で3日間のオフライン特売会を実施した。
- 会場費は2日間で7万元、それとは別に保証金20万元の前払いが必要だった。
- 集客はデジタル広告とビラ配りを併用し、認知度の低いブランドではビラ配りが最も効果的だった。
- 結論:同じ商品でも、オンラインよりオフラインのほうが売れるケースがある。
この記事でわかること
- 台湾でオフライン特売会を開くまでの流れと、必要な準備期間
- 会場の選び方と費用の相場(家賃・保証金・備品)
- 台湾特有の「費用の落とし穴」(保証金・チェック換金)
- 集客で本当に効果があった方法
特売会の概要(早見表)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催時期 | 2023年(開催を決めてから約1ヶ月で実施) |
| 開催日数 | 3日間 |
| 会場 | 台北市松山區光復北路11巷33號 |
| 会場費 | 2日間で7万元(約33万円 ※当時レートの概算) |
| 保証金 | 20万元(前払い・後日返金) |
| 集客手段 | デジタル広告 + ビラ配り |
| 最も効果的だった集客 | ビラ配り(認知度の低いブランドの場合) |
| 当日スタッフ | アルバイトを求人サイトで手配 |
【要補足】レートは当時の概算です。最新レートで調整してください(参考:1元 ≒ 5円)。
なぜいま台湾で「オフライン特売会」なのか?

2023年当時から今に至るまで、オンラインだけで販売するのではなく、オフラインでの販売に興味を持つ企業が増えています。
特に日本の通販企業は、従来オンライン販売が中心でした。しかし台湾に限って言うと、オンラインだけで売っていくには定期購入する人が圧倒的に少なく、小売店への販売を強化する企業が出てきています。
台湾でのオンライン販売はかなりシビアです。経験上、ブランドの認知度があればそこそこ売れますが、認知度は急に作れるものではなく、しかも上がったり下がったりします。
僕らのお客さんの中にもオンライン販売に苦戦している企業があり、今回その起爆剤としてオフラインで特売会を開くことになりました。
特売会はどう決まった?準備期間はどれくらい?
きっかけは、2023年夏頃に別のお客さんが数年ぶりに自社商品の特売会を行い、旧モデルなどを特価で販売したところ、かなり繁盛したことでした。
その様子を見て、「過剰在庫品や旧モデルを扱っているこのクライアントでもできる」と思い、担当者に「特売会、すごかったですよ!」と伝えました。
ただ、先方も最初は「自分たちがやって大丈夫なのか?」という不安をずっと持っていたようです。
先行事例がうまくいったからといって、同じように成功するとは限りませんし、スタートアップで資金が潤沢にあるわけでもありません。僕が同じ立場でも相当悩んだと思います(むしろビビってやらなかったかも…😅)。
それでも色々考えた結果、最初に連絡してから約1ヶ月後に開催が決定。そこからさらに1ヶ月、突貫工事のような忙しさで会場・備品・集客を一気に手配しました。
ここで1つ言いたいのは、日系企業はあれこれ理由をつけて「やらない」を選びがちだということです。
限られた資金でも色々試している会社がある一方で、毎年何億円も売り上げる企業が、数十万円の施策を「やらない」と決断する場面をよく見ます。「まずはやってみなはれ」の精神が希薄になっているのかもしれません。
会場はどう選んだ?費用はいくら?

特売会を開くうえで、場所はとても重要です。今回は開催まで3〜4週間しかなかったこともあり、過去に特売会が成功した場所と同じ会場を選びました。
- 会場:台北市松山區光復北路11巷33號
- 会場費:2日間で7万元(約33万円)
- 広さ:それなりに十分なスペースあり
他の場所も視察はしましたが、過去に成功した会場でやるのが最も成功確率が高いと判断しました。もっと時間があれば別の選択肢もあったと思いますが、今回は「とりあえず開催できた」こと自体が大きな収穫でした。
台湾のイベント会場で気をつけたい「保証金」の罠

会場費よりも驚いたのが、保証金の存在です。
7万元の会場費とは別に、なぜか保証金として20万元を前払いする必要がありました。会場費の3倍近い保証金です。
しかも、この保証金まわりで台湾あるあるのトラブルが発生しました。流れはこうです。
- イベント終了後、運営会社からチェック(小切手)で保証金が返される
- 撤収後に返金を要求したら「床の一部が以前より汚い」と言われ、翌日わざわざスタッフを派遣して床を拭く羽目に(ちょっとしたイチャモン)
- ようやく20万元のチェックを受け取って銀行へ行くと、「印鑑がないと換金できない」と言われる
最終的に換金はできましたが、何かとストレスのかかる経験でした。台湾でイベント会場を借りるときは、会場費とは別に高額な保証金が必要になること、そして返金時にひと悶着あり得ることを前提に資金とスケジュールを組むのが安全です。
7万元の家賃に対して20万元の保証金って…何ですか…苦笑
備品・アルバイトの手配はどうした?
振り返ると意外に大変だったのが、備品の手配でした。
今回は偶然、うちのスタッフに以前イベントを運営した経験があり、備品を貸してくれる会社を知っていたので助かりました。
彼女のおかげで、当日の決済機材・商品棚・テーブルなどを一通り設置できました。
ただし注意点として、台湾の備品レンタルは数週間単位の貸し出しが基本でした。今回の特売会は3日で終わったため、その意味では少し割に合わなかったとも言えます。
一方、当日のアルバイトは意外なほど簡単に見つかりました。台湾でアルバイトを探すのは難しいと勝手に思い込んでいましたが、求人サイトがあり、手配のハードルは想像以上に低かったです。
集客は何が一番効いた?
今回の集客は、デジタル広告とビラ配りの2本立てで行いました。
結論から言うと、一番効果があったのはビラ配りでした。
僕はイベント2日目に、近所の市場で2〜3時間ビラを配ったのですが、その後ビラを持って来場した人が結構いたそうです。実際に市場で配っていると、多くの人が興味を示してくれました。

ここから言える教訓はシンプルです。
- 知名度がある企業:デジタル広告だけでも問題ないかもしれない
- 知名度が低い企業:ビラ配りのような地道な方法のほうが効く
次回は、会場付近の銀行・スーパー・郵便局など、近所の人が集まる場所で、もっと戦略的にビラ配りをしたいと考えています。
ちなみにビラ配りに関する検証は以下の動画をご覧ください!(興味があれば…😅)
次回は、特売会付近の銀行、スーパー、郵便局など近所の人が集まる場所で徹底的にビラ配りをしたいと思っています。
まとめ:台湾オフライン特売会で学んだこと
- 台湾はオンラインの定期購入が根付きにくく、オフライン販売が起爆剤になり得る
- 会場は「過去に成功した場所」を選ぶと成功確率が上がる
- 会場費(2日で7万元)とは別に、高額な保証金(20万元)が必要。返金トラブルも想定しておく
- 備品レンタルは週単位が基本。短期開催だと割高になりやすい
- 集客は、認知度の低いブランドほどビラ配りが効く
- アルバイトは求人サイトで手配しやすい。正社員採用は難しい
「とりあえずやってみる」ことで見えるものは本当に多いです。台湾でオフライン施策に興味がある方は、いつでもご相談ください。
台湾でオフライン特売会の会場費はいくらかかりますか?
今回のケースでは、台北の会場で2日間7万元(約33万円)でした。これに加えて保証金20万元の前払いが必要でした。会場や時期によって変動します。
会場費以外にかかる費用は何ですか?
保証金(今回は20万元)、備品レンタル費、アルバイト人件費、集客費(デジタル広告・ビラ印刷)などがかかります。特に保証金は会場費を上回ることがあるため、資金計画に必ず入れておくべきです。
集客は何が一番効果的でしたか?
認知度の低いブランドの場合、ビラ配りが最も効果的でした。市場など近所の人が集まる場所で直接配ると、ビラを持って来場する人が一定数いました。知名度のある企業はデジタル広告中心でも機能します。
準備期間はどれくらい必要ですか?
今回は開催を決めてから約1ヶ月で実施しました。短期でも開催は可能ですが、会場・備品・集客を同時並行で進める必要があり、かなり忙しくなります。
台湾でイベント用のアルバイトは見つかりやすいですか?
求人サイトを使えば、想像以上に簡単に手配できました。一方で正社員の採用は日本同様に難しいです。
台湾ではオンラインとオフライン、どちらが売れますか?
ブランドによりますが、認知度が十分でない場合、同じ商品でもオフラインのほうが売れるケースがあります。台湾はオンラインの定期購入が根付きにくいため、オフラインが有効な選択肢になります。
会場費以外にかかる費用は何ですか?
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