【2026年版】日系企業が台湾で成功するためのSNS活用法

【2026年版】日系企業が台湾で成功するためのSNS活用法

こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!

今日は、日系企業が台湾でSNSを活用する方法についてお話ししたいと思います。

台湾にいる日系企業の皆さんからお話を伺うと、「よくわからないけど、みんなやっているからうちもSNSを始めた」「SNSはしているけどイイねが全然来ない」といった声を今でもよく聞きます。

そこでこのブログでは、まず2026年の台湾のSNS市場の現状に触れ、次に台湾におけるSNSの活用法をお話しし、最後に成功事例・失敗事例を紹介したいと思います。

結論ファースト:この記事の要点(3行まとめ)

  • 台湾のSNS利用者は約1,810万人(人口の78.4%)。LINE・Facebook・YouTubeが「生活インフラ」、その上でショート動画とThreadsが伸びているのが2026年の構図です(出典:DataReportal Digital 2026: Taiwan)。
  • 台湾で勝つ鍵は結局「動画」と「スピード」。台湾人が最も時間を使うのはYouTubeとTikTokで、写真投稿だけの運用はもう通用しません。
  • 2026年最大のトピックはThreads(脆)の定着。台湾はThreadsの世界的エンゲージメント大国で、日系企業も「情報発信・採用」の場として無視できなくなっています。

2026年現在の台湾のSNS利用状況

まずは2026年の台湾のSNS市場全体を数字で押さえておきましょう。

DataReportal「Digital 2026: Taiwan」(2025年10月時点のデータ)によると、

  • 台湾の人口:約2,310万人
  • インターネット利用者:約2,230万人(普及率96.7%)
  • SNS利用者(アカウントベース):約1,810万人(人口の78.4%)
  • モバイル回線契約数:約2,940万件(人口の127%)

要するに、台湾ではネットにつながっている人がほぼ全員で、その約8割がSNSを使っている、という成熟しきった市場です。だからこそ「なんとなく始める」では埋もれてしまうんですね。

以下では、台湾で使用率が高いSNSを、日系企業が押さえるべき順にご紹介します。

参考までに、2026年時点の台湾の主要SNS利用率(インターネット利用者に占める割合)はおおよそ次の通りです(出典:LIFE PEPPER/DataReportalベースの2026年集計)。

台湾デジタル2026

Facebook:まだまだ現役、ただし「投稿の場」ではなくなった

日本ではオワコンと呼ばれている Facebook も台湾では、未だに多くの方が利用しています✌️

DataReportalによれば、2025年末時点でFacebookの台湾ユーザーは約1,730万人、広告リーチは人口の74.9%にのぼります。

前年の水準(2025年版で84.6%)と比べると少しずつ下がってきてはいますが、それでも「30代以上」「ネットで買い物をする層」に直接リーチするなら、Facebook“広告”は今でも外せません。

ここで押さえておきたいのは、台湾人のFacebookの使い方が変わったという点です。もともと台湾の人はFacebookで自分から投稿するというより、日本人がXを見る感覚で「閲覧メイン」に使っていました。

そのポジションを、後述するThreadsが一気に奪い始めているのが2026年の状況です。

つまりFacebookは「広告を届けるプラットフォーム」としては現役だけど、「自分から発信して盛り上がる場」としては役割を終えつつある、というのが僕の見立てです。

Threads(脆):2026年最大の主役

Threads勢い

2026年の台湾SNSを語るうえで、Threads(台湾では「脆」=cuiと呼ばれます)を外すことはできません。

数字がとにかくすごいんです。

Threadsは2026年初頭に全世界で月間アクティブユーザー4.5億人を超えましたが、そのなかで台湾は世界のThreadsトラフィックの約21%を占める、世界一のエンゲージメント大国だと報告されています(出典:QSearch「2026 Threads 統計」)。人口2,300万人の台湾が、です😮😮

※注意点として、Metaは国別のThreads実ユーザー数を公式には公表していません。台湾のアクティブユーザー数は第三者推計で「約350万人」といった数字が引用されますが、一部で出回る「台湾に9,000万アカウント」といった数字は分身アカウントを含む誇張なので、鵜呑みにしないようにしましょう(出典:台湾ファクトチェックセンターの検証)。

DataReportalの広告データでは、18歳以上の台湾人の33.5%がThreadsを利用しています。

台湾人のThreadsの使い方を見ていると、日本人と同じで「情報収集」を目的にしている印象です。applemintのスタッフの中にも、Threadsで見かけた「心理学を応用したECの話」を共有してくれる子がいます。

また、Threadsは人材募集とも相性が良いようで、「〇〇を開催します!〇〇人募集します!」「現在人材募集中です!興味がある方はご連絡ください!」といった投稿をよく見かけます。

実際、僕も元スタッフにThreadsで求人投稿をお願いし(紹介インセンティブ付きで)、2〜3名の応募がありました(残念ながらご縁がありませんでしたが😅)。

Threadsの運用を代行する広告代理店もすでに存在していて、所謂”自然なステマ投稿”を彼らはお手伝いしています👊

僕たちも実は某企業の Threads運用はサポートしていますが、ステマをする予定はありません😌

代わりに、ブランド認知がそれなりにある企業が、消費者とコミュニケーションを取ることに Threads を使う事が最適解な気がしています。

ただ、注意しないと炎上リスクもあるので、アパレルや中小企業を除いて、多くの日系企業は Threads 運用に踏み込めていない印象です。

ちなみに、以下有料記事ですが、某日系アパレル企業がつい最近(2026年5月に)、Threads でバズったのをきっかけに、台湾でのポップアップストアで成功をおさめ、日本の本店でも集客に成功したお話です:

台湾で日系アパレルが突如大バズした理由を分析する (2026年5月)

Instagram:使用率は頭打ち、それでも外せない

インスタ

DataReportalによると、2026年時点で台湾のInstagramユーザーは約1,220万人、18歳以上の60.4%が利用しています。

利用率としてはほぼ天井に届いた印象で、前年(68.3%)比では横ばい〜微減という感じです。ただ、10〜20代の若年層では依然として中心的なプラットフォームです。

2026年現在、いわゆる「インスタグラマー」に投稿をお願いする場合は、リール動画+ストーリー投稿の組み合わせが一般的です。
ただ正直に言うと、個人的にはインフルエンサー投稿単体の影響力は以前より限定的になってきている気がします。

台湾のインフルエンサー/KOLの相場や最新動向は、以下のブログで詳細に書いてます:

以下は少し古いですが、台湾で9年近くインフルエンサーやインスタの動向を見てきた僕が作成した動画です。皆さんの参考になれば幸いです。

LINE・TikTok・X・その他

次に、LINEとその他のSNSについてです。

LINEは利用率90.2%と依然トップですが、もはや電気やガスに近い「生活インフラ」の存在で、SNSというよりコミュニケーション基盤という位置づけです。

とはいえ、LINE内の動画共有「LINE VOOM」では視聴回数がそこそこ伸びているという報告もちらほら耳にします。ビジネス活用では、台湾のCRM・LINE公式アカウント運用を含めた設計が効いてきます。

続いてTikTok。DataReportalによると台湾の18歳以上のTikTokユーザーは約867万人で、成人の43.7%にリーチしています。

全体の利用率(37.5%)は決して高くないものの、16〜25歳では利用率が70%を超えるとも言われ、若年層への影響力は突出しています。台湾では「TikTokは見ない」と言う人も多いのですが、データを見る限りそれは建前で、実際にはしっかり使われています。

ちなみに、うちの元スタッフでは現在台湾で割と有名なインフルエンサー黑木太太もバズったきっかけはTikTok だったそうです。

X(旧Twitter)は成人の29.1%が利用と、台湾では比較的マイナーです。ここ数年は横ばい〜微減で、これは明らかにThreadsに“ゆるいテキスト発信”の需要を奪われているからだと考えられます。

さらに、台湾人が最も長い時間を費やすSNSはYouTubeとTikTokです。両者の優れたアルゴリズムがユーザーの滞在時間を伸ばし、可処分時間をどんどん奪っている、と言えるでしょう。

最近の若い台湾人は中国大陸の文化やツールの影響も受けていて、小紅書(RED/中国版インスタ)を使う人も一定数います。この「大陸カルチャーの浸透」も、2026年の台湾SNSを読むうえでの隠れたポイントです。

重要なのは動画とスピード

動画スピード

ここからは、台湾におけるSNS活用のポイントをお話しします。結論から言うと、大事なのは「動画(特にショート動画)」と「スピード」の2つです。

台湾向けにSNSを運用している日系企業を見ていると、一部は本当にもったいないことをしていると感じます。具体的には、投稿内容投稿スピードの2点です。

まず投稿内容。ショート動画が主流の時代に、いまだにショート動画に取り組まず、写真投稿だけを繰り返している企業があります。写真には写真の良さがありますが、写真だけでフォロワーやアテンション(注目)を集められる時代ではありません。

繰り返しになりますが、台湾人が最も時間を使うSNSがYouTubeとTikTokである以上、ショート動画・動画を軸にしたSNSマーケティングは台湾では不可欠です。

スピード!スピード!スピード!

もうひとつがスピードです。台湾向けにマーケティングをする日系企業を見ていると、企画や動画の確認に手こずってスピードが失われるケースが本当に多いです。

たとえば、ある企業では30秒のショート動画の制作に1ヶ月もかかった事例がありました。僕たちとしてはトレンドを捉えて早く公開したいのに、確認に時間がかかり修正回数も多いため、結果的にトレンドから数週間〜1ヶ月遅れで公開されてしまう…ということが起きがちです。

「VUCA」と呼ばれる不確実な現代では、まず出してみることが何より求められている気がします。

ちなみに、私は現在自分のYouTube (ポッドキャスト動画) をショート動画化しており、AI を使って全て編集しています。

AI時代はアウトプットがより簡単かつ高速になるからこそ、本当に大事なのは、人に会って話を聞いたり、新しいものを見て回ったりするインプットになっています。

若い人が流行を作る事を念頭にする

若者

エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』という面白い本にSNS活用のヒントがいろいろ書かれているのですが、その中に「流行は若い人が作る」という一節があります。これは本当にその通りだと思います。

日本も台湾も20代が全人口に占める割合は高くありません。それでも20代が積極的にシェアすることで、いわゆる「バズ」が起きるケースは多々あります。そして、その若い人たちが夢中なのがショート動画とThreadsなんですね。

以上をまとめると、2026年の台湾SNSトレンドはこう言えます。

  1. 若い世代が拡散し、それが上の世代に広がっていく。だからショート動画は必須。特に大事なのは「スピード感」。
  2. Threads(脆)を情報収集目的で使うユーザーが急増し、すでに定着した。
  3. YouTube・TikTokなどショート動画中心のプラットフォームで、台湾人は長時間滞在している。

成功と失敗事例

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最後に、成功事例と失敗事例を紹介します。

成功事例:素人風ショート動画でEC購入が急増

ある寝具メーカーのクライアント様は、素人風のショート動画を活用して、ECサイト上で非常に多くのコンバージョン(購入)を達成しました。動画投稿者が自宅でテンポよく寝具を紹介し、「なぜこの寝具が良いのか」を約40秒でスッキリまとめた内容です。PR動画ではあるのに過剰な宣伝感がなく、テンポが良いので思わず最後まで見てしまう仕上がりでした。

特に効いたのは「素人感」だと思います。今の視聴者は一瞬で「これ広告だ」と見抜くので、リアルさを出す工夫がショート動画では効果的なんです。

失敗事例:40秒に詰め込みすぎて開始7秒で半数離脱

一方、あるコスメブランドのショート動画では、成分紹介や使い方など「伝えたいこと」が多すぎて40秒にぎゅうぎゅうに詰め込んでしまった結果、開始7秒で半数以上が離脱、最初の1秒で8割がスキップという厳しいデータが出ました。

ショート動画は一筋縄ではいきません。あれもこれも伝えたい気持ちをぐっと抑えることが成功のカギだと、改めて痛感しました…😅

applemintの事例:SNS運用が採用と問い合わせを生む

SNS運用を内製化すると、どうしても優先順位が下がって皆やらなくなりがちです。これは自分たちのSNS運用でもつくづく感じるポイントで、目の前のマネタイズを優先すると、SNSは後回しになってしまうんですよね(余計な仕事に感じてしまうこともありますし😅)。

僕は今、自分でYouTubeチャンネルを運営していますが、忙しいとどうしても動画制作の優先度が下がります。それでも続けているのは、成功体験があるからです。

どうしても目の前のマネタイズ(ビジネス)を優先すると、SNSの活用が後回しになりがちですよね…

BtoCの場合:意外と効くのが「採用」。applemintが台湾現地スタッフの採用をお手伝いしている某企業では、SNS動画を通じて応募率が上がりました。

面接で「なぜ応募したのか?」と聞くと、「SNSの動画を見て会社の雰囲気が良さそうだった」と答える方が多いんです。

BtoBの場合:一番インパクトがあるのが「問い合わせ(リード)」

applemintはSEO・コンテンツマーケティングを通じて毎月数万の流入があり、YouTube視聴からお問い合わせをいただくことも珍しくありません。最近お手伝いを始めた某クライアントは、なんと僕のMV動画を見て依頼を決めてくれました😂

ということで、この記事を読んだ方は、まずは動画を戦略的に投稿してみることから始めてみませんか?

「自社だけでは難しそう…」という場合は、台湾デジタル広告運用からウェブサイト・LP制作まで一気通貫で対応するapplemintに、いつでもお問い合わせください!

という事で、これを見た方はまずは動画を戦略的に投稿してみることから始めてみませんか?

難しければ、いつでも applemint までお問い合わせください!

2026年時点で、台湾でいちばん使われているSNSは何ですか?

A. 利用率で見るとLINE(約90%)がトップで、Facebook(約82%)、YouTube(約77%)が続きます。ただし「発信して盛り上がる場」としてはThreadsとショート動画(TikTok・リール)が主役になりつつあります(出典:DataReportal Digital 2026: Taiwan)。

Threads(脆)は日系企業も本当にやるべきですか?

A. 情報発信や採用が目的なら「やる価値あり」です。台湾は世界一のThreadsエンゲージメント国で、テキスト+短い会話で拡散が起きやすい環境です。まずは自社アカウントで軽く発信してみて、反応を見ながら判断するのがおすすめです。

台湾ではFacebook広告はもう効果がないのですか?

A. いいえ。「投稿の場」としては下火でも、広告プラットフォームとしては現役です。台湾人口の約75%にリーチでき、特に30代以上の購買層に強いので、Facebook“広告”は今でも有効です。

台湾のTikTokは若年層以外にも効きますか?

A. 全体利用率は37.5%ですが、16〜25歳では70%超と若年層で非常に強いのが特徴です。ターゲットが若い商材なら必須、そうでなければYouTube・リールと組み合わせて優先度を判断しましょう。

ショート動画を作りたいのですが、社内にノウハウがありません。どうすれば?

A. まずは「素人感」と「スピード」を意識した短い動画から試すのがおすすめです。企画・撮影・広告二次利用まで含めた設計は、applemintのお問い合わせフォームからご相談ください。台湾の最新事例をふまえてご提案します。

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Leo Sato 佐藤峻

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