【台湾起業/経営日記】2026年8月を振り返る:バズと社内合宿と緊急事態

【台湾起業/経営日記】2026年8月を振り返る:バズと社内合宿と緊急事態

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤です。

今日は、台湾経営日記ということで、2026年8月に起きた出来事を書きたいと思います。

実は、applemint は8月が期末で、9月から新たな一年です。2026年9月はいよいよ10年目に突入するので、2026年に何があったかって話はまた別のブログでしようと思います。

それではどーぞ!

台湾本音ラジオが突然バズった

台湾のフルーツ1200

今年の5月か6月頃から、「台湾本音ラジオ」というポッドキャストを始めました。

始めてから2〜3か月ぐらい経っていて、Xや僕個人のInstagramなどで「こういうのやっています」と告知していたのですが、正直なところ、なかなかリスナーは伸びませんでした。

ただ、ポッドキャストを始める前から一つ考えていたことがあります。それが「音声だけで広げるのは難しい」ということです。

というのも実はこのポッドキャストを始める前に、実は僕一人で毎日台湾ビジネスに関するポッドキャストをしていて、全然広がりませんでした。

その後前回の反省を踏まえ、『プロ目線のPodcastのつくり方』を読んで、自分なりに研究した上で今回臨んでます✌️

前回の反省点は、トピックと広げ方で、特に後者に関しては、今はTikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsなど、とにかくショート動画が強い。

だからポッドキャストをやるなら、最初から動画を撮って、その一部をショート動画にして露出を増やす必要があると思っていました。

実はポッドキャストを始めようとしたとき、台湾人の司会者の方にも声をかけていました。その方は編集もできるということだったのですが、話を聞いてみると動画編集と音声編集は別料金とのことでした。

僕自身動画編集が出来るので、「動画を編集したあと、その音声をそのまま書き出せばいいん!なんで別料金?」と思ったのですが、両方お願いすると結構な金額を提示されました。

いきなりそこまでのコストをかけるのは難しいと思い、結局お願いするのをやめました。

動画はマストです。だから動画を撮ること自体は譲れない条件でした。
しかも正面から1台で撮るだけではありません。

横長のYouTube動画だけならそれでもいいのですが、ショート動画にすることを考えると、それぞれの話者を縦に切り抜ける素材が必要です。

そこで、話者をそれぞれ撮影するカメラ2台と、全体を撮る正面カメラ1台の合計3台で撮影することにしました。

問題は編集です。

僕はPremiere Proを使って自分で編集しているのですが、3カメラの素材を扱って長編動画を編集するだけでもそれなりに時間がかかります。

6月頃はポッドキャスト本編を編集するだけで精一杯で、ショート動画まで手が回りませんでした。

AIでショート動画を作ってみた

short 作った

状況が変わったのが7月です。

そもそもショート動画は、新しく何かを撮影する必要はありません。

すでに編集した長編動画があるので、「どこを切り抜くか」さえ決めればいい。さらに3台のカメラもすでに同期しているので、話している人に合わせてカメラを切り替えれば成立します。

「これだったらAIでできるんじゃないか?」

そう思って調べてみると、やっぱりできるようになっていました。

Premiere ProとAIをMCPで連携させれば、AI側から動画編集の作業を動かせます。
細かい説明は省きますが、AIと動画編集ソフトをつないで、編集作業の一部をAIにやらせるようなイメージです。

実際に試してみると、思っていた以上にちゃんとしたものができました。

そこで7月の最終週ぐらいから実験を始めました。まず日本語のショート動画をTikTokに出してみました。
次にYouTube Shortsにも出してました。

その後同じ動画に繁体字中国語の字幕を付けて、僕が持っている中国語のYouTubeチャンネルにも出してました。
投稿する時間なども変えながら、いろいろ試しました。

そんな中、applemintのInstagramに一本投稿したところ、突然3万回ぐらい再生されました。

これは結構驚きました。
というのも、applemintのInstagramは、それまで決して強いアカウントではなかったからです。

以前インターン生に経験として作ってもらった動画を複数アップしていましたが、再生回数はそれほど伸びていませんでした。

ところがポッドキャストの切り抜きを一本出したら数万回再生された。その次は3,000〜4,000回ぐらい。「まあ、悪くないな」と思っていたら、その次がまた数万回。

そこで一つ仮説を持ちました。

「僕らは日本語で話しているけれど、繁体字中国語の字幕を付けたら、台湾人に需要があるんじゃないか?」

そこから繁体字のタイトルや字幕を付けていろいろ実験していったところ、ついに10万回以上再生された動画が2本出ました。

image 10

そこから明らかにアカウントの動きが変わり、アルゴリズムに乗り始めたような感覚がありました。

これが2026年8月に起きた「バズ」です。

社内合宿もやりました

もう一つ、8月のお盆の週の金曜日には社内合宿も行いました。

社内合宿について一点注意点があります。

やるなら土曜日は絶対に避けた方がいいということです。
会社側からすると「平日の仕事を止めずに土曜日にやろう」と考えたくなるのですが、社員側からすれば休日を会社のイベントに使うことになります。

会社にとって有意義な時間であるなら、それは業務時間の中でやるべきだと思っています。

普段の仕事では、どうしても目の前の案件やクライアント対応が中心になります。だからこそ、あえて通常業務から離れて、会社やチームについて考える時間を作ることには意味があります。

ただ、2026年8月の僕にとっては、社内合宿以上に考えさせられたことがありました。

そして、結構な緊急事態です

最近、クライアントからこんな話を聞くことが増えています。

「デザインはAIを使って自分たちでやります」
「動画編集費用って、ちょっと高くないですか?」

これは僕らのようなデジタルマーケティング会社にとって、かなり大きな変化です。

ただ、僕はこれに抗ってもしょうがないと思っています。

革新的な技術が出てきて、今まで外注していた仕事を自分たちでできるようになるのであれば、「今まで通り外注してください」と言い続ける方が無理があります。

むしろ僕ら自身がAIを徹底的に使わなければいけない。

今後は、どこの代理店にお願いしても一定水準のアウトプットが出てくる時代になると思っています。もちろん業界ごとの知見は残ります。

例えば僕らは不動産関係のクライアントが比較的多いのですが、不動産の集客はAIに聞けば簡単にできるほど単純ではありません。セミナー集客一つとっても、実際に運用した人でないと分からない落とし穴があります。

そういう経験値はまだ差別化になります。

でも、その差も少しずつ小さくなっていくと思っています。

だからapplemintとしても、AI顧問のようなサービスを含めて、提供できる領域を広げていかなければいけません。

広告運用やレポーティングでもAIをもっと使い、例えば人間が作ったものをAIにダブルチェックさせたり、ミスを探させたりする。
AIによって奪われる仕事を心配するのではなく、自分たちがAIを使って今まで以上の価値を出す側に回らないといけないと思っています。

それでも最近、クライアントと話していると「これ、そのうち自分たちでやりそうだな」という空気を感じることがあります。

そうなると、僕らもいよいよやばい。

だから8月に入って、僕自身もかなり本格的に営業を再開しました。

AIによって仕事がなくなるのを待つのではなく、AIによって仕事の形が変わることを前提に、自分たちのサービスも営業方法も変えていく。

ポッドキャストのバズも、AIを使ってショート動画を量産できるようになったから起きました。一方で、僕らが危機感を持っているのもAIが原因です。

同じAIが、僕らにチャンスをくれて、同時に僕らの既存事業を脅かしている。

そう考えると、2026年8月は結構象徴的な1か月だったのかもしれません。

「AIが来たらどうしよう」と考えている時間は、もうないんだと思います。

使って、試して、失敗して、仕事の形を変える。

そんな危機感をかなり強く持った、2026年8月でした。

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Leo Sato 佐藤峻

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