台湾料理に一番合う「日本の醤油」をAIに聞いたら、合ってるけど間違ってた件😁

台湾料理に一番合う「日本の醤油」をAIに聞いたら、合ってるけど間違ってた件😁

みなさんこんにちは、applemint代表の佐藤です👋

最近applemintでは、ちょっと変わった実験をしています😮

「台湾人に一番合う日本の醤油って、結局どんな醤油なんだろう?」って実験です。

別に今すぐ醤油を売ろうとしているわけではありません。
商品化するかどうかもまだ全然決まっていません。

ただ、もし台湾の料理にすごく合う日本の醤油が見つかって、それを商品化できたら面白いなとは思って実験を始めました。

それで、AI に相談したんですよ。手始めに、「ピータン豆腐に一番合う日本の醤油って、どれ?」って聞きました。

そしたら、AI から返ってきた答えが「合ってるけど、合ってない」んですよね🤭
読めば僕が言っている意味がわかります。

それではlet’s go!

先に結論:AI で理詰め、現場で検証

今回の結論を先に書くと、

台湾料理に合いそうな日本の醤油は、AIに歴史や食文化を聞いてある程度仮説を立てられるけど本当に台湾の人にとって魅力的かどうかは、最後は食べてみないとわからない

ってことです。当たり前すぎますかね😅

さっさと次に進みます🫡

台湾人に合う日本の醤油を探しています

職人醤油 1

今回の実験では、以前イベント等を通じて知り合った醤油専門店職人醤油さんにご協力を頂き、まずは「台湾だったらこういう醤油がいいんじゃないか」と代表者さんに予測していただいた醤油を10本ほど送ってもらいました。

せっかくなので、まずは台湾料理と合わせてみようと思い、昨日そのうち3本ぐらいを家に持って帰りました。

最初に試したのが、ピータン豆腐 x 日本の醤油の組み合わせです。

ピータン豆腐を食べたことがない人には少しイメージしづらいかもしれませんが、台湾でピータン豆腐を頼むと、ちょっとドロっとした濃厚な醤油がかかってます。

日本でいう、溜まり醤油に少し近い感じです。ただし少し甘め。

ピータン自体が甘いわけではありませんが、ピータンの濃厚な味(人によっては臭いという..😅)と絹豆腐、それに濃くて少し甘い醤油が絡むと、これが結構絶妙です。
僕は好きです。

むしろ貧乏時代に食べすぎて今食べたくないぐらい…😱

台湾の人にとって、こういう濃厚な醤油はかなり馴染みがあります。

そこで僕は、

「じゃあ日本の溜まり醤油って、ピータン豆腐にめちゃくちゃ合うんじゃない?」

ってシンプルに思ったわけです。

AI に聞いたら、AI も同じ意見でした。

そもそも台湾人はなぜたまり醤油好きなのかを調べてみた

醤油集め1312

ただ、ここで一つ疑問が出てきました。

そもそも、なぜ台湾ではこういう濃厚なドロっとした醤油が馴染むんだろう?と。

ちょうど手元に10種類の醤油があったので、それぞれ写真を撮ってAIにアップロードして、

「この醤油のルーツや、どういう背景で生まれたのか教えて」と聞いてみました。これが結構面白かったんです。

例えば、たまり醤油。

AIで調べていくと、まず溜まり醤油は全国生産の2%ほどしかなく、しかも生産されているのが、愛知や岐阜、三重に集中してます。

じゃーなんでこの地域に集中しているかと言うと、この辺の地域(東海地方)は夏になると高温多湿になり、冬は結構寒いんですね(酷暑厳寒)。

こういう環境は米麹・麦麹の味噌は腐りやすいです。
その結果、酷暑厳寒に耐える豆味噌が選ばれ、その豆味噌を仕込む過程で桶底に溜まった液体がたまり醤油になりました。

なので溜まり醤油は大豆主体で小麦をほとんど使いません。

これを知った時、
「あれ、これって冬寒い以外は台湾と結構似てない?」と思いました。

台湾も高温多湿で、醤油は基本的に大豆(黑豆)オンリーです。道理で台湾人に溜まり醤油が合うわけです。

ちなみに台湾人のルーツは、原住民のほか、閩南人と呼ばれる福建省南部の泉州・漳州出身の人々、客家人と呼ばれる広東省東部の梅州・恵州などにルーツを持つ人々、そして外省人と呼ばれる中国各地にルーツを持つ人々などで構成されています。

福建省の南部は冬は日本ほど寒くありませんが、台湾と同じく高温多湿です。

もちろん福建と東海地方の醤油文化をそのまま同じものとして扱うことはできません。

ただ、「気候や食文化が調味料の発達に影響する」と考えると、台湾で濃厚な醤油が好まれていることと、日本のたまり醤油には何か相性の良さがあるんじゃないかって思いましたね。

ところが、実際に食べてみると…

ここまで考えると、台湾では濃厚でドロドロとした食感の醤油に馴染みがあるから、日本のたまり醤油もピータン豆腐にも合うって超合理的じゃないですか?

さすがAI!じゃあ、たまり醤油で決まりじゃん!、と思って、その日の夜にピータン豆腐をわざわざ買って試したら….

確かにうまい。普通に合います。
ただ、食べた瞬間に僕が思ったのは、

「これだったら台湾の醤油でよくない?」でした😅

溜まり醤油とピータン豆腐は、ロジックとしては合っているんです。

ローカルの人がピータン豆腐に使用する台湾の醬油(醬油膏)と溜まり醤油の唯一の違いは、甘さが足りないって事ぐらいです。

けど台湾の醤油に近づけすぎると、日本の醤油をわざわざ使う意味が薄くなるんですよね…👊

だから言葉を選ばずに言うと、つまらないんです😱😱
台湾に寄せすぎると、サプライズがないんです。

だから、いざ販売したらこれは失敗すると思います。わざわざ高い金出して買う必要ないですからね。

これは実際に食べてみるまで気づきませんでした。

AIで仮説を立てて、最後は現場で試す

今回の実験をしていて改めて思ったのは、AIは仮説を作るのにめちゃくちゃ便利だということです。

10本の醤油を見ながら、それぞれのルーツを調べて、台湾の気候や食文化と照らし合わせて、

「この醤油が台湾人に合う可能性が高いんじゃないか」

って考えるのはめっちゃ得意だと思います。
けれどそのAIの答えに対して自分がどう思うかってのはまた別問題です。

今回もロジックだけで考えたら、溜まり醤油はかなり正解に近かったと思います。

でも食べたら、

「おいしいけど、台湾の醤油でよくない?」って新しい問題が出てきました。

そして次の疑問が生まれます。

じゃー台湾人にとってサプライズ感があって、尚且つ台湾料理(ピータン豆腐)に合う醤油はどれか?

これまた AI に聞いて試してみるのもいいでしょう。

AI の正解は正解かもしれないけど、必ずしも正解じゃないっていう哲学的な事を思った瞬間でした。

まとめ:台湾に合わせることと、台湾にないものを出すこと

台湾向けの商品を考える時、僕らはどうしても「台湾人の好みに合わせよう」と考えます。

もちろん、それ自体は間違っていません。ただ、合わせすぎると、

「それ、台湾の商品でよくない?」となってるケースは結構あると思ってます。

今回の醤油の実験もまさにそうでした😅

AIを使って、日本の商品の歴史や気候から台湾人に合う商品の仮説を立てても、「これで売れる!」とはならないってことは分かりましたね。

ただ、AIがヒントをくれることは間違いなくて、理科の実験のように、その都度出てきた結果をAIにフィードバックして、また新たな仮説を立てて検証する。

この繰り返しがいいんだろうなーと思っています。AIでロジカルに考えて、最後は現場で試す。

台湾に一番合う日本の醤油が何なのか、まだ答えは出ていません。

ただ、この答えが出ていない状態が、今のところ一番面白かったりします✌️

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Leo Sato 佐藤峻

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