「話せる」と「話ができる」は全然違う。ポッドキャストがバズって改めて思ったこと

「話せる」と「話ができる」は全然違う。ポッドキャストがバズって改めて思ったこと

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤です🖐️

最近、僕と台湾在住9年くらいのこうさんという女性の方と一緒に「台湾本音ラジオ」というPodcastをやっています。

Podcast自体もそうなんですが、最近特に伸びているのが、そこから切り抜いたショート動画です。

ありがたいことに台湾で結構見てもらえるようになって、直近1ヶ月の合計再生回数は400万回くらいになりました。

そうすると最近、

「私もPodcastで話してみたいです」
「僕も出てみたいです」

みたいなことを言っていただく機会が増えました。もちろん、そう言ってもらえるのはありがたいです。

ただ、その一方で僕が思うことがあります。「話すのって、そんなに簡単じゃないよ」ということです✌️

なぜ男女2人でPodcastを始めたのか

佐藤1312

そもそも僕がPodcastを始めるとき、最初に考えたことの一つが「誰と話すか」でした。

Podcastって、1人でやるパターンは少数です。
1人で音声を配信しても、その人がよっぽど有名なインフルエンサーだったり、話を聞きたいと思われる経営者やアントレプレナーだったりしない限り、なかなか聞いてもらえないと思っています。

だから最初から「2人 or 複数人でやろう」と思っていました。そして2人でやるのであれば、同じような人が2人いてもリスナーは面白くないと考えました。

違う視点を持った人同士が話した方がいい。

そこで僕は「男女」という組み合わせをかなり意識しました。

僕とは違う角度から台湾を見ている人と話した方が、話に広がりが出ると思ったからです。

こうさんとPodcastをやっている理由

こうさん

では、なぜこうさんだったのか。

理由はいくつかありますが、一つ大きいのは、ちゃんと本音で話してくれる人なのと、彼女は彼女で僕の本音を受け止めてくれる人だからです。

僕が何か言ったときに、「うーん、それはちょっと違うと思います」と普通に言ってくれる。

逆に僕がこうさんの意見に対して「僕はそう思わない」と言うこともあります。お互いそれを受け止められる。

これって、実は結構重要なんです思っています。Podcastは「自分が何を話すか or 何を話したいか」だけでは成り立ちません。

相手の話を聞いて、相手が何を言おうとしているのか理解して、そこから質問したり、違う視点を出したりする必要があります。

僕自身、これまでYouTubeでかなり対談動画を撮ってきました。

その経験もあって、少なくとも「相手の話を聞いて、引き出す」ということはかなり意識しています。

そしてこうさんも僕の話をちゃんと聞いてくれる。

だから会話になるんです。

「話したい人」を呼べば面白くなるわけではない

例えば、ここにゲストを1人呼んだとします。

その人が、

「私はこれについて話したい」
「次はこれについて話したい」
「あとこれも話したい」

と、自分の話ばかりしていたらどうでしょう。

それはもう、僕らがやっているPodcastとは別物だと思っています。

もちろん、その人がものすごく有名で、「その人の話を1時間聞きたい」という番組なら成立します。

でも、それだったら極端な話、その人が自分でPodcastをやればいいわけです。

僕らのPodcastは、僕が話して、こうさんが違う角度から意見を言って、そこから僕がまた反応する。

その往復があるから成立しています。だから、
「Podcastで話してみたいです」と言われて、「いいですね!じゃあ出てください!」
とは、なかなかならないんです。

「話せる」と「話ができる」は違う

ここは今回、一番伝えたいところかもしれません。

人間なので、基本的には誰でも話すことはできます。

でも、「話せること」と「人に聞いてもらえるように話ができること」は全然違います。

例えば、お笑い芸人さん。

話すことを仕事にしている人たちの会話を、注意深く聞いてみてください。
話の組み立て方がうまいのはもちろんですが、

「えっと…」
「あの…」
「なんか…」

みたいなフィラーもかなり意識してます。使う言葉も選んでいます。

もしかしたらテレビで見る芸人さんはバカに見えるかもしれませんが、みんな瞬時に適切な言葉やリアクションが出来るとても頭の回転の早い人達です。

何をどの順番で話すかも考えています。

当然ですよね。彼らはプロなので、死ぬほど訓練(練習)してきています。何度も人前で話して、失敗して、改善して、それを繰り返している。だからあれだけ自然に話せるわけです。

「普段しゃべっているから、Podcastでもしゃべれる」なんて思わない方が良くて、ちゃんと引き出す相手と受け止める双方のコミュニケーションがあって成り立っています。

Podcastでは「何を話すか」以上にトーンが重要

もう一つ、Podcastをやっていて改めて感じるのが「トーン」の重要性です。

コミュニケーションでは、言葉の内容だけでなく、声のトーンや表情、ジェスチャーなどの非言語情報も、相手が受ける印象に影響します。

特にPodcastでは、映像がなければ表情やボディランゲージが見えません。残るのは、ほぼ「声」です。

だから、

どこを強く言うのか。
どこで間を取るのか。
どこで声を上げるのか。
どこで少し落とすのか。

こういうものが思っている以上に重要です。

以前、ある人から「Podcastに興味があります」と言われたことがあります。ただ、その方と普段話していると、話し方のトーンがかなりフラットでした。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。フラットな話し方は、冷静で落ち着いて聞こえるというメリットがあります。

一方で、音声コンテンツでは「熱量がない」と受け取られる可能性もあります。

内容が面白くても、ずっと同じトーンで話していたら、リスナーが途中で離れてしまうこともある。

Podcastの場合、「何を言っているか」だけではなく、「どう言っているか」もコンテンツの一部なんです。

誰でも「話す」ことはできます。

でも、誰かに「聞いてもらえるように話す」ことは、意外と難しい。

Podcastを始めて、そして最近たくさんの人に聞いてもらえるようになって、改めてそんなことを感じています。

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Leo Sato 佐藤峻

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