こんにちは、applemintの佐藤です。台湾向けのアパレル業界に興味がある皆さん、2026年の台湾アパレル市場が今どんな局面に入っているか、ご存知でしょうか?
人口2,300万人の台湾市場は、これまで「進出すれば伸びる」マーケットと言われてきましたが、2026年に入って状況は大きく変わりつつあります。
実は経済部統計處のデータによると、2025年の台湾零售業は10年ぶりにマイナス成長(-0.2%)に転じ、服飾零售単体ではさらに厳しい数字となりました。
一方で、ECチャネルだけを切り取ると過去2番目に高い伸びを見せており、「リアルは縮小、デジタルは拡大」という二極化が一気に進んでいます。
そこで今回は、台湾アパレル業界の最新現状と、2026年に進出するなら絶対に押さえておきたいマーケティング対策を、現地から弊社の視点で解説していきたいと思います!
Contents
現地が伝える台湾アパレル業界の最新現状
まずは数字で台湾アパレル市場を俯瞰してみましょう。
- 市場規模:2024年時点で約96億米ドル(約1兆4,400億円)、2029年までCAGR2.06%で緩やかに拡大見込み(Mordor Intelligence)
- EC化率:2025年に19.3%超まで上昇(日本の約3倍の水準)
- ネット販売浸透率:2025年は13.9%と歴史的にも2番目に高い数値を記録(未來流通研究所)
- 2025年服飾零售:実店舗中心では前年比約-2.3%とマイナス、一方ネット販売は綜合零售・服飾専賣ともに大幅成長
- 2026年1-2月:零售産業景気は「白燈(収縮)」を初めて点灯、13業種中11業種が消費収縮を示す
ここから読み取れることはシンプルで、「リアル店舗だけで戦う時代は完全に終わった」「デジタルチャネルを軸に組み立てた企業だけが伸びている」ということです。
実際弊社のクライアントでも、2025年〜2026年にかけてSNS広告とライブコマースに振り切った企業のほうが、確実に売上を伸ばしています。

そして最近はアパレル業界を含めEC市場がすごい勢いで成長しています!2022年コロナが落ち着いても衰えることなく、前年度比で25%の成長と大躍進しました。(下図右端、『2022年服飾專賣』を参照)

台湾人に人気のアパレルブランドとは?
台湾人はどんなアパレルブランドが好きか気になりませんか?こちらが特に若い女性に人気のプチプラブランドBEST5です!

全都千元以下!2021最新15款台灣平價服飾品牌推薦,好穿又舒適、小資族必備款式!
十大千元級包包品牌推薦(小資女嚴選)
平價又好穿!台灣女鞋品牌推薦top10,網購MIT女鞋再賺現金回饋
この中でも注目度が高いNET、CHARLES & KEITH TW、D+AFについて簡単に紹介します!
NET(衣類・雑貨)
まずはプチプラ衣服ランキングでは一位に選ばれることも多いNET。台湾のZARAやH&Mと呼ばれ、台湾に140店舗以上を持つ一大ブランドです。高校生〜ご年配の方まで幅広く利用され、1000円〜5000円くらいの価格帯です。
CHARLES & KEITH TW(バッグ)
注目のプチプラバッグランキングtop10に入ったCHARLES & KEITH。シンガポール発のブランドで「小CK」の愛称で親しまれています。おしゃれなのに手頃な値段と使い勝手のよさで学生から若いOLまで人気上昇中です。
D+AF(靴)
D+AFは女性が選ぶプチプラ靴ランキングで常にtop10入りする台湾発ブランド。全てMade in 台湾のため品質やデザインに定評があります。日本にも越境ECで進出しています。
台湾人のアパレルグッズの探し方

台湾人がアパレルグッズを探す方法は2つあります。台湾の女の子に直接貴重な意見を聞いたので参考になれば幸いです。
その1. Instagram/TikTok
台湾人がアパレルグッズを探す場合、多くの若者はInstagramを利用します。
「穿搭(着こなし)」と検索するとファッションリーダーのInstagramがたくさん出るので、自分の好みの着こなしをする人をチェックするそうです(台湾人の同僚談)。
上記に加え、2023年はTikTokも来ると考えています。詳しい内容は最後に述べたいと思います。
参考:8位必追蹤的穿搭IG,跟著仙女們穿,讓你從醜小鴨變天鵝!
その2. 百貨店(デパート)
もう一つは百貨店での購入です。洋服や靴は実際に試して自分に合うかチェックしたい人も多く、百貨店のセールの時期を狙ってアパレルグッズを買うそうです。
以前applemintで働いてたとてもおしゃれなappleという女の子が、どんなブランドが好きでどのように洋服を探すかを大公開したブログがあります。台湾人の生の声もぜひチェックしてみてください!
台湾向け越境ECは関税リスクに注意!

台湾進出の時に考えるのが越境ECの利用ですが、落とし穴もあります。
台湾では関税規制が強化され、免税は2000元以下の品物に限る(しかも半年で6回まで)というルールができました。
しかも2022年7月からは、品物が台湾についてから、購入者がアプリで7日間以内に税関に申告しないと、即日本に送り返されるルールが追加されました…?
このハードルをクリアするには、少し面倒ですが現地法人を立てて人を雇い、出荷を現地でハンドリングすることを弊社ではお勧めしています。
関税の問題も含め、越境で台湾進出する場合のリスクに関しては、以下の記事をご覧ください!
台湾アパレル進出で成功したいならやるべき対策
最後にアパレルで台湾進出する場合に即効性が高いマーケティング手法をお伝えします。弊社の実例も紹介していますので是非チェックしてください。
その1. Facebook/インスタ広告
台湾ではFacebookの利用率が9割、インスタの利用率が8割とかなり高いのが特徴です。そこでまずはFacebookとインスタに広告を出せるFacebook広告は必須です。
オンライン購入を目的とするクライアントの場合、複数写真や動画を組み合わせた広告形式(カルーセル広告やコレクション広告)や、15秒程度のショート動画を使った動画広告で成果が出ています。
以下はコレクション広告の事例:
その2. Google P-MAX(ローカル)
実店舗がある方に特にお勧めしたいのが、GoogleのP-MAX広告です。
P-MAX広告は、検索、ショッピング、バナー、動画、マップまで、すべての媒体にAIが自動で判断して広告を出してくれる最新メニューです。
特に店舗集客を目的に設定すると、洋服や靴に興味がある人が検索した際に、優先的に表示してくれるオプションがあります。
P-MAX広告の事例:
弊社のクライアントがP-MAXを試したところ、従来の1.5〜2倍の集客効果がありました。以下の記事に成果を載せていますので、ぜひ併せてチェックして下さい。
その3. SNSショート動画の活用
上記の他、2023年絶対にやるべきはショート動画です。台湾では2022年、ショート動画投稿数が前年度比10倍になるなど一気に成長しています。
ショート動画のメリットには、利用者が伸びてること以外にも、Facebook、インスタ、Youtube、TikTok、いずれにも使いまわせる点があります。
中でも、特に台湾進出企業が注目すべきはTikTokです。台湾のTikTokユーザーは2023年に530万人を突破(前年比+120万人)して大幅に成長しました。
2023年4月現在では、台湾向けTikTokに着手してる日系アパレル企業はほとんど見ないので、ぜひいち早く運用を開始することをお勧めします!
いかがでしたか?applemintでは、台湾現地で越境ECから実店舗ビジネスまで幅広い業界の台湾進出をサポートしてきました。
現地最新情報の提供はもちろん、最新ツールを活かした確実なノウハウで、皆様の台湾進出を全力サポートします!
もし本気でアパレル業界の台湾進出を成功させたいとお考えの企業の方は、ぜひapplemintまでお問い合わせください!
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