「またその話か…」
僕の知り合いに、会うたびに新しいお金の儲け方や新規ビジネスについて話す人がいる。
断っておくが、僕はこのブログを通じて、カッコつけて読者の皆さんに「お金を稼ぐのは好きじゃないです」と言うつもりは微塵もない。
新しいビジネスモデルやカラクリの話を聞くのは、結構好きだ。
僕が言いたいのは、「お金儲け」が主語になる話には、なんか惹かれないというだけだ。
例えば、僕がサッカーチームのオーナーになりたいとする。
どうすれば既存事業とサッカー事業がシナジーを持ち、マネタイズにつながるのか?何をしないといけないのか?みたいなことを考えるのは、割とワクワクする。
けれどこれが、「サッカーチームオーナーになって儲けまくるぞー」みたいな話になるとちょっと違う(サッカーチームのオーナーは儲かる気がしないが…😅)
もしかしたら、僕自身がうまくお金儲けできないから、うまくできる人に対して嫉妬しているだけかもしれない。
「佐藤さんはもっと物欲を持った方がいい」と言われたことがあるが、物欲は持てと言われて持てるものでもない気がしている…😅
今日は、僕の事業のマネタイズに対する考えを書きたい。
Contents
他の人はどう思うかわからないけど

広告代理業は、いずれAIによってかなり縮小すると思う。
アメリカでは、広告代理店を介さずに内製化し、自社でプロモーションの知識を蓄積しながらコストを削減している企業が増えている。
AIがこれだけ発達しているのだから、その流れは理解できる。ましてやアメリカ企業はゴリゴリの合理主義で、社員をクビにしやすいから、AI を使った方がコストを削減できるなら真っ先にするだろう。
僕でも同じ判断をすると思う。
僕自身、広告代理業に固執しているわけではない。ただ、ありがたいことに、デジタル x 台湾 x applemint という掛け算に対して、ニーズがあるようなので、僕のできる範囲でサービスを提供していきたいと思っている。
ただ、僕ら applemint は何か形のあるものを売っているわけではないし、人によっては怪しい仕事だと思われることもある。
知り合いに仕事は何をしているのか聞かれ、「デジタルマーケティング」って言っても誰も理解できない時は、「IT会社」とかって言ってる。
それでも、自分なりの正義感を持って仕事をしているつもりだ。
起業したきっかけにも小さな正義が存在した。
当時台湾では、広告の成果が悪くなっても現実を直視せず、それらしい説明ばかりを繰り返し、最後には広告予算の増額を求める代理店が数多くいた。
その当時は、今ほどデジタルに詳しくない人が台湾には多かったから、”インプレッション” とかって外来語を使うと、お客さんは広告代理店がそれっぽいことをしていると思い、次の月も翌月も広告予算を出した。
その状況に嫌気が差した。
これだけAI が身近になった今でも、ある日系企業が現地の広告代理店に毎月30万元の広告費を無駄に払っていた。
残念ながら成果が出ず、僕の知人に相談し、その縁で僕らを紹介してもらった。
僕らはヒアリングを行い、必要な成果から逆算して予算を試算したところ、どう考えても10万元あれば彼らが求めている成果を出せると判断し、結果的に本当に10万元で向こうの満足のいく結果が出た。
クライアントはコストを削減でき、成果も出た。理想的な形だと思う。
紹介してくれた方が、「紹介すると佐藤さんが忙しくなるから、本当は佐藤さんを紹介したくなかったんですよね…」とこぼしてくれたのは嬉しかった。
僕らの仕事を信頼してくれているからこその言葉だと思う。
売上やマネタイズは、結果を出した/価値を提供した結果だ。
ただ最近は会社のメンバーに対して「売上」の話をする機会が増え、自分でも少し嫌になることがある。
でも、結果を出すには一定数の人材が必要だし、みんなにボーナスも出したい。僕は必要な売上を逆算してみんなに話しているだけだ。
ただ、スタッフのみんながポカーンとなっているのは、わかっている😅
この辺は僕のマネージメントが未熟なところだ。
正直僕は自分が本当はいくら受け取っているのかもよく分かっていない。
給与の他に、会社オーナーなので配当もあるし、その辺いちいち計算してない。
確定申告の時期に少し収入を意識するぐらいで、本当に今の銀行残高も正確には把握していない。
最近来たある問い合わせ

最近あるお問い合わせが来た。簡単に言うと、あるアーティストさんの台湾におけるプロモーションを手伝って欲しいという内容だった。
僕らは実は現在イベント関連の会社さんとお仕事をしているし、過去に紗倉まなさんをご招待した性教育のイベントをしたこともある。
その際に、所謂芸能事務所の方々とお話をしたから、彼らがどういう予算感や考えで動いているかは理解している。
だから今回お問い合わせをいただいたとき、「うちの会社として受けるのは難しいだろうな」と思った。
ただ、アーティストの方は個人的に応援したかったので、空いた時間を使って個人でお手伝いすることにした。
相手が嫌な人でなければ、報酬も正直そこまで気にしていない。
僕にとっては、こういうのは半分ボランティアみたいなものだ。
これを読んで、「なんでうちだけ正規料金なんだ!」と思う人もいるかもしれない。
でも、僕が応援したいと思える分野で、理念にも共感できるなら、自分の時間が許す限り喜んでボランティアとして手伝いたいと思っている。
台湾で起業して、もうすぐ10年になる。不思議なことに、毎年一人ずつくらい社員が増えてきた。
もっと真剣にお金を追いかけて、上手にマネタイズしなければと思う一方で、どこか格好をつけてしまい、お金と正面から向き合えていない自分にも、少しもどかしさを感じている。
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